石鎚山へ行こう!
面河から
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面河乗越へ
距離 約2.2km
標高差 約300m
徒歩
下記写真の場所
水場
危険・注意

愛大小屋から再スタート。
小屋の左を抜けてゆくと-

かなり高い所にかかる木道へ。
高所恐怖症なので左に寄って歩いてしまいます。



谷を抜けると西ノ冠岳(1894m)が登場。
この先歩く笹原も視界に。
遠く、先行する登山者の背中もちらほら。

西ノ冠岳をアップで。
石鎚山に登るだけで疲れてたんじゃ、
いつまで経っても西ノ冠岳には立てません(反省)。

谷の上部を見上げて。
笹原までしばらく、落石注意です。

振り返り、谷を見下ろして。



笹原まで小さな谷が連続しています。
路面には雨に洗われた岩がごろごろと顔を出してたりします。
安全そうな大きさでも浮いてたりするので、
岩の上を踏む時は気をつけましょう。



立木が少なくなってきました。
夏なら直射日光で大変そうなエリア。
当日は(運悪く)曇ってきたため、体温調節もばっちりでした。
一歩毎に石鎚山も一歩近づいてくるよう。

山頂の左肩、面河乗越のちょっと右辺りに大きな崩落が見られます。
あれはいつ崩れたんでしょう、まるで疵痕みたい。
逆に、石鎚山頂から面河ルートを見ると、
笹原に崩落した場所を目にすることができます。
それが-

ここです。
20mくらいでしょうか、崩れてます。
土もぼろぼろとすぐ崩れて危険です。

ロープのおかげで安全に横切れます。
ロープのたるみの分、中間で膨らみます。
外(谷側)へ振られないよう、気をつけましょう。

その後も、ロープに頼る場面が連続。
下さえ見なけりゃ、見た目ほど怖くないです。



笹原へ出ました。
シコクシラベの森まで見晴らし抜群。
山頂から登山者らの声が風に乗って届いたりします。
雨水が登山道を洗い流れるせいで、U字溝風にえぐれてたり、
岩が露出していたり、意外とスムーズに歩けなかったりします。



標高1700m付近で水場に遭遇。
西ノ冠岳のちょうど真下くらいで美味でした。

この水がこの谷をどんどん下ると、
御来光の滝になり、面河川になります。
写真奥は愛媛・高知県境の山並みです。
面河山も見下ろす高さになりました。



2mくらい、岩を登ります。
石に黄色く矢印のペイント。

この辺りから見る山頂はまるで難攻不落の砦。
戦国ものに出てきそう。

山頂から右へ目を転じると、ニョキっと突き出す大砲岩。

笹原が拡がる広大なエリアをトラバース。

ずーっと下までササの海。
じぃーっと見てると風が見えてきます。

振り返って、西ノ冠岳から1866m峰にかけての山並みを。



いよいよシコクシラベの森。

針葉樹林帯へ足を踏み入れます。

森に入ってすぐ、水場があります。

木の樋からしたたる清水を汲んで-

石鎚山に乾杯っ

再び、石段が待ってます。
森の中、ジグザグ高度を稼ぎます。



森の切れ目。
振り返ると、二ノ森(1929m)と鞍瀬ノ頭(1889m)が、
やっとお出ましです。

目指す山頂が曇ってきてしまいました。
午後、雲が出やすいのが石鎚山。



また森に入ると、間もなく、二ノ森分岐。
二ノ森は左へ、山頂は直進。

久しぶりの道標も。
「頂上へ 350m
登山口へ 6130m」

二ノ森方向は一応、こんな感じ。

登山道によく立ってる解説板の前を通過。
解説板には、石鎚山についてのミニ知識が書かれてます。
固有の動植物とか地形に関してとか。
面河ルートには面河渓とここにしか立ってないけど。



面河乗越です。
乗越=峠みたいなものです。
尾根を越えて東斜面・西条側へ。
西条側はガスっていました。

遠くに西条、新居浜の街並み。
写真右の道筋は成就社からの登山道です。

もう少し右へ目をやると、瓶ヶ森。
石鎚から見ると羽を広げたようにとても大きく見えます。



山の陰で湿った道を行くと、頭上に迂回路。

少し登って、成就・土小屋からの登山道と合流です。

ひとりごと

もう昼を過ぎ、疲れもあって、ちょこちょこ、休憩しまくってました、この区間。
追いつかれ、追い抜いかれた登山者の背中がどんどんと小さくなってきます。
遠くまでよーく見えるだけに、自分のペースが落ちてるのももろ分かり。
自分をいくら叱咤激励してみたところで足に力が戻るわけもなく…。
休憩しては進み、休憩しては進みを繰り返す…。
なんか、スイッチ入れ直したらちょっとだけ元気になる切れかけの乾電池みたい。
とほほ。

シコクシラベの森からはまた石段登りが復活で、堪えました。
実際、このエリアではスタートからもう4時間越えてます。
頭の中では、下山のコースタイムも気になってます。
頂上山荘に泊まれたなら、もっと気楽に歩けたのに…。
いや、帰りは土小屋に出て、土日休日だけ上がってくるバスに乗って面河に降りても楽かな?
成就社も面河に帰るよりは近いかな…。
シコクシラベの森から見上げる山頂はまだ全然高く見えました。
まだあんだけ登るのかと思うと、気が遠くなるのでした。

ササ原は見晴らしよく、すがすがしい。
体力あったら走り回りたいくらい気持ちのいい場所でした。
石鎚山に登る度、この笹原を横切ってる道を歩いてみたいなーって、いつも思ってました。
そしてやっと念願叶いました。
「人が思うことは必ず叶う」といいます。
思い続けることが大切です。
「挑み続ける者だけが、頂きに立つ」です。
シコクシラベの森に湧く冷たくて美味しい水でつかの間生き返り、再び、歩き始めました。
小さな一歩を積み重ねた者だけがあの頂に立てるのだと。
なんて、まるっきりオーバーなんですけど、あの時の僕は大変だったのでした。

追い抜いていった登山者らはさすがにこのルートを選択しただけあって、みな達者。
僕が一番、ダメダメでした。
とほほ。

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