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| 宝ヶ峯と倉谷山は現代の地図には載っていない、明治期の地図にのみ登場する、マイナーな山名です。 宝ヶ峯は陸軍が作製した松山市の地図に記載されています。 倉谷山は県知事が作製させた温泉郡地図にのみ登場します。 ※温泉郡地図で宝ヶ峯は鉾ノ尾山となっています。 一方、温泉郡地誌には、三本松峠、牟田峠などと、近接する淡路ヶ峠、芝ヶ峠のような命名がされています。 谷底には湯山・伊台方面と、鷹ノ子・平井方面を結ぶ道が通っており、峠越えの道があったなごりなのかもしれません。 ただし、現在の地図では無名峰扱いのため、地元の人も裏山とかみかん山くらいにしか呼んでいません。 松山市街から東方を眺めると、まるで衝立のように見える緑の壁が宝ヶ峯と倉谷山です。 随分と田畑も住宅地に変わった桑原・畑寺・溝辺地区に尾根を長く伸ばしています。 平野の際に立つ淡路ヶ峠からひとつふたつ、谷を挟んだ奥にあるため、とても静かです。 山林は日当たりのいい場所は果樹園に利用され、そのほかは大体が人工林で、標高が増すにつれシダがおう盛です。 南北に長い尾根には四電の送電線が二筋、縦断しています。 その保守用巡視路が登山道代わりに利用できて、宝ヶ峯と倉谷山へと縦走することができます。 麓の谷は昼でも薄暗いような狭い谷ですが、巡視路をたどり尾根に出れば道後平野を見おろすことができます。 淡路ヶ峠や芝ヶ峠方面まで足を伸ばすことも可能で、巡視路と谷にある農道を組み合わせれば様々なコース・バリエーションが楽しめます(道標はありませんけど)。 昼過ぎからでも充分、手軽に山歩が楽しめるのがこの界隈の魅力です。 倉谷山の東側の谷には松山市の斎場や横谷埋立てセンターがあり、松山東部環状線の延長となる、食場(湯山)と平井を結ぶ小野3号線の拡幅工事が進行中です(平成21年度完成予定)。 倉谷山と宝ヶ峯の間の谷にある農道は南へ抜けると芝ヶ峠を経て鷹ノ子に出ることができます。 ただし、分岐が多く、行き止まりや、特に鷹ノ子側は地元車以外通行禁止の看板が立っていたりします。 自然豊かな宝ヶ峯と倉谷山。 けれど、車道脇には不法投棄された家電や肥料袋、雑草に埋もれた不法投棄がとても目に付きます。 不法投棄防止の監視カメラが設置されていたりしますが、カメラに映らない場所ではゴミが増えたりと、残念な場所があるのが現状です。 |
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| →伊予鉄道 | ||||||||