へ行こう!
土小屋~岩黒山~丸滝小屋 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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①白石ロッジに向かって右に登山口があります。
案内や看板がたくさんあるので一目で分かります。
…それにしても、多すぎなんじゃ…。
岩黒山自然観察路 |
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石鎚スカイラインの終点である土小屋あたりでは冷温帯林であるブナやウラジロモミ林がみられます。 |
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所要時間:ゆっくり観察しながら約1時間半 |
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最初は木の階段。
雨で溝状にえぐれた道を左にカーブしながら登ってたら、
道の真ん中に大きなキノコが顔を出してました。
季節は夏真っ盛りでしたが、あっちこっちでキノコを見つけました。
お山はもう、秋の入口なのかな。
②数分で最初の別れ道。
左折が尾根道で岩黒山山頂ルート、
真っ直ぐが麓を横切って丸滝小屋へ向かう横道。
また案内がダブっていますが、木の方はコースタイム付き。
「←岩黒山頂(約50分)
丸滝小屋(約45分) 筒上山(約90分)→」
横道はこんな感じ。
今回は尾根伝いに岩黒山へ登り、横道は帰りに利用する予定なので-
右折し、遊歩道(尾根道)へ進みました。
えぐれた道をたどります。
雨になったら川になって滑りそう。
③ずっと森の中かと思ったら、すぐにササ原に出ました。
ササを踏み分け、大きくジグザグする遊歩道がくっきり刻まれています。
名前は全然分からないけど、朝露に濡れた花をパチリ。
たくさんのチョウチョが美味しそうに、
ヒヨドリバナの蜜を吸っていました。
でもこのアサギマダラというチョウ、毒、持ってます(-_-;)
北向きに開けていましたが、雲が低く垂れ込めていて、
石鎚成就社がある常住山と大森山が見えるくらいでした。
でも、よーく目を凝らしたら、
周桑平野を流れる中山川の河口辺りが見えました。
視程がよければ平市島とかしまなみだって見えるのに、残念。
西へ向かえば青空だけど、曲がって東を向けば-
ガスまみれ。
石鎚山系のダケカンバ林 |
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〔ダケカンバについて〕 |
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〔石鎚山系ダケカンバ林〕 |
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ジグザグ登って石鎚が見える高さになりましたが、山頂はガスの中でした。
ササ原が終わって森の中へ入った時-
手のひら大の大きなカエルに驚かされました (・∀・)
④標高1600m付近。
遊歩道って云うだけあって、特徴的な木には解説が添えてあります。
ふむふむ、この木はオオカメノキって云うのか…。
東の方は相変わらずいいお天気。
⑤尾根らしい場所に出ました。
大きくジグザグ登ってきた坂道もここでひとまず落ち着きます。
遊歩道は稜線に点在する小ピークを上手に避けながら、
しばらく、尾根に沿って小さくアップダウンを繰り返します。
石鎚山系のゴヨウマツ |
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〔ゴヨウマツ〕 |
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足元はササ、背の高い木はゴヨウマツ、空はすっかり、真っ白け。
⑥標高1650mほどの小ピーク目前で、
道が丁字路になっていました。
あれ? 両方ともちゃんとした道だぞ。
案内がないし、直進が正しいのか?
左折側も明瞭な道になってるけど、下り坂…。
尾根伝いが正解かな?と思って、
直進したんですが-
小ピークを越えたら道が岩峰にぶつかって途絶えました。
左折が正解だったのかぁ (>_<)
でも、踏み跡がしっかりしてたのは大勢が間違えた証拠。
(小ピークにあったジャージってただの落とし物?)
左折し、10mほど下ると、水平な道に変わりました。
この辺りの尾根は大きく岩が露頭した岩峰なので、尾根伝いに歩けないのです。
なので、尾根の左(北)下をしばらく迂回、巻いて行きます。
岩黒山の名の通り、崖は黒色の岩。
崖の下を通過中は落石やゴロゴロした足元も気になりますが、道の左側は-
ササ原で大きなブナやミズナラが枝葉を拡げる、
みずみずしい広葉樹の原生林になっていました。
霧が森に染み込んで、ちょっと幻想的な雰囲気に。
どうせ景色が見えない森の中はガスったくらいがちょうどよかったりします。
影ができない方が森一面が緑色になって綺麗だし、空気も美味しい気がします。
少しずつ登って高度を稼ぎ、尾根まで戻り-
⑦再び、針葉樹が目立つ稜線に復帰。
トトロに出て来たような緑のトンネルを抜け-
ひたすら遊歩道をたどります。
小ピークを右にかわし、美味しい空気をエサに歩いていると-
森の切れ目から、晴れた西の空がちょこっと見えました。
岩黒山・筒上山の登山道は緑たっぷりなので、
山頂以外ではこうして開けたところが時々あるくらいです。
左のお山が筒上山、右に連なる尾根が愛媛・高知県境尾根です。
この辺りでもう、標高1700mを越えています。
県境尾根の向う側が見えてきました。
ウマスギゴケで有名な
少し移動すると、南西方面、長尾根(写真手前)が見下ろせました。
写真中央奥から右の雲に隠れる稜線は、
気多山から五代ヶ森を経て鞍瀬ノ頭に至る尾根です。
森はまだまだ続く…のかと思ったら、前ぶれもなく-
⑧山頂部のササ原に飛び出しました。
た、太陽がまぶしいぜ。
右前方に見える-
一段高いお山が筒上山、左の尾根は手箱山。。
右下の白い点は丸滝小屋の屋根です。
ツツジの群落も点在するササ原。。
石鎚山系のツツジ類 |
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石鎚山系には多くのツツジ類が見られ、春から初夏にかけて山を様々に彩ります。 |
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おっ! いよいよ山頂か!?
ピーク手前は踏み跡が左右に分かれていました。
結果的にどちらに進んでも山頂にたどり着けます。
真っ直ぐの方がちょっとだけ近いかな。
登り切ると-
⑨岩黒山山頂に到着!
石積みに山頂標がなんとか刺さってました。
見落としそうですが、石の中に四角い三角点の標柱があります。
「岩黒山」三等三角点。
標高は、1745.61mです。
雲が東方から続続やってきて、真っ白白…。
せめて瓶ヶ森が見えるまで…、と、30分くらい、ねばってみました。
石鎚周辺の気流は複雑。
高層の雲はジェット気流で西から東へゆっくり移動します。
でも、石鎚より低い雲は東から石鎚山にすり寄ってきます。
石鎚山に当たった西風が東麓で縦方向の渦を巻くので、
まるで雲が麓から湧いて来るような状態になります。
おまけにこの日は、太平洋高気圧が南から張り出してきているせいで、
高知側からどんどん雲がやってくる。
石鎚山は朝晴れててもお昼には雲の中ってことがよくあります。
なのに、下山後、振り返ったら晴れてたりする、雲が友達なお山。
そりゃ、快晴は最高だけど、竜が昇るように這い上がってくる雲や、
雲海が尾根を越えて流れ下る雲の滝が見られるのも石鎚ならでは。
ブロッケン現象なんかも雲があってこそ、見られる現象です。
岩黒山はそんな石鎚のお隣さんだから、まともに影響受けちゃってます。
…とかなんとか、余談で場つなぎ。
とりあえず、晴れてるうちに、丸滝山の長尾根を撮っておきました。
写真右の方にあるラインが石鎚スカイラインで、
長尾根展望所は尾根の先に位置しています。
待てば懐炉の…です!
スッキリってわけにはいきませんでしたが、
石鎚も瓶ヶ森も山頂が確認できる程度に雲が晴れました。
(写真左から)青く霞んで見える辺りには大洲の神南山、久万の桂ヶ森、
(手前の尾根から)五代ヶ森、二ノ森、面河山、西ノ冠岳、
石鎚山、鶴ノ子ノ頭、常住山、大森山、二ノ岳。
(瓶ヶ森周辺から)スモモの高、台ヶ森、瓶ヶ森、子持権現山、
西黒森、自念子ノ頭、伊予富士、大座礼山。
(高知側)稲叢山、長沢山、工石山、国見山、そして、手箱山、筒上山。
また遠方に、椿山、鳥形山、四国カルスト。
瓶ヶ森をバックに、瓶ヶ森林道、伊吹山を。
また雲が湧いてきたので丸滝小屋へ下ることにしました。
しばし、笹尾根を下ります。
踏みそうになった路傍のかれんな花。
黄色い花が目立ちました。
⑩やがて道はジグザグ路になって、
どんどん高度を下げます。
スカイラインからも見えるササ原の斜面。
写真では小さいですが、大きな黒い岩がそそり立っていました。
今回は珍しく、花をよく撮りました。
⑪ササ原から森の中へ。
道が急なので、雨水でかなりえぐれちゃってます。
1万年後には面河渓みたいになってるかなぁ。
⑫一気に100mぐらい高度を下げたところで、分岐に出会いました。
「←丸滝小屋 ↓岩黒山頂 横道→」
筒上山方面は丸滝小屋へ、土小屋へは横道へ。
丸滝小屋からも横道で土小屋に帰れますが。
筒上山へ向かうので、左へ進みます。
丸滝小屋へ向かう道は、木立の中の尾根道です。
踏み跡はしっかりしています。
カクカクと曲がるちょっとしたクランクもあるので、道を外さないように。
⑬小ピークへの登り坂で小さな木札を見つけました。
“へんろ道”、裏は“同行二人”。
遍路道なの?
ぬかるみにハマった足跡が、
単独行の淋しさを和らげてくれました。
⑭次の小ピークからは開けたところが点点とありました。
アップで。
いま頃、石鎚の雲が取れてきた…。
丸滝小屋目指し、どんどこ降下。
丸滝小屋の白い屋根が近付いてきました。
小屋の後のもっこりした森は断崖になっていて、
木立の中に祠があったりしますが、それは後ほど。
春はツツジがキレイそうな木立を往くと-
ようやく-
⑮丸滝小屋に到着しました。
“丸滝小屋”と地図やガイドブック、道標に書かれてますが、
山小屋ではありません。
筒上山一帯を山岳信仰・修業の場としている「大峰宗(おおぶしゅう)覚心寺」の道場。
信者以外は利用できません。
写真左に筒上山への登山道があります。
白い鳥居をくぐると背後の森にある祠へ行けます。
岩黒山から下ってきた道と土小屋への横道。
小屋の前の広場からは石鎚山が見えます。
“丸滝山大権現」”の鳥居をくぐった小径の奥に-
石段があって、小ピークを登ります。
ピークからちょこっと下ると-
お堂がありました。
やっぱり、完全施錠されてます。
ひとりごと | ||
登ってる間に天気が良くなることを願いつつ、登り始めましたが、ご覧の通り、やっぱり、ダメでした。 ずっと曇ったままだったけど、霧に煙った森はみずみずしくて涼やかでした。 もひとつちなみに話、③で出会ったチョウのアサギマダラ。 話は変わりますが、NHKの「ためしてガッテン」で「驚き!超ラク山登り術 絶景を味わう科学ワザ」というのがありました。
なるほど。
なので、
そのほか、ストックの使い方が悪くて岩場で転倒したり、逆に疲れてる人も多いので上手に使いましょうって話も。 たどり着いた山頂はササ原で開放感たっぷり! 丸滝小屋へ下る道は土小屋からの道に比べたら急坂です。 丸滝小屋は宗教施設です。 |
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