草刈山へ行こう!
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山頂へ
~山頂
距離 約400km
標高差 約60m
一般道
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり
みかん畑
注意・その他
距離 約400m
標高差 約60m

6番鉄塔からの続き。
尾根伝いに巡視路が続いています。

芝生みたいな丈の短い下草を踏んで登って-



アップダウンする尾根の右側にあるみかん畑ももう終わり。
お山の上まで開墾した昔の人って、
改めてすごいなーと思ったりするのでした。
でも、耕作放棄しちゃったりした畑もあったりして、
時の流れはシビアなのでした。

“峠”シリーズの山山も少し遠くなった気がします。



ちょっと急坂。
坂の途中に打ち込まれてる杭には-

巡視路の証拠の電気なマーク。



  

枯れ葉で滑りながら登ったら、
ササが尾根の主役になったところで左にカクンと曲がります。
道無き尾根をムリヤリ登るのはやめといた方がいいです。

左下がりの斜面を歩いて、
モノラックをひとまたぎして-

また、レールをまたいだら-



  

なんか開けた斜面に出ました。
みかん畑やめちゃったのか、いつぞやの大雨で崩れたのかわからないけど、
原っぱです。
横切って、草刈山山頂を覆う竹林へと入って行きます。

軽く下りつつ、またレールを越えます。
モノラック天国です。

竹林直前で、また、またぎ-

中に入ってもまたまたぎます。
この3本目のレールの終点には、
後ほど出会います。



竹林の下端へ出たら、見晴らしがまたよくなりました。
見えるのはやっぱり、御勧請山とか伊台のお山ですけど、
北尾根に立つ送電鉄塔が見えてきました。

竹林を登った先に山頂があるんですけど、
登る道が無かったので、ひとまず、
道なりに歩いて林の外まで-



  

出てみたら、送電鉄塔の少し上でした。
見晴らしもいい感じです。
逆に例えれば、草刈山はあっちからこっちから見えるお山なんですね。

さて、山頂ですけど、いま抜けてきた竹林の上にありますので、
道を戻って-

赤い印の付いた竹があったところから、
適当に登ってみました。



せいぜい、筍取りで歩いただろう踏み跡があるくらいで、
当然、山頂行きの道じゃありません。
山頂直前は倒れた竹が何本もあって、
山頂にたどり着く困難さを物語る序章のように邪魔してくれます。

上にも赤い印の付いた竹がありました。
下山方向のいい目印になるかも。

  

竹林に入って間もなくに出会った、
モノラックのレールの終点がありました。
答えから先に云うと、三角点はレールの延長線上。

でも、そこは-



も、ものすごいヤブでした、今年一番の。
背より高く茂るササにトゲトゲのイバラが混じってて、
草刈山山頂はとんでもない状態でした。
春先でさえこの有様で、
20分かかっても三角点を見つけることができませんでした。

北の方へ行くとまたモノラックが-

南のヤブの中にもモノラックが…。

  

そんな中、南のヤブの端から見えた、
平井谷方面へ抜ける道と、奥に皿ヶ嶺の上林峠。

むやみに歩いても見つけられないので、
ヤブを少しずつ踏み倒して平して進む、
三角点“地道に捜索”モードに切り替えました。
冬眠シーズンでヨカッタ…。

  

モノラックの延長線上を踏み倒してた時、石が並んでるのを見つけ、
集中的にかき分けたら、やっと見つかりました。

「草刈山」四等三角点。
標高は、248.22mです。

ホコリだらけになってやっとこさ下山モード。



送電鉄塔の開けた場所でホッと一息。

湯山線No.5

  

眼下に横谷ダム調整池。
奥に大月山、城の山、北三方ヶ森。

ここから下る巡視路は明瞭です。

ほったらかしのみかんの木の脇を通った時-



西向きにこんなパノラマを目にすることができました。
石手川がくねくねと下ってゆく道後平野をほのぼの観察できます。
(松山の人限定ですけど)あなたの家はどの辺りですか?

眼下には、スタート地点のため池。

細い道の途中で振り返ると-

草刈山山頂はこんな感じ。
竹林から下に目立った林がないのは、
元々、みかん畑でもあったからでしょうか?
山頂で出会った南北に繋がったモノラックはその名残なのかなぁ?



久しぶりに舗装路に出ました。
食場から繋がった農道の終点です。

コンクリート舗装の農道を下ります。



正面の山麓にある宅地は湯ノ山ニュータウン。



白いツバキ?が咲いてました。

きれいな花をアップで。

  

その先のカーブで、
左の立木の間から一旦下って上野山へ行ける尾根道と、
横谷ダムへ下る農道に分かれます。

ひとりごと

ここ数年で一番苦労した山頂でした。
大抵、三角点の周りのヤブはおとなしかったりするんですけど、草刈山の山頂のヤブはジャングルでした。
冬枯れたシーズンでこの有様なので、夏なら、虫除けスプレーかけまくって、草刈り機でも背負っていかないと。

竹林を登ってる時はまだ余裕でした。
てっきり、竹林の中にぽつんって、あるんだろうって安易に想像してて。
でも、ヤブとイバラに守られた山頂は、聞いてないよー状態。
濃く茂ってるので無闇にも突入できず。
右から、左から、回り込めば何とかなるんじゃないか、踏み跡とか見つかるんじゃないか…。
文字通り右往左往したけど徒労に終わりました。
取りあえず、ヤブに入り、そこから左へ、かにの横ばい足踏み移動。
ササを踏み分け、拡げるパターンで探すことにしました。
やがて、踏み分けたヤブの分け目に石が数個、並んでいるのが見つかりました。
もしや、三角点を取り囲むように置いてある石では?
ヤブをかき分けると、ササの根もとの暗がりにそれはありました。
半ば、あきらめかけてた所だったので、ガッツポーズで「ヨシっ!」と声を上げてしまいました。
こんなヤブに埋もれて、もう何年も人に会ってなかったんだろうなぁ。
鬼ごっこの途中で行方不明になったかのようにちょっと淋しげでした。
とりあえず、三角点だけに、“くい”を残さずに済んでヨカッタ。

というわけで、三角点ハンター以外の方におすすめできる山頂ではありません。
どーしてもって方は、覚悟して臨んでくださいませ。

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