淡路ヶ峠へ行こう!
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砂防ダム~ダム奥登山口~山頂
距離 約700m
標高差 約100m
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設

砂防ダムの奥へ向かいます。

砂防ダムが泣いてます(シミュラクラ現象)。

この川は畑寺谷川って云うんですね。

砂防ダムルートの入口を過ぎ-

砂防ダムの上に出て、奥へ進みます。
ダムの中はすっかり、雑草の原っぱになってしまってますね。



ダム奥の谷へ、農道を入ります。

「←駐車場」って道標が立ってました。



谷が開け、ミカン畑のある明るい場所へ。
ここが新しい「ダム奥ルート」の登山口です。

  

2007年当時は、右側に古い農機具小屋があったりしました。
谷の左(東)にある宝ヶ峯への登山口はそのままです。

 

登山口周辺は大きく様変わりしていました。
小屋があった辺りからざっくりと整地され、駐車場になっていました。
簡易トイレも設置され、淡路ヶ峠の新たな主たる登山口と云ってもいいほど、充実しています。

これだけ駐められれば充分でしょう。
淡路ヶ峠周辺は住宅街で狭い道路には余地もなく、
クルマで訪ねるには正直、不便でした。
いい登山口ができましたね。


「淡路ヶ峠へ 700m→」
登山口・登山道新設に伴い、看板もできてます。
手書きから活字へ、登山道の変遷を感じられます。
黄色い看板はまた独自なネーミング。

「淡路ヶ峠遊歩道整備管理協議会」が設置した、
新しい立て看板が2つ。

谷の奥、車道行き止まりにあるので、
登山者ぐらいしか利用しないと思いまが、
この辺りのお山はゴミの不法投棄が横行、
その点はちょっと心配かな。

また、登山道は四駆の軽トラぐらいなら
上れる道に実は整備してあります。
けれど、一般車両は進入しないように。
脱輪したら助けようがないし。

  


ヤブまみれだった小さな沢沿いのけもの道が、すっかり、立派な登山道になってます。

水はけを考慮した水切り(溝)も加工してありました。

沢を越して対岸へ。

路面には砂利が敷いてあります。



残り600m地点。

「峠へ 600m」 

カーブを曲がると直線状に登っていく道。



残り500m。

「峠へ 500m」



道が大きく右へ、左へ屈折して高度を稼ぐ場所へ。
でも、いま登ってきた道の延長でまっすぐ登れる昔の踏み跡も残っています。

 

 

昔の踏み跡には轍もありますが、
タイヤがはまったような溝もある急坂。

右に曲がり、新しく切り拓いた道へ。
クルマでも登れるよう、
緩い傾斜になるよう、重機で削ったようです。



左にターンする場所。

ここが狭く、普通車では曲がりきれない上、谷側の路肩は排土を盛っただけで-

崩落しやすい危険なカーブとなっています。

曲がって間もなく、中間地点。

「← まん中 350m →」



をまっすぐ上がってきた道と合流するところ。

ちょっと先に、残り300m 



残り200m。
くどいようですが、淡路ヶ峠の“峠”は“山”の意。
三坂峠などの“峠”とはちょっと趣が異なります。



稜線目前で、道は右にくぃっと向きを変え、山頂へと向かいます。

ちなみに、曲がらすに進むと繁多寺からの登山道と合流しますが、それは後ほど紹介します。

では、山頂へ向かいます。
山頂へ向かう道も下の同様、重機で切り拓かれたようです。



坂の途中で残り100m。

「峠へ 100m」

山頂間近になり、右側の木立が途切れ、東に連なる山並みが望めました。

お隣の宝ヶ峯、その向こうの倉谷山、奥道後の杉立山も見えました。

さぁ、残り50m。
左を見れば、繁多寺からの尾根道も見えてます。



淡路ヶ峠山頂に到着!
それも、東屋の真後ろにたどり着いたので、とてもびっくりしました。
よく、地主さんが許可してくれたなぁ。

東屋へ。

東屋から振り返ると、記念植樹のサクラ以外はきれいに整理されてました。

黄色い看板もあります。

さて、すぐ下のカーブに戻り、新たなルートの一部をたどってみます。

下のカーブを山頂方向へ曲がらす、真っ直ぐ、昔の踏み跡をたどってみます。

以前はもっと薄暗い雑木林だったんですけど、道ができた分、風通しもよくなった感じで、光も通りやすくなったのかな。



繁多寺からの登山道に出ました。
左に行けば繁多寺や変電所方面で、右に行けば山頂です。

振り返って、いま出てきたところ。

昔はこんな怪しい入口でした。

こっちは山頂方向。

こっちが繁多寺・変電所方向。
すぐ下にある分岐が-

変電所からの登山道が合流する分岐。

実はこの方向に新しい道がひとつできていて、
木立の中にその入口はひっそりと口を開けています。

この道は隣の宝ヶ峯まで通じていて、
廃道状態だった地形図上の点線の道と
ほぼ同じ尾根道が拓かれています。 



道幅は狭く、肩幅ほどですが-

きちんと下刈りもしてあり、歩きやすく-

赤テープも点在しています。



階段状に坂を削った場所も。

ただずっと森の中なので、夏などは特に
虫除け対策をしていないと、痒くなりそう。



淡路ヶ峠の東南東に位置するピークに到着。

ここで一旦、鞍部に向け下ります。

下り坂を前に、芝ヶ峠など、近隣のお山が見えました。

更に急に下る登山道。
すみません、紹介はここまでです。
この道がどこに通じてるのか、当初不明で、
どこまで下るのかも分からなかったため、
探査はここまでとしました。

ひとりごと

新しくできた登山道です。
いつの間にかできてて、驚きました。
確か、2012年頃の愛媛新聞に地元有志のみなさんが登山道を整備されてる云々の記事が載ったことがありましたが、こんな道まで作ったなんて、知りませんでした。
大変、驚いたと共に、今日の今日まで開通したこと知らせてもらえなかったことがとても寂しかったです。
インターネット上で淡路ヶ峠の情報がまったくなかった頃から、「淡路ヶ峠へ行こう!」はスタートしました。
以来ずっといまでも検索トップですし、知名度アップにも貢献してきたつもりなんですが…。
やっぱ、僕は“よそ者”なんですかね (-_-)寂しいなぁ…。
この新しい道ができたことは匿名のメールで教えてもらいました。
メールが来なかったら、きっともっとずっと、知らないままだったんだろうなぁ。

って、ぼやきはこれくらいにして (^^;)
新しい道の感想です。
四駆の軽トラでも上がれそうな道は、車道みたくちょっと開けすぎた分、登山道っぽさが薄れた感がありますが、いい道です。
山頂に資材を運べるような傾斜なので、無理な場所がなく、ほとんど同じペースで登れるので、山頂に着いたときはあっという間という感じでした。
ほかのルートに比べても一番楽かも知れません。
谷を登っていくので、鶴ヶ畝尾根のような展望を再再楽しめる場所こそほとんどありませんが、山頂に着いたら、否応なくパノラマが楽しめるんですから。
逆に云えば、道中の見晴らしが良すぎて山頂での感動が薄れてしまうかも知れないし。
また、登山口に駐車場があるのもいいポイントです。
淡路ヶ峠周辺は住宅街で駐車できる場所がほとんどありません。
登山者の中には、県道沿いにある大型パチンコ店の駐車場に駐めて、延々、歩いてこられる人もいらっしゃいますから。
郊外のお山で、登山口に車を気兼ねなく停められるところって、そうそうないですから。
「展望台から見るパノラマが凄く素敵だったから、もう一度、行ってみたいんだけど、車を駐めるところがないのがねぇ…」
なんて、あきらめてた人におすすめです。

願わくば、宝ヶ池すぐの、ゴミが山積みになっている産廃業者が移転してくれたら、美観的にいいんだけど。

地図看板のコース名と赤青黄色の看板のコース名が異なるのも気になりました。
看板を作った人(団体)が違うのかなぁ。
赤青黄色の看板のコース名は小説「坊ちゃん」が元ネタっぽいですけど、正直、淡路ヶ峠と「坊ちゃん」の間に縁もゆかりも無いので、憶えづらく、誰かに説明もしづらいなぁ。
原色使った看板って、目立ち過ぎて逆に雰囲気壊してるし、小さなお山に道標だらけっていうのも、親切もすぎるとお節介になっちゃうって云うじゃないですか。
道標は「山頂まで○○m→」「←登山口まで○○m」だけ、シンプル・イズ・ベスト。

いずれにせよ、この新しい道は登山口まで来ちゃえば、山頂まで楽ちん、あっという間。
おすすめです。
重機で道を切り開いたみなさん、本当にご苦労様でした、いい道を作って下さり、ありがとうございました。
趣旨に賛同して下さった地主さんにも心からお礼申し上げます、登山道整備に協力していただき、ありがとうございました。

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