気多山・八辻ノ森
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気多山へ
距離 約1.0km
標高差 約260m
林道
徒歩
下記写真の場所
見晴らしあり

紅い鳥居が登山口。
石段はそのまま-

一直線に繋がっています。
でも、荒れ放題。

おまけに「立入禁止」。
なので、右にある-

迂回路を使って登ります。
こっちも雑草が元気で不明瞭気味。

直線で登る階段に対し、
迂回路はジグザグ曲がりながら-

高度を稼ぎます。
こっちの木の階段も腐り気味…。



階段と迂回路が出会う場所だけど、倒木が塞いでます。
右から回り込んで踏み跡へ戻り-

右に曲がって-



  

岩にぶつかったら左折。

斜めに登って-

赤テープで右折。



さっきぶつかった岩の上部へ。
植林帯でもジグザグ登り-



  

二つ並んだ岩の手前でまた左折。

足元に岩がゴロゴロしてきたら-



大きな岩壁にぶつかった道は右へ曲がり-

岩壁を左に見ながら登りますけど、
この岩は崩れやすそうです。

こんな風な隙間ができてたり、
落石には注意して下さい。
パラパラ、小石が落ちる音がしたら要注意です。

気が付くとまわりは紅葉だらけ。
風が吹いたら枯れ葉が金色の雪のように舞い落ちてきて、とっても幻想的でした。

ジグザグ、ジグザグ…。
踏み跡が枯れ葉で不明瞭になってるところが結構あるので、気をつけて下さい。
でも、登山口のヤブみたいなことはないし、赤テープも小さく巻いてあるので、気は楽です。



また岩がゴロゴロしてきました。

またげない高さの倒木って面倒。
倒木の先が右折場所だったので、右にそのままショートカット。

岩壁からつかず離れずでジグザグ登り、ガレ場に出ました。

丸太の土留めに沿って斜行し-

岩壁の上へ。

さすがに危ないので、左にロープがありました。
たるみきって用をなしてないけど…



明るい雑木林へ出ました。
傾斜も少し緩やかになって、まっすぐ登るのかなぁ、と思ったら-

まだジグザグ登るのでした。

うわー、また邪魔。
チェーンソー借りてきて整備しながら登ってやりたい。

標高もいつしか1100mを越え、
落ち葉の絨毯が脚に優しい登山道。



急にヤブっぽく、木が混んできたら、
間もなく-



稜線へ到着です!
自然に還りかけの丸太のベンチ。
混んだ雑木の中で出迎えてくれます。
気多山山頂(最高点)は左へ、もう数分、稜線をたどります。
逆に、右に向かって進むと-

最高点ではないけど、山頂標とベンチがあります。

「気多山 1218m やまなみ会」
山頂でもない場所に、なぜ、山頂標を付けたのかな。

ここは稜線上の小ピークでもない、ただ登り着いただけの場所。
このベンチからは堂ヶ森から石鎚山まで見渡せるので、
山頂扱いも無理ないかな。
最高点の頂からはなにも見えませんし。

  

アップにしてみました。
堂ヶ森-二ノ森間を縦走した経験のある方には、嬉しいパノラマです。
道無き遠い山、鞍瀬ノ頭も歩いて行けそうに思えてきます。

石鎚山をアップ。
見せているのは東斜面。
弥山にある山頂山荘や頂上社もよく見えました

ベンチから数mさらに進むと三角形の小屋。
実はトイレです。
おつり?が帰ってくるタイプです。
使うのはちょっと勇気がいるなぁ…。

さて、北へ反転し、真の山頂を目指します。
十数mほど、イバラまじりの雑木林。
目の高さにあるトゲに気をつけて、
踏み分け進むと-



人工林と自然林の混合林へ。
稜線に沿って続いてる踏み跡をたどり登ります。
八辻ノ峰までずっと稜線伝い、急坂わずかの楽楽山歩です。
葉が生い茂った夏だと影になって、もっと暗いかも知れません。



苔むした倒木。

こっちはくぐって。

黄金色の紅葉についつい足が止まります。

稜線上は鞍部を除き、尾根らしい形をしています。
迷うことはないと思いますけど、混んだ森の中では慎重に歩いて下さい。

尾根伝い、稜線伝いは気が楽だから、
上を見る余裕も出て来ます。



腰が埋まるくらいの高さのササ・ゾーンへ。
隠れた岩や木、根に気をつけて。



ササ・ゾーン脱出で、なんだかホッとします。
山頂はもう目の前、緩やかな坂の終わりを目指します。

右(東)側に、落葉期ならではの、ブライド越しの山並み。
高知県境の山並みですけど、山座同定はちょっと無理。



ホントの気多山山頂に到着です!
ぽこっと小さく盛り上がってます。
山頂だから当然、その先はずっと下り坂です。
周囲は混んだ木に囲まれて展望ゼロです。
山頂標もありません。

ひとりごと

鳥居後の階段を登るつもりでした。
でも、階段はボロボロ、どろぼう草とかいっぱい生えてそうだったので素直にやめました。
単純に立入禁止だし。
でも、迂回路の入口もアザミとかイバラの草が生えてて、チクチクやられました。
「迂回路こっち」みたいな案内はないので、初めは不安でした。
最初にくぃっと左に曲がるところからは踏み跡も見えるようになって安心して歩けました。

最初の大岩に出会ったところで、左に曲がらず、直進してしまい、数分、迷走してしまったのは内緒です。

後で地図を見てみると、神社からまっすぐ稜線を目指してる感じに道が付けられています。
でも、基本はジグザグ、細かく高度を稼ぐので体は楽でした。

皿ヶ峰連峰の縦走路、石墨山や善神ヶ森などにある最短距離を一直線に登る通称「元気坂」。
道の付け方が、健脚向けであって、万人向けじゃない気がします。
それに、急坂は靴で踏ん張るごとにえぐれるし、雨水も強く流れて痛みやすい。
お山を登るのは健常者だけとはかぎりません。
遠回りで、それだけ斜面に傷はついちゃうけど、ゆっくり高度を稼ぐ方が人には優しいと思います。

とはいえ、最初に道を付ける人の苦労は並大抵じゃありません。
贅沢は言っちゃダメなんだけど。

この気多山だって、最初に登った人はジグザグじゃなく、まっすぐ登ったはずです。
でも、後で整備した人が、その踏み跡を安易にたどらず、参考にしつつ、ジグザグと道を付けたんでしょう。
その人は登山家じゃなく、普段から山で仕事してる、楽な道の付け方を熟知してる人のような気がします。
道なき斜面に、これから作る道が見えるのってある意味、天才かも。

そんなジグザグ道を登って稜線にたどり着いた時のこと。
実は、当初、間違ってる山頂標やトイレには気付かず、山頂へと歩き出していました。
登り着いた場所からは、それらは雑木に隠れて見えないから当然なんですけど。
随分歩いてから、ふと、なんだか妙に後ろ髪引かれるものがありまして。
半信半疑で引き返してみたら、運良く発見できたのでした。
そういうことってあるんですね。
おかげで(自分におかげって云うのは変ですけど)、上のパノラマ写真を撮ることができました。
この稜線は雑木林がめっちゃ多い。
堂ヶ森から石鎚まで、みたいなパノラマが撮れる場所はなかなかありませんから。
気づけてよかったです。
やっぱり、大成神宮に詣でたおかげかな?
登山道の倒木の除去とか、おかげ返ししてもいいかなぁ、なんて思ったり。
結局、思ったままだけど。

あんなところにトイレを作ったってことは、それなりに、登る人が多かったってこと?
そしてそのために、ジグザグの登山道が作られたってことか。
石鎚山を遙拝するための場所として整備されたのかも。

気多山山頂まではゆるゆるとした登り坂です。
尾根歩き、稜線歩きって、ホント楽しいですよね。

朝は寒かったけど、快晴のせいで気温がどんどん上昇。
虫って正直ですよね。
ちょっとでも暖かくなるとすぐ舞い始める。
でも、吸血昆虫じゃなきゃ、許す。
飛んでヨシ。
カメラのレンズの前を横切らなければなおヨシ。

登山道のほか、紅葉を撮りながら歩いてたら、あっという間に山頂に着きました。
GPS持ってない人以外はスルーされてる、可哀想な山頂。
木しか見えないので、写真撮ったらすぐ、八辻ノ峰に向かって北へ下りました。

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