へ行こう!
伊予丘へ | |||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪ | |||||||||||||||
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①渋滞解消の拡幅工事で快適になった、
国道56号線の米湊交差点。
案内は右折ばっかりだけど、伊予丘は左折します。
②大谷池に向かってまっすぐな道。
道の両脇には、ため池がたくさんあります。
伊予市の平野は昔から旱魃の被害が多発したところです。
前山山地の山裾にはいまでも無数のため池が、
豊かな実りをもたらしています。
左を見ると伊予丘の森があります。
まるで盛り上がった緑色の泡のようです。
③左へくぃっと折り返します。
目印は角に立つ「←伊予岡古墳」。
④突き当たりが伊予岡八幡神社の山門です。
右に駐車スペースがあります。
伊予丘は“伊予市八景”のひとつです。
右に伊予岡古墳の解説があります。
史跡 伊豫岡古墳 愛媛県指定文化財 |
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一 |
伊予岡古墳は八幡社殿の周囲に散在する古墳群であってその広大さにおいて県下でも数少ない典型的な古墳である。 |
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一 |
由来伝説 |
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古墳配置図及びその寸法 |
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1 |
前方後円墳 全長約36メートル 前方長さ12メートル 幅9.9メートル 後円高さ3メートル 直径18メートル 古くより月陵と呼ばれる。 |
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2 |
前方後円墳 全長27メートル 前方長さ9.9メートル 幅9メートル 後円周囲60メートル 高さ3メートル |
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3 |
円墳周囲60メートル 高さ3メートル |
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4 |
円墳周囲54メートル 高さ3メートル |
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5 |
前方後円墳? 全長16.7メートル 高さ3メートル 封土厚さ75センチ 石槨内長さ3メートル 幅上部78センチ 石槨の周囲は経3センチより15センチ位の扁平な円石を使って築造し天井石は角閃安山岩の柱状節理で、自然石を使用している。 |
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6 |
東西16.7メートル 南北18メートル 高さ3メートル 周囲4.6メートル |
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7 |
周囲46メートル 高さ3メートル |
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8 |
発掘半壊せられてその跡に社殿を建てている。 |
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9 |
全壊跡なし |
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10 |
円墳 石鎚神社と刻んでいる碑文や神社境内にも石槨石を使用しているものがある。 |
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昭和23年10月28日指定 愛媛県教育委員会 |
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神社の楼門は、嘉永2年(1849)に再建。
椿さん(椿神社)の楼門のモデルになりました。
にかっと笑う二頭の馬は楼門の中にいました。
アップで撮ったら、ちょっと…(^_^;)
こちらの狛犬も楼門の中に飾られていました。
古そうな雰囲気です。
そのほかにも、座像もありました。
57段の石段を登ったら-
⑤伊予岡八幡神社の拝殿、左右に境内末社が鎮座しています。
伊予丘の周囲が田園地帯なので、とっても静かです。
狛犬コレクション、阿-
吽。
伊予岡八幡神社 叢の植物 |
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昔の |
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一木一草大切にしましょう |
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伊豫市教育委員会 |
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二礼二拍手一拝。
拝殿左の杜にある末社の裏が古墳群です。
愛媛県指定文化財 記念物(史跡) |
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伊予岡古墳 |
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伊予岡古墳は伊豫岡八幡神社境内に分布する大小10基からなる古墳群であり、県下でも数少ない曲型的な古墳群である。 |
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昭和23年10月28日 指定 愛媛県教育委員会 |
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伊豫岡八幡神社の社叢の植物 |
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この社叢は古墳群造営に伴う二次林であるが、この地方の昔の沖積平野や洪積台地は一帯にここに見られるような多様な自然植生であったと考えられる。 |
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一木一草大切にしましょう 火気に注意しましょう |
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伊予市教育委員会 |
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龍神社という小祠の脇を抜けて林の中に入ると-
⑥木木の根元がいくつも凸っています。
これ、ひとつひとつが墳丘です。
休日などは近所の子供たちの遊び場になっています。
枝が合掌造りに組まれてました。
松山市埋蔵文化財センター裏の岩子山山中で、
同じようものを見かけました。
センターの出前考古学教室が行われた跡かも。
足元は落ち葉でふかふかです。
古墳は腐葉土でも守られています。
一番奥にあって一番大きい、
“月陵(つきのみささぎ)”と呼ばれる前方後円墳の上です。
直径は25m…、だそうですけど、墳丘はみんな繋がってるので、
25mより大きくも小さくも見えます。
頂上はビニール紐で区切った跡がありました。
ゴミも転がってるけど。
よくよく考えると、
古墳の上を自由に歩けるところは珍しかったりします。
小さな祠が祀られてる墳丘もあります。
それにしても、とっても豊かな森です。
伊予丘の外には木がまるでないから、
木にとってもここはオアシスです。
⑤境内へ戻った後、裏(北側)へ下ってみました。
こっちにも石段があります。
⑦鳥居をくぐると-
畑にでました。
ここに繋がる大きな道は無いみたいです。
右の土手沿いに付いた踏み跡をたどりました。
アザミをアップで。
葉っぱのトゲトゲはズボンの布を楽楽突き抜けるので、
登山道では出会いたくないお花です。
⑧農道と出会ったところで-
土手を斜めに上がれる道、発見。
廻りにいっぱい咲いてる黄色い花を-
アップで。
伊予丘に隣接するため池、八幡池です。
水面が周囲よりかなり高いため池の水は、
谷上山を源とする稲川の水を溜めています。
土手の上をちょっと歩けば-
⑨角に排水路があって、その手前の草むらに-
「松本」四等三角点があります。
⑩伊予市の前山山地を眺めながら、
土手の上をずっと歩いて神社の前まで帰りました。
写真左は谷上山、右端は明神山。
⑪楼門直前に宮司さんのお墓がありました。
「奥津城!? 城!?」
伊予丘にお城があったのかと思って撮影しましたけど、
奥津城は“おくつき”と読む、神道式の墓のことでした。
ひとりごと | ||
伊予丘は谷上山の展望台から見ると、平野のまっただ中に取り残されたホクロか小島みたいに見えます。 古墳は、本殿の裏から出土した須恵器を元に、6世紀頃にできたと推測されています。 八幡神社を訪れた時、先に石段を登って行かれた老夫婦が、拝殿に上がり、神拝詞だか祝詞だかを捧げておられました。 |
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