岩黒山・筒上山
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丸滝小屋~土小屋
距離 約1.7km
標高差 約140m
徒歩
下記写真の場所
水場
見晴らしあり
危険・行き止まり
  

最後は丸滝小屋から土小屋へ、岩黒山の麓を巻く横道で帰ります。

岩黒山山頂登り口の左側の道が横道です。

「←土小屋」の看板があります。

この横道もしっかり踏まれて明瞭です。

丸滝小屋の標高は1620mほど、土小屋は1492m。
130mの差があるので、ほとんどが緩やかな下り坂です。
なので帰りに歩くと楽でした



たまには登ることもあるけどね。

たんさんの枝葉が西日を和らげてくれました。

名残惜しい、すがすがしいブナやダケカンバの森。



道端に倒木がベンチのように転がっています。
ここは岩黒山頂への分岐になっています。

  

右のササ原を大きくジグザグに登って、山頂から丸滝小屋へ通じる尾根道の途中に合流します。

「岩黒山経由土小屋→
 至 土小屋↑
 ←至 手箱越え」
“岩黒山経由土小屋”の土小屋は余計かな。

右の路肩にある案内はもう褪せて判読不能。
「丸滝小屋 約15分→
 筒上山 約80分→
 ←土小屋駐車場 約30分」

  

山頂への道はあまり人通りが少ないのか、
ササに負けそうな道ですが、なぞって行けます。
土小屋からの尾根道がイヤな人はここから一気にどうぞ。



分岐から少し行った隣の谷は沢になっていました。
筒上山山頂から久しぶりの水場だったので、早速、また顔を洗いました。

量が少なかったので、手の平にためてやっと飲めました。

そのまた隣の谷も水が出ていました。

やっぱり、ちょろちょろです。



  

また、自然観察路の解説板です。

ウラジロモミの純林

 ウラジロモミは本州や四国の標高1,000m~2,000mのところに見られる常緑の針葉樹で、モミやシラベと同じ仲間(属)の木です。
石鎚山のウラジロモミは、面河側で標高950~1,700m、西条側で1,400~1,700mまで広くみられますが、まとまって純林状にみられるのは土小屋付近や岩黒山の南西斜面から丸滝にかけてです。
 ウラジロモミが他のモミの仲間と明らかに異なる点として、若枝に微毛がないことがあげられます。
 ウラジロモミ林の樹種構成は単純です。
上層はほとんどウラジロモミで、まれにゴヨウマツ、ツガ、ミズナラ等を混生します。
林床はほとんどがササとなっています。



木の根の階段を登ったら-

自然石を並べた石畳が始まります。
階段も石を並べた石段になっていますが、
ガタガタと浮いている石も多数あります。
石の端っこにはなるべく乗らないほうがいいでしょう。



  

やっぱり、土の方が歩きやすいし、早く歩ける。

石鎚山系のブナ林

 ブナは冷温帯を代表する落葉高木で、北海道南部から九州まで分布しますが、関東以西では山の中腹以上にみられます。
 石鎚山系では標高850mあたりからみられますが、ブナが優占するブナ林は標高1200mあたりからみられるようになります。
 ブナ林の上層は、ほとんどブナで占められ、ウラジロモミ、ミズナラなども混じります。
林床は多くの場合はササ類に覆われています。
他に林内にはコハウチワ力工デ、リョウブ、タンナサワフタギ、シロモジ、オオカメノキなどがみられます。
 栄養分に富むブナの果実は、人間が食べられるほどですが、野生動物にとっては貴重な餌になります。
 年によって実がなる量が大きく異なり、5~7年ごとに大豊作となるといわれています。
これは毎年同じ量の実をつけるのに比べ、豊作年には実がネズミなどの動物に食べ残される率が高まるので、子孫を残す可能性が高まるのだともいわれています。
標高の低いところには、イヌブナも見られます。

土の道はちょっとだけ、石が敷かれた道が延々続きます。
周囲の岩はみな、とてもコケむしていて、
まるで緑のビロードをまとったような光景が続きます。



ちゃんとした水場がありました。

パイプの先から流れ出す水は冷たくて美味。
水場過ぎたら残り500m。



大木たちとももうすぐサヨナラ、帰りたいけど帰りたくない~。
さっきから石鎚スカイラインを走るクルマの音がめっちゃ聞こえてます。
どんどん、現実に引き戻されていく~。



  

そしてとうとう、尾根道との分岐に到達し-



無事、土小屋に帰還となりました。

午後5時15分、登山口前の駐車場も残るは1台のみ。
太陽は大きく傾き、石鎚山の背後に沈もうとするところでした。
石鎚山は空も晴れて丸見えだけど、逆光でシルエット状態。

石鎚神社土小屋遥拝殿へお礼のお詣りに行き、
帰り際に見た岩黒山は朝と違って青空の下で尖ってました。

あ~、楽しかった! 夏のいい思い出ができました (*^ェ^*)

おまけ。
遥拝殿の下の東屋から見える瓶ヶ森。
いま頃になって顔を見せて…、今日はホント、意地悪なお天気でした。

ひとりごと

土小屋までラストスパートです。
横道はほぼ下り坂なので、楽なことは確かです。
石畳の部分が長く、コケむした雰囲気はとっても素敵なのですが、すいすい歩けないのが欠点かな。
でも、岩黒山も筒上山も、この横道があるおかげで、とっても楽な山行ができます。
もし、尾根道の縦走路しかなかったら、岩黒山のどこかで力尽きてたかも…(-_-;)
一気に手箱越まで行って、筒上山、岩黒山と山頂を踏みながら戻ることもできます。
往きにすれ違った方のように、お花畑だけを見る散策にも使えます。
岩黒山の横道も筒上山のと変わらないくらい、自然たっぷり。
ブナの森が貯えたお水も美味しい。
こういう森の中をずっと歩いているだけで、身体の中からキレイになりそうです。

朝9時45分に登山開始して、帰ってきたのが午後5時15分。
7時間半もよくまぁ、お山ん中にいたなぁ。
先にも書きましたが、小股作戦のおかげで筋肉痛は軽くて済みました。
ストックを使っていると勢いがつくので、ついつい、大股で歩いてしまいがち。
下り坂もストックが支えてくれるので、足が届くところまで一気に降りたり。
それじゃ、ヒザからモモから、負担かけまくりです。
疲れるのは、体力・持久力不足のせいだけじゃありません。
反省、反省。

土小屋からの帰りは、スクーターのエンジン切って、地球に引っ張ってもらいながら下りました。
金山谷の上りでエンジンをかけた以外は、ラスト6kmのところから関門までガソリン使わずに降りられます。
朝、上りで余計に消費した燃料をそうやって取り戻さないと松山まで帰れない。
燃費も悪いけど、燃料タンクが小さいから、節約しないと帰れません。
久万のスタンドが早じまいしてたら、砥部のスタンドまで行かないと給油できないし。
あと、松山までの3時間、途中で絶対眠たくなります。
車の人は車内で横になれるけど、スクーターはそれができない。
お山で身体が疲れ、往き帰りで気が疲れる。
そんなんだから、あまり遠くのお山に遠征できないのです。
赤星や赤石、鬼ヶ城…、行きたくても、行けないとこばかり。

さて、今度はどこへ・い・こ・う・か・な (^_^)

土小屋までラストスパートです。
横道はほぼ下り坂なので、楽なことは確かです。
石畳の部分が長く、コケむした雰囲気はとっても素敵なのですが、すいすい歩けないのが欠点かな。
でも、岩黒山も筒上山も、この横道があるおかげで、とっても楽な山行ができます。
もし、尾根道の縦走路しかなかったら、岩黒山のどこかで力尽きてたかも…(-_-;)
一気に手箱越まで行って、筒上山、岩黒山と山頂を踏みながら戻ることもできるし、往きにすれ違った方のように、お花畑だけを見る散策にも使えます。
岩黒山の横道も筒上山のと変わらないくらい、自然たっぷり。
ブナの森が貯えたお水も美味しいし、こういう森の中をずっと歩いているだけで、身体の中からキレイになりそうです。

朝9時45分に登山開始して、帰ってきたのが午後5時15分。
7時間半もよくまぁ、山ん中にいたなぁ。
先にも書きましたが、小股作戦のおかげで筋肉痛は軽くて済みました。
ストックを使っていると勢いがつくので、ついつい、大股で歩いていたり、下り坂はストックが支えてくれるので、足が届くところまで一気に降りたりして、ヒザからモモから負担をかけていました。
朝から飛ばして、夕方、這うように帰ってきたのも、体力・持久力不足のせいじゃなかったんだなぁ。
反省、反省。

土小屋からの帰りはまたスクーターのエンジンを切った自転車状態で、地球に引っ張ってもらいながら下りました。
金山谷から上りになるのでエンジンをかけ、ラスト6kmのところでまた関門までガソリン使わずに降りられます。
朝、上りで余計に消費した燃料をそうやって取り戻さないと松山まで帰れないのです。
久万で給油すればいいんだけど、砥部のセルフスタンドまで行けるか、行けないか、やせ我慢みたいな勝負がまた楽しいのです。
松山までの3時間、絶対眠たくなるので、そんなことでもして気を張り詰めてないと危ないのです。
車の人は車内で横になれるけど、スクーターはそれができないので、家に着くまでずっと緊張しっぱなし。
お山で身体が疲れ、往き帰りで気が疲れる、だから、あまり遠くのお山に遠征できないのです。
赤星や赤石、鬼ヶ城…、行きたくても、行けないとこばかり。

さて、今度はどこへ・い・こ・う・か・な (^_^)

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