石鎚山へ行こう!
面河から
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愛大小屋へ
距離 約2.4km
標高差 約270m
国道・県道
徒歩
下記写真の場所
水場

休憩入れたら3時間はかかるでしょうか。
とにかく、まだまだ歩きます。

でも、斜度が緩やかなので助かります。
尾根に近く、道も一層明るいです。



木道、いくつ渡ったでしょう?
新しい木道もたくさん整備されてて、感謝です。

樹間から見えたのは土小屋登山口。
ここは標高1400m足らず。
向こうは1492(イヨノクニ)m。



もろ、天然のトンネル。
中腰でくぐり抜けます。

土小屋ルートの笹原を階段で登る辺り。



ササが増えてきました。
高度が増したので白い木肌のダケカンバも登場。

放っておけば背を覆いそうなササも刈られてます。
草刈り機背負って作業していただいた方に感謝。

土小屋の背後にそびえる岩黒山、筒上山も見えてきました。
アップにしてみると-

こちら、岩黒山(1746m)。
山頂部の笹原も見えてます。

こっちは筒上山(1859m)です。

道標に出会います。

「頂上へ 4000m
登山口へ 2880m」



面河山南尾根に乗りました。
西側の景色もちょこっとだけど見えます。

「山頂まで ← 4050m/2時間20分
登山口まで → 3100m/1時間05分」

鞍瀬ノ頭~五代ヶ森の稜線が見えてました。

斜めに撮ったわけじゃないです。
右下がりな道なだけです。
八千穂(八ヶ岳)の白樺林を思い出しました。



標高1500m付近。
道の左側に、崩れて白い地面が顔を出した所があります。
面河山(1525m)山頂のすぐ下です。
山頂への道は見当たりませんでした。



この角度だと石鎚山じゃないみたい。
写真右の尾根は東稜ルート。
左上に頂上小屋・頂上社の姿も。

アップにしてみました。
肉眼では登山者の姿も見えました。



尾根筋を気持ちよく歩いていたら-

足下に鉄板、発見。

面河発のバス時刻表。
残念ながら古くて時刻はあってません。

瓶ヶ森と西黒森にちらり、のぞき見されちゃいます。

白く綺麗なキノコがびっしり。



石鎚を右に見ながら、木道を歩きます。

立ち枯れした木に赤い葉のツタとキノコ。

今年かけ直したっぽい木道。



また木道。

またまた木道。

滑落注意の肩幅ほどの道を抜けたら、更に木道。

秋には秋の小さな花が咲いてます。

標高も1600m近くなると秋色が目に付きます。

白骨林も登場。



もういくつ、谷を横切ったかなぁ。
写真のような危険な所にはロープも設置してあります。
ロープをつかみ、安全にクリアすると、
一段下がった所に-

ホースの先から水があふれ出してました。
谷の上部から引いてきているのかな。
美味しかったです。
元気が戻った所で、歩き始めて間もなく-



どすんと石鎚山が見える場所に-

真新しい愛大小屋が建っていました。

下には有料のバイオトイレがあります。

小屋の向かいにはテントサイト。

「愛媛大学山岳会石鎚小屋」

入るとすぐ、だるまストーブがお出迎え。
冬も安心です。

奥は余裕で雑魚寝できる広さが確保されています。
畳は寝る時、好きに敷けちゃいます。

 愛媛大学山岳会 石鎚小屋(愛大小屋)は、元愛媛大学教授山内浩先生のご指導により、山岳部員の手によって、昭和27年に建築され、その後数度の増築・修理を繰り返し、半世紀の長きにわたり多くの登山愛好家に親しまれるとともに、学術調査・遭難救助活動の拠点として利用されて来ました。
しかしながら、老朽化には勝てず、平成16年の台風で倒壊して使用不可能となり、愛媛大学のご支援の元、愛媛大学山岳会創立50周年事業として平成18年5月に再建に着手し、平成18年10月に完成いたしました。
 建築にあたっては、各種団体・企業・個人の皆様方よりご寄付をいただき、また愛媛大学教職員・学生や登山愛好家の皆様方の長期にわたるお力添えにより完成することができました。
また使用木材は、すべて久万高原町よりご提供いただきました“久万銘木”を使用しています。
関係者の皆様方に厚く御礼を申し上げます。
 この小屋は、愛媛大学山岳会が所有し、今後運営管理を行いますが、皆様方の山小屋として幅広くご利用いただき、末長く大切にしていただきますようお願いいたします。

  平成18年10月

愛媛大学山岳会

ひとりごと

高度稼ぎが終わり、面河山の南北の尾根を山歩きするエリアです。
道中、ずっと右には石鎚山のお姿が見え隠れ。
でも、見とれてると、いつまで経っても着かないので、とっとと歩きます。
道は傾斜が楽な分、歩いても歩いても、愛大小屋になかなか着きません。
遠かったです。
途中の谷にかかる何本もの真新しい木道は愛大小屋が再建なった時などに整備されたものです。
危険そうな場所にはロープも設置してあって、僕みたいな、にわか登山家でも安心して歩き通すことができました。

平成16年に襲来した台風は、西条、新居浜で多数の死傷者を出す被害となりました。
数年経った今でも、台風の爪痕が土砂崩れなどの形で残っています。
面河ルートも例外なく、被災し、斜面崩落や木道の流出、落石、倒木と、しばし、歩けない状態になっていました。
愛大小屋もその折に倒壊しました。
けれど、愛媛大学山岳会が中心となって平成18年夏、小屋が再建されました。
登山道も有志らの手によって再び、歩けるようになりました。
小屋の再建費用はすべて募金によってまかなわれましたそうです。
愛大山岳会から350万円、一般からは1000万円を越える募金が集まったそうです。
さすが、百名山・石鎚ですね。

小屋に着いたらちょうどお昼。
ベンチに腰掛け、早速、おにぎりタイム。
コンビニのおにぎりはリュックの中でちょっと潰れてたけど、山で食べるとめっちゃ美味しかったぁ。

渓泉亭の駐車場を出たのが、8:45。
小屋に着いたのが、12:00。
随分歩いたけど、山頂はまだ谷の向こうなのでした。

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