経座ヶ森・皿ヶ森
へ行こう!
お山について登山口・ルート登ってみよう!メールホームへ
皿ヶ森・鉄塔まで
距離 約900m
標高差 約200m
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
注意・その他

林道が合流する手前に駐車しました。
まずは皿ヶ森へ登ります。

トンカラトンカラ、槌音響く森の中。
ごくろうさまです。



谷ではちょうど、砂防ダムを二基、建設工事中でした。
本体工事は終了し、土手の植生作業だったので、
呼び止められることもなく、通行できました。
ひとつ目の砂防ダムの脇を越えたところに-

  

左側に経座ヶ森の登山口があります。

登山道は15番鉄塔への巡視路と重なっています。

皿ヶ森の後に登る予定なので、
ひとまずスルーして林道を奧へ進みました。



あ、林道が途切れてる…。
二つ目の新しい砂防ダム直前で、林道が終わっていました。
左右の土手を回り込んで行かないとダメみたいです。
どちらの土手にもシートが貼られていたので、
傾斜が緩い右の土手から登ることにしました。

  

浅い沢を渡って土手を登ると、
ダムに寸断された林道の続きが目に入りました。
素直に左の土手を回り込んだ方が正解でした。
沢に降りて-

  

見上げた谷は、流木に土砂。
なんだか荒れてるようでした。
浅瀬を渡って、削られた土手を上がり-

西岸にある林道の続きへ。
倒木をまたいだりしながら-



元からあった砂防ダムのたもとへ。
巡視路の案内杭で「14→」を確かめ-

  

渡された丸太は危なそうなので、左の土手からクリア。



  

砂防ダムの向こうはまさに土砂崩れ現場でした。
谷が埋まる寸前で崩落が終わったようです。
西岸の林道は完全に埋没しています。

  

狭まった沢を遡上します。
雨上がりだったけど水かさが少なくて、
靴が少し濡れるくらいで徒渉できました。



  

土砂崩れ現場をクリアしたら、また林道復活。
沢をひょいっと飛び越えて西岸へ。

林道らしい道で一安心。
…と、思ったんですけど、やっぱり-



  

小規模崩落だけど、林道はまた消えてしまいました。
二つ目の新しい砂防ダムから250m。
さて、皿ヶ森への取付きはどこ?
キョロキョロしていたら、
東の岸の上に古い石積みが目に入り、
その下に巡視路の案内杭が目に入りました。
沢を飛び越え、対岸へ渡ると-

  

巡視路発見。

「14→」へ登ります。

  

小さな谷を登ります。
ここも荒れ気味で道は不明瞭です。



  

往事の営みがわずかに残る谷。
対岸へ戻ると-

わずかな距離でしたけど、
古い石畳が残っていました。

ガラガラと荒れた谷を少し登ると-



  

右の土手にジグザグっと刻まれた小径を、
かろうじて見つけることができました。
巡視路の続きでしたけど、案内杭が流出してたので、
見落とすとえらく苦労するところでした。
左、右と登って、写真右奥へと続く小径へ。

小径の土手は崩れ、細くなっています。
気をつけて渡れば、先はちゃんとした踏み跡に戻ります。



針葉樹の植林帯へ。
送電鉄塔までは基本的にジグザグ登ります。

道の左にあった平地は、山仕事の作業場でもあったのかも。

道から右に少し外れた場所で、コの字型の石積みを見つけました。
ヨソ山の奧にある稔山山中でも同様なものを見かけました。
墓地や祠のような大切な場所のような雰囲気です。
多分、蘭塔場だった跡でしょう。



  

傾斜が増したところで、
細かくジグザグ刻みます。

  

分かれ道にはちゃんと案内杭。
いつまでも案内杭に出会わなかったら間違いです。

「14→」へ曲がります。

頭上に送電鉄塔のシルエットが見えて-

四電の敷地境界の杭を見つけて、左折。



  

14番鉄塔から13番鉄塔へ繋がる巡視路の丁字路に出たら右折し、すぐに-

14番鉄塔が正面に。



14番鉄塔は林の中に立っていますので、見晴らしはありません。
下草が刈り取られ、日向でホッと一息付けられます。

松山幹線No.14

ひとりごと

皿ヶ森の登山道はとにかく大変です。
まず、沢沿いの林道がばっさり、どどどんと土砂に埋もれちゃってます。
砂防ダム建設は、この土砂崩れも原因のようですね。
二段も作って、いつか来る災厄に備えてます。
ヨソ山は土砂崩れも多いし、そのための砂防ダムが新旧取り混ぜ、あちらこちらに設けられています。
それもこれも、崩れやすい地質のせい、というより、水が豊富なせいなのでしょう。

新しいダムの土手を作業員の目を気にしながら登り、向う側へ出ると沢を埋めるほどの土砂崩れ。
道が完全に消えてたので、沢の端っこを歩きました。
沢を右に左に何度も渡る時も、水量が少なかったので靴をたいして濡らさずに済みました。
林道らしかったのはほんの一部でした。
14番鉄塔の巡視路も崩落してるんじゃないかと思って、慎重に、キョロキョロしながら歩きました。
そしたら対岸に白く光る巡視路の杭を見つけられて、ほっとしました。

でも、そこから登った小さな谷もやっぱり荒れてて、道っぽかったのなんか、最初だけ。
谷から右上へ登る巡視路は、実は一瞬、通り過ぎかけてました。
道が無いので仕方なく、谷を登ってて、いつかそのうち、巡視路の杭に出会うんだろうと思っていました。
谷でパノラマ写真を撮るため、立ち止まり、カメラを右に向けた時でした。
レンズに道っぽい横筋が土手に走っているのが写りました。
ちょこちょこ写真撮る癖がなかったら、体力任せに谷を登ってしまうところでした。

そこからは巡視路も巡視路らしくなって、鉄塔まではひとまずお気楽でした。

植林された山中には、登り始めにあった石垣や、平地、コの字型の石積みなどが散見されました。
建物はひとつも残ってないけど、木の大きさからして、戦後くらいまで人が住んでたような感じがしました。
稔山にもあったコの字型の石積みは、別子銅山の蘭塔場に形が似ています。
部外者が中に入ると山の神様に嫌われそうな気がしたので、稔山同様、ここでも外から観察。
墓石やお地蔵さまのようなものは見つけられませんでした。
でも、合掌。

ジグザグ登って送電鉄塔へ。

問題なく歩けたこの区間だけ。
巡視路を外れて以降はまた、不明瞭な道が待っていました。

ブログパーツ
     
inserted by FC2 system