番駄ヶ森・ケタ山・大磨山
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番駄ヶ森へ
距離 約900m
標高差 約120m
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり
注意・その他
距離 約240m
標高差
(最高)
約50m

ふるさと公園の駐車場から山歩スタート。
尾根に沿って設けられてる遊歩道を歩きます。
反対向いて歩けば塩ヶ森山頂へ出ます。

マツが残る尾根の遊歩道にはところどころにベンチもあります。
右側が北で、木立の切れ間から下を覗くと-

  

松山平野の東端、川内辺りを見渡せます。
奥の山並みは観音山や河原樋山、小野や梅本、久米の山山。

  

尾根の左側、南方面の眺めは石鎚山から皿ヶ嶺連峰、井内の谷。

  

瓶ヶ森、残雪残る石鎚山、西ノ冠岳、二ノ森、堂ヶ森。



  

駐車場から150mで遊歩道の終点です。
左に曲がれば公園の入口、道路沿いに地図看板や遊歩道の階段あったところです。
ここからは尾根をたどって登ります。
その前に、右の林の奥が気になったので覗いてみました。

こっちも盛大に伐採されたみたい。
ここを初めとして、今回のお山歩では、
伐採地によく出会います。

遊歩道の終わりからスギ林へ入ります。
たまに登る人がいるのか、
なんとなく、踏み跡ができています。
歩きやすいなぁと安心していたら-



  

背の高いササのジャングルが立ち塞がりました。
数年前に来た時は余りのヤブの深さとクモの巣に負けて撤退。
今回もまた負けちゃうかもと思いつつ-

30cmほどの踏み跡をたどるように分け入りました。
さすがに春先にはクモの巣はなかったけど、ササは濃く、
どーなるかとハラハラしてたら-



  

あれ? 数十mほどで抜けてしまった(・へ・)?
うれしい誤算でした。
山頂下のシキミ畑まで繋がってる作業道ができてました。
作業道が右に曲がっていたので、また覗いてみたら-

遊歩道の終わりで見えてた伐採地の上端でした。
見晴らし良さそうだったので早速、寄り道です。

  

おお!(@_@) 川内の町並、田園が一望です。
写真中央の谷は重信川の横河原・山之内で、
奥の山が明神ヶ森・福見山、その右手前がヨソ山・稔山の山塊。

かなり下の方から伐採されてました。

作業道は尾根から左に外れて行きます。
歩きやすさより近い方がいいって人は尾根を進んでください。
登らない、というか、下り坂っぽい作業道を歩いてたら-

大量の植木鉢が道いっぱいに散乱してました。
乱雑に散らかってたので、捨ててあるっぽいけど、
そうそう人が来ないからって、困ったもんです。



  

軽く下りながらシキミ畑に出ました。

  

右へくぃっと折り返して-

  

石鎚山を左に見ながら、ぽかぽか陽気の作業道を登ると-



  

作業小屋とショベルカーがある広場へ。
山頂はもう目の前。
伐採された斜面のトップだけど、真っ直ぐには登っていけなさそうなので、
右の尾根から登ろうと、尾根に取りつくため、作業道を右折し-

  

ジグ-

  

ザグっと-

  

尾根へ近付こうと登ってきますが、とにかくこのエリアは見晴らしがいいです(・∀・)



  

尾根に着きました。

  

シキミ側を歩くと行き詰まるので、右の林との境を歩き登ります。

夏はヤブっぽくなりそうな植生境で-

出会ったミツマタの花。

登るにつれ急になる尾根を登り詰め-



斜度が緩くなって、いつのまにか雑木だらけになったら-



番駄ヶ森山頂に到着しました!

麓から見ると山頂まで伐採されて見晴らしがいいと思ってましたが、前も後も木立に覆われていました。

切り株のひとつに山頂標。

でも、割れてます。

というわけで、長居は無用と、ケタ山へ向け、歩き出しました。

でも、期待してた踏み跡が早速ありません。
尾根もぼんやり丸くて、下る方向を間違えると大変です。

境界杭を目印に混んだ雑木林を下りました。

露頭した岩を避けながら下ると-



大きな岩がゴロゴロ出てる下り坂。
滑らないように鞍部まで下っている途中-

送電鉄塔がたまに見えれば、
正しい方向に進んでる証拠です。



  

雑木林にあるけもの道みたいなかすかな踏み跡を選んで進みます。



  

再び登り初めて間もなく、
送電鉄塔の巡視路にばったり、合流しました。
巡視路は上から降りてきて右(西)へと下って行きます。

「↑114 113→」

113番鉄塔方面に下る巡視路の様子。
あんまり踏まれてない感じで、迷いそう…。

  

114番鉄塔向かって尾根を登りだして、すぐ-

  

鉄塔直下の岩場に着いちゃいます。
岩を避けるように左から登ると-



とっても見晴らしのいい114番鉄塔に到着。

「大洲南幹線No.114」

いつもの下から覗いてみました目線で。

東側の眺めはこんな感じです。

  

凹んでいる所が桜三里辺りで、
左が稔山、右に面木山、三ヶ森、石鎚山。
眼下の115番鉄塔の右の集落は久尾地区。

石鎚の西にある二ノ森は手前の山の陰に隠れちゃいました。

今度は西側の眺め。

鉄塔から少し下った岩の上が◎ビューポイント。

  

右のお山はさっき登った番駄ヶ森、
左のお山が最後に登る大磨山。
下の谷は皿ヶ嶺直下の上林・下林の谷で、
小山岳の山上に造られてる松山国際ゴルフ場が正面に見えてます。

  

松山方面をアップで。
重信川が川幅たっぷりに見えてます。
右奥の方が松山市街で弁天山や興居島の小富士は見えてますが、
松山城は遮られて見えません。

  

ケタ山は更に南ですが-

巡視路が左斜めへ下り分かれてます。
アクセス道路で出会った巡視路入口に降りられます。

「←115」の方向がそれ。

試しに巡視路をちょっと下ると塩ヶ森が見えました。
まぁまぁ歩いてきたなぁ。

さて、この後も尾根伝いにケタ山へ向かいますが、
ここからもまた踏み跡がありません…。

ひとりごと

番駄ヶ森には2007年9月に塩ヶ森を訪れた際に一度、撤退したことがありました。
塩ヶ森は公園化されているので、公園までは楽々アクセスできるのですが、峰続きの番駄ヶ森は別。
遊歩道の終わりから尾根伝いに登ろうとしましたが、最初のササのヤブがあまりに酷くて撤退しました。
当時はササヤブの中には30センチほどしか幅がない踏み跡しかありませんでした。
でも、腰から上は、特に目線の高さは左右のササが押し寄せて完全にふさがっていました。
左右にかき分けながら進んでも進んでも終わりが見えません。
おまけにクモの巣もホコリも酷く、夕暮れも迫って焦ってたし、塩ヶ森の山頂は踏めた後だったので、あっさり、心がくじけました。
以来、終わりの見えない、背が高いササヤブはちょっとしたトラウマに。
なので今回はササヤブを通らない別のルートからの登頂を計画していました。
ひとつはシキミ畑から、もうひとつは巡視路からのアタックでした。
結果的にはどちらもメインには使いませんでしたが、計画自体は役に立ちました。

意を決してササヤブに入りました。
でも思いの外、あっさりとクリア。
おまけに出たところが伐採の作業道が目の前だったのはラッキーでした。
お山歩の最初からつまづくとモチベーションやテンションが落ちちゃうから、なかなか辛いものがあるんですが、ホント、幸いでした。
ガイドブックなどで紹介されてる先人さんたちのルートは山頂までずっと尾根伝い。
けれど、シキミ畑の作業道が気になっていたので、遠回りを知りつつ、探検。
結果的には見晴らしのいいシキミ畑からも石鎚山を拝めたので、これまたラッキー。

尾根に戻ってからは見晴らしに恵まれず、番駄ヶ森山頂も森の中。
その先は普通の人は行かない場所なので踏み跡も無く、尾根の上のわずかな空間やけもの道を歩いて送電鉄塔を目指しました。

また余談ですが、登山道のないお山でけもの道はとっても有り難い。
動物が歩きやすいところは人間も歩きやかったりします。
でも、動物は頂上なんてどうでもいいので、山頂直下を真横に迂回してたりします。
山頂が広くて平らで、ヌタ場でもあれば泥浴びしにイノシシが登ったりしますが、大抵は無視です。
縦走の帰りなど、少しでも登りたくないって時は重宝しますけど。
イノシシさん、タヌキさん、有り難う!なんて。

とかなんとか思ってるうちに、鉄塔に到着。
GPSのおかげで迷わず到着です。
なんともはや、見晴らしのいい場所で、今度は四国電力山に感謝です。
この送電線、大洲南幹線って名前が付けられています。
大洲の先、伊方原発から延延と繋がっているんでしょう。
原発から巡視路を歩いたらどれくらいの距離になるんでしょう。
ある意味、壮大なトレッキングコースになるんじゃないでしょうか?

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