淡路ヶ峠へ行こう!
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一番池~泉ヶ谷~鉄塔
距離 約300m
標高差 約50m
一般道
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
  

泉ヶ谷は淡路ヶ峠の南麓にあって、
一番、奥まったところにあります。
宝池の下の分岐を左折し、二車線の農道へ。

  

県道や国道に接続してるわけでもない、不思議な二車線農道です。
北端は溝辺団地の上で途切れています。
一番池の下の辻を右折し、小さな坂を上ります。



  

豊かな水をたたえる一番池、正しくは、片池一番池といいます。
対岸の尾根は宝ヶ峯の北尾根です。
大きな池なので、水鳥もたくさん住んでいて、
春はひな鳥たちの水泳教室が見られます。

池の上流にある屑鉄の集積所の土埃にちょっと興が冷めるところがありますが、
その先はまた静かで-



一番池よりだいぶ小振りな片池二番池があります。
土砂がだいぶ堆積していて、池と云うより、湿原っぽい、秋はススキの原になる池です。



  

写真の丁字路は倉谷山への登り口です。
左に曲がると巡視路に繋がっています。
泉ヶ谷はまっすぐ。



  

道が大きくS字にカーブする場所は、
宝ヶ峯の東の登山口(巡視路)です。
写真は登山口から撮影。

梅雨時以外、ちょろちょろしか流れてない小川に沿って更に谷の奥へ。



  

Y字に農道が分かれます。
左は山にどんどん分け入る鷹ノ子・芝ヶ峠方面です。
右が泉ヶ谷の農道です。

泉ヶ谷は宝ヶ峯の影で午後はすぐに日陰になります。
どことなく、空気もしっとりです。

貯水槽を過ぎたら-



  

またY字路。
ぱっと見、右に行く方が落ち葉もないので本道のような気がしますが、
行き止まりです。
左へ進んで下さい。

まだまだ、山を分け入ります。
想像以上に深い谷です。



なぜかコカコーラのロゴに包まれた赤い小屋。
赤い小屋、あかいこや、こーや、こーら、コーラ、bannza-i!



  

右カーブの外側、左に分かれる砂利道があります。

こっちは芝ヶ峠西麓への農道兼巡視路です。

角に巡視路の案内杭があります。

砂利道を行けば42番、5番鉄塔へ行けます。

舗装路通りに右に曲がりますが、
この農道はみかん畑で行き止まりになっています。
看板はこの先Uターンもできない旨のことが書かれています。
行き止まりにも車がUターンできる余地がホントに無いので、
車で進入しないようにして下さい。



  

車1台分幅の狭い車道をY字路から400m行くと、右に壊れかけの小屋があります。
ここが南から登れる泉ヶ谷の登山口・巡視路登り口です。

小屋の脇を登る小径があります。
その登り口に-

巡視路の杭。
「松山幹線45→」

年中、出没しては畑を荒らすイノシシですが、
罠を仕掛けられる期間が決まっていて、この張り紙は、
狩猟期間外に罠を仕掛けるのは違法と警告しています。

少し登れば目指す鉄塔が現れます。

あまり人が通らない道だけど、明瞭です。



  

左に折れると、大きくジグザグしながら、
少しずつ、鉄塔のある尾根へと登って行きます。



鉄の脚が現れたら-

松山幹線45番鉄塔に到着です。

  

ここは、繁多寺ルートの二番目に通過した鉄塔です。
以降のルートは繁多寺ルートと同じです。

ひとりごと

淡路ヶ峠を知り尽くしてる人しか通らないルートです。
僕も宝ヶ峯で偶然出会った方に教えてもらって初めて知りました。
淡路ヶ峠の西麓に変電所がある関係で、東へ東へと延びている送電線。
それを追いかけるように巡視路も山越え谷越え、作られています。
4つに分かれた送電線のうち、2本が淡路ヶ峠の南を通過しています。
泉ヶ谷の巡視路はその送電線をフォローするために、淡路ヶ峠の尾根から離脱したものです。
けれど、泉ヶ谷は奥まったところにあるため、利用者が極端にありません。
芝ヶ峠や鷹ノ子方面へ巡視路ハイキングする方だけが使っていると云っても過言ではありません。
宝ヶ峯で出会った方も、登山のトレーニングのために巡視路を巡っていて、鷹ノ子の方へ戻る時にたまに使うとのことでした。

泉ヶ谷の名前は明治の古地図にのみ登場する地名です。

右下、地図の折り目にかかっているせいで判読しづらいですが、“泉ヶ谷”と逆さに書かれています。
この地図では淡路ヶ峠は“淡路山”と書かれていたり、宝ヶ峯も鉾ノ尾山と書かれています。

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