面河から
登山口へ | |||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫ | |||||||||||||||||||||||||
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①面河・石鎚の裏玄関、関門に立つ大鳥居からスタート。
石鎚山の標高と同じ1982年を記念して建てられました。
県道は面河観光センターの角で右に曲がり、石鎚スカイラインへ向かいますが、
今回目指す面河渓は直進、「歓迎 面河渓」のアーチをくぐります。
②くぐってすぐの場所に「面河」バス停とバスの車庫。
道の正面にあるのが-
面河山岳博物館です。
石鎚山系の動植物、鉱物、自然がテーマの博物館。
定期的に公開されてる“博物館ニュース”もおすすめ。
立ち並んだ新旧の看板たちは一応、同じことを書いてあるんだけど、
見較べると個性があって面白いです。
「今日は面河渓が目的なの」って方は、
博物館の駐車場から始まる遊歩道がおすすめです。
面河と云えば亀腹や五色河原って人が多いです。
この関門から空船橋は、春はツツジ、秋は紅葉と、
幽境の渓谷美を楽しめます。
③車は手掘りチックな狭いトンネルを三つ連続してくぐります。
「不思議の国のアリス」のウサギのトンネルみたいな、
違う世界への入口みたい。
④トンネルの先の「通天橋」を渡ります。
V字谷を通して土小屋ルートにある鶴ノ子ノ頭がちらり。
⑤面河と云えばここってくらい紹介される「五色河原」に到着しました。
道路と川の高低差もなくなり、
エメラルドグリーンの綺麗な川面がすぐそこです。
河床の岩は不思議と白く、
碧い水の流れがゆるゆる流れています。
登山口は川に沿ってまっすぐ進んだ先にあります。
その前に、写真中央の「五色橋」で左岸に渡ると-
国民宿舎「面河」があります。
さすが国民宿舎、宿泊料金もリーズナブル。
石鎚登山、面河散策のベースに最適です。
⑥五色河原から川沿いに進むと「渓泉亭」と「面河茶屋」。
渓泉亭は昭和5年建築、洋館スタイルのホテルでした。
平成13年に宿泊部門が廃止され、いまは食堂だけの営業です。
左の巨大な岩壁は「亀腹」と呼ばれる面河を代表する絶景。
最高約110メートル、幅約200メートルのほぼ垂直の岩壁です。
川から5、6mくらいの高さに炭酸水が湧き出してるところがあって、
ハトが見つけたので「鳩の水」と呼ばれています。
炭酸水が湧き出るのは、石鎚が昔、火山だった証拠。
ハトはいまでも飲みに来るそうです、ぽっぽー。
車両が入れるのはここまで。
支度を調え、公衆トイレで用を済ませたら、登山開始です。
川沿いの遊歩道を歩き始めます。
⑦小さな「鶴ヶ背橋」を渡ります。
石鎚はまだまだ遠いのに、
綺麗な川に見とれて立ち止まってしまいます。
大まかな案内板でおおまかにコースを確認。
後ろは「面河山の家」という小屋。
⑧遊歩道脇の広場は「面河第一野営場」、キャンプ場です。
大人400円、子供200円、手続きは国民宿舎へお願いします。
昭和40年代頃まで、面河は石鎚山系登山縦走のベースでした。
このキャンプ場も昔からあるものです。
石鎚スカイライン開通で日帰り登山が普通になったいまは、
夏休みにテントが並ぶくらいです。
⑨左の分岐はパノラマ台への遊歩道。
そっちはまた今度、元気な時に行くとして、
登山口は道なりにまだまだ先です。
右の木立が途切れて「紅葉河原」が姿を現しました。
文字通り、面河渓は紅葉シーズンがおすすめ。
燃えるような紅葉と碧く清涼な面河川のコントラストが見事です。
⑩次の分岐は「面河第二野営場」との別れです。
左にカーブする石畳が遊歩道。
直進する砂利道はキャンプ場の入口です。
木立の中にある第二野営場は第一野営場より大きめです。
場内にはバイオトイレもあります。
ここまで来るとせせらぎや鳥のさえずりなど、
聞こえてくるのは自然の音だけ、とっても静かです。
⑪次に現れたのは「下熊渕」という滝つぼ。
おそるおそる、ダーク・エメラルドな渕をのぞき込み。
ちょっと見づらいかな。
もう少し歩くと「上熊渕」。
左の滝から段々に落ちた水が、
ここでもダーク・エメラルドな水たまりを形成しています。
下熊渕より少し小さいかな、でも、見事です。
…と、寄り道ばかりしているといつまでたっても着きません。
登山口は案外、遠いんですから。
寄り道は帰りにした方がいいかも。
⑫やっと登山口に到着です。
遊歩道はまだ虎が滝・虎が淵まで続いています。
登山者カードを入れるポストがあります。
ポストの横の石段から山スタート。
石鎚神社の鳥居がお出迎え。
ここから先は“神域”です。
ひとりごと | ||
面河渓はとっても綺麗なので、何度来ても飽きません。 面河渓が名勝として世に知られ始めたのは明治30年の末頃です。 さて、面河ルートは長距離で長いこと時間がかかります。 渓泉亭の駐車場から登山口まで、結構、歩きます。 当日はサポートタイツってのを初めてはいて行きました。 |
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