瓶ヶ森・伊吹山
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瓶ヶ森林道・瓶ヶ森登山口へ
林道
徒歩
下記写真の場所
水場

伊吹山を後にし、瓶ヶ森へ。

自然林がふんだんに残る森を楽しみつつ、走ります。
右の尾根上には縦走路が通っています。



「四国山岳碑」に出会ったら-

シラサ峠です。
標高1400mにあるカーブの内側に建つのは山荘しらさです。
瓶ヶ森にある2軒の山小屋は無人がちなので、
こちらで宿泊を考えるのも◎です。
表に自販機もあります。

※2021年4月29日、リニューアルオープンされました。
外観から内装まで一新され、カフェも併設。



少し離れてみると、山荘しらさ(写真右)から下がった場所に、
シラサ峠避難小屋の屋根が光って見えました。
キャンプ場も避難小屋の近くにあります



尾根の高知県側をS字にカーブって進みます。

子持権現山が近づくとカーブがきつくなります。



子持権現山南面から東面へ回り込み、ジグザグに高度を稼ぎます。
1709.7mの「子持」四等三角点があるピークの南面を右へ左へ、150m上ります。
夏は車が一番渋滞するポイントです。



子持権現山の岩肌に走る層が見えるまでに上ってきました。
山頂から下がる70mあまりもの長さがある大鎖が目を引きます。

子持権現山の登山口のあるカーブです。

子持権現山への登山口も縦走路と重なっています。

鎖は向こう側にも掛かっていて、そちらが本道です。
「ホンガケ道」と呼ばれる信仰登山、修行の道です。
鳥越までの登山道は瓶ヶ森西之川登山道と同じです。
鳥越から先のホンガケ道は断崖が連続する、初心者には到底無理なルートです。
鎖は一の鎖から五の鎖まであり、
大鎖も足すと(約260m)、石鎚山の鎖(233m)より長いです。
山頂直前のワイヤも計160mもあります。
写真の林道側から登る大鎖も大変です。

南側に見えていた高知の山並みの、
更にもう一山奥の山並みが顔を見せてきました。

意外と交通量があるので、「こんな山の中で…」と、
気を抜いて景色に見とれてると事故の元です。
せめて運転手だけはよそ見無しでお願いします。



標高1650m辺りでジグザグ上りも一段落。
道は一旦、愛媛県側へ。
ピークは瓶ヶ森の男山です。
登山口は男山の右下に写ってる白い車がいるカーブのまだ奥です。

  

カーブに立つ鳥瞰図。



  

左に第1駐車場、右に第2駐車場も設けられ-

  

木製テーブルやベンチ、公衆トイレも設置された、
広場のある登山口に到着です。

瓶ヶ森自然休養林の動植物

動物

・烏類

・うぐいす、おおるり、こまどり、みそさざい、しじゅうから、きくいただき、めぼそ、かっこう、つつどり、ほととぎす、かけす、つぐみ、しめ、あとり、やまどり

・獣類

・のうさぎ、むささび、りす、あなぐま、いたち、しか

・両生類

・さんしょううお(オオダイガハラサンショウウ、ブチサンショウウオ、ハコネサンショウウオ)

・昆虫類

・つまじろうらじやのめ、うすはしろちょう、きあげは、おおばせせり、めすあかみどりしじみ、きんすじこがね、みやまくわがた、つのくろつやむし

植物

・広葉樹

・しこくだけかんば、ぶな、みずめ、こみねかえで

・針葉樹

・うらじうもみ、ひめこまつ、もみ、ひのき

・地衣類

・みやまうらぼし、もうせんごけ

稜線付近の大部分は笹地と灌木のまじった草原で、それにつづいてコメツガ、ウラジロモミ、ダケカンバ類が自生し、その下の方は広葉樹を主とした樹令の高い天然林(ツガ、イヌシデカエデ、モミ)となっています。

この自然休養林は標高600m~1897m谷は深く山は急峻です。
気候は山岳地域特有の急変する特徴をもっていて、気温の差は大きく、夏季は(25℃))、冬季(-10℃)にもなります。
気象条件には十分注意して下さい。

四国森林管理局・愛媛森林管理署

  

コース案内図はちょっと色褪せてます。

  

「石鎚山系鳥獣保護区区域図」

  

林道端に立つ「吉野川源流案内図」は新品です。

ひとりごと

土小屋から瓶ヶ森登山口までは、林道全体のまだ3分の1ほどで、天然林の緑の多い区間です。
その先はササ原が主役となり、大展望が連続します。

瓶ヶ森に近づくにつれ、逆に遠ざかる石鎚山。
カーブ毎に小さくなる石鎚山を見て、思えば遠くへ来たもんだと、ちょっぴりセンチメンタルな気分に浸るのでした。

シラサ峠の山荘しらさはいつか泊まっていたい山小屋です。
山小屋というもの自体、泊まったことが一度もまだ無かったりしますけど。

その山荘しらさですが、2019年から2年間かけて、リニューアル工事が行われました。

工事中の写真。

そして、2021年4月29日、リニューアルオープン。
改装費用に、なんと、5億4千万円もかけたそうです。
ちなみに、ラウンジにあるロボットみたいな形の暖炉は600万円もしたそうです。
6棟あるロッジの宿泊は、1棟1泊20,000円(2名まで)、食事は別っぽい。
キレイな浴室完備、でも、ベッドが2段ベッドで、中途半端だよね。
予約すれば、デッキでBBQも楽しめるそうです、当然、別料金ですが。
ショップを併設したカフェ・レストランもキレイに。
ただ、こちらも、ちょっとお高め。
前は泊まってみたかったけど、値段的にもちょっと、いいかな。

そういえば、瓶ヶ森林道内で唯一の自販機が山荘しらさ前にあったんですけど、いまはどうなんだろう。
ちなみに、四国で一番高いところにある自販機って、どこのだろう?
1492mの土小屋の自販機が一番高いって思ってるんだけど。
徳島の剣山辺りの自販機次第だなぁ。
シラサ峠は1400mくらいだから、愛媛県内に限れば、土小屋が一番かな。

さて、いつ走っても爽快感に充たされる瓶ヶ森林道。
毎月1回は行きたいくらいなんですけど、ただ、足がスクーターなもので…。
ガソリンスタンドは林道口からは遠いし…。
スクーターもお疲れなので、燃費もダウン。
困ったもんです。
ちなみに、今回、瓶ヶ森登山口の時点で燃料メーターは半分以下。
林道を進み、西条まで降りて給油するか、久万まで引き返してガソリンスタンドに飛び込むか…。
どちらもギリギリ…。
悩みました。
帰宅時間も考えた結果、瓶ヶ森から先はあきらめて引き返しましたんですけど、やっぱ、もったいない。
ガソリン携帯缶、買っとかないとダメですね。

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