番駄ヶ森・ケタ山・大磨山
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帰り道とおまけ
距離 約900m
標高差 約100m
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり

帰りは往路と同じルートです。
道がはっきり分かっていても-

GPSでちょくちょく、現在地を確認しながら帰ります。
迷いもせず、生きて還ってこられてるのは、
多分にGPSさんのおかげです。



  

114番鉄塔まで戻りました。
番駄ヶ森に戻るのは面倒なので、鉄塔の脇にある-

115番へ向かう巡視路で下ることにしました。

ちょっと降りたところから見える塩ヶ森の山頂。
駐車したのは山頂のちょっと手前の駐車場。
あそこまで帰るのかぁ、まだ距離が残ってるなぁ…。

  

20mくらい降りたところで、左へくぃっと折り返し-



送電線の下の木が若い開けた場所を横切り、
植林帯へ入り、どんどこ、道なりに下ります。



  

すると、シキミ畑の端っこの方に降りてきます。
ここで道は左右に分かれて-

  

左は少し登ってシキミ畑の作業道に繋がりますが-

巡視路は右です。

倒木を何本もまたぎながら、
巡視路を下りました。



道がちゃんと合ってれば、
巡視路の案内杭に出会います。

「←115」が下る方。

東向きの森は午後になるとすぐに暗くなります。



  

朝、見つけた道路端の巡視路の入口に無事、到着。
ここからは左折し、舗装路をコツコツ歩いて-



駐車場へ帰りました。

以下、おまけです。

塩ヶ森ふるさと公園の方から帰ることにしました。
駐車場から200mほどで-



塩ヶ森の山頂真近にある展望広場。
ここからは-

  

石鎚山がこんな風に見えるんです。
今日一日、天気が良かったせいで、石鎚の残雪が朝見た時よりだいぶ、減ったような気がしました。

さて、公園内の道路ですが、
一応、一般車の通行禁止になっています。
おまけに対向車と離合できるほど、道幅がありません。
なので、車で公園内を通るのはおすすめできません。

守らない車も正直、多いけどね。

桜のお花見シーズンは多分、通行できないでしょう。



  

山頂から少し下ったところにある展望台からは、こんな素晴らしい眺めを楽しむことができます。

  

ヨソ山山塊をアップで。

  

松山側の山並み。

もひとつおまけ


見奈良のアウトレットモール横の畑で毎年やってる菜の花まつりに寄り道です。

下界のハチはもう働いてます。



  

重信川の河原から今日歩いた山々を振り返りました。

  

拝志大橋からの景色を最後に。

ひとりごと

往路を忠実にたどり戻り、送電鉄塔からは巡視路で下山することにしました。
当初、シキミ畑の道もダメで、尾根沿いも登れない場合、巡視路で番駄ヶ森へ登る計画も立てていました。
巡視路の様子も気になるし、番駄ヶ森まで登り返すのもしんどいので、とっとと巡視路へ進みました。
途中、倒木を何本かまたがなきゃならなかったのと、落ち葉で道が分かりづらかった場所がありました。
でも、いつもの巡視路らしく、ほぼ順調に下山できました。
今回は登山道が無くて、踏み跡もかすかな場所が多く、苦労した場面もありました。
GPSさまさまで、ちゃんと歩き通すことができました。
シキミ畑の作業道で尾根を外れた以外は、ほぼ、家で計画したルート通りでした。

以前に比べ、GPSを使う人が増えてきましたが、GPSを持っているにも関わらず、道迷いして遭難するケースも増えています。
遭難者の多くが道に迷ってからようやくGPSを確認した、と語っています。
僕にとってGPSは迷わないためのツールと云うより、ナビ的な感覚で使っています。
ちょこちょこ見て、現在地と進行方向を確かめながら歩いています。
GPSに限らず、地図やコンパスも、道中、何度も使うのが正しいです。
でも、自分の勘を頼りに歩く習慣が染みついてる人は、思うがままにどんどん進んでしまいます。
そして、「迷った…」と自覚して、やっと、ツールに頼り始めるんだそうです。
けれど、その時にはもう、引き返す体力が無かったり、日没が迫っていて、行動不能になってしまった、と云うケースもあります。
迷った時でも、(機種にもよりますが)GPSにはオートログ機能って云う、移動した軌跡を記録する機能があります。
GPSの画面に表示された軌跡をたどりながら引き返せば、簡単に元来た場所まで戻れます。
何万円も出して買ったのに、宝の持ち腐れはもったいない話です。
GPSはもしもの時だけに使うものではありません。
分岐合流、小ピーク、尾根、鞍部、岩場、道標…、なにかに出会う度に現在地を確認する習慣を付けておくことが大切です。

「GPSみたいなもんに頼るから、野生の勘が鈍って逆に迷うんだよ」なんてうそぶく人がいます。
そんな人はたまたま迷った経験が少ないだけです。
野生の勘も大事だけど、人間は間違える生き物ですから。

森の中を太陽が出てる時と曇って見えない時とで歩き比べる実験がドイツで行われました。
実験の舞台になったのは南ドイツの「シュヴァルツヴァルト」 、通称“黒い森”と呼ばれる深い森。
地面の凹凸も少ないため、方向感覚がすぐになくなりそうな場所だそうです。
被験者たちには、記録用GPSが装備されていました。
そのデータによると、空が晴れて森に木漏れ日が差してる状態では、かなりの確率で目的地まで真っ直ぐ歩けてた人が多かったそうです。
けれど、曇って地面に影が無いような状態では大きく円を描くように歩いたそうです。
本人たちは当然、真っ直ぐ歩いてるつもりでした。
また別の日は実験途中に曇ってしまいましたが、太陽が隠れた途端、真っ直ぐ歩いてた人たちは急に大きく円を描き始めたんだそうです。
つまり、遠くの頂や太陽など、絶対的な目標物を無意識に利用しながら人間は歩いてるんです。
野生の勘だと思ってるものも、実は陽が差してる方角などで自分の進行方向を無意識に補正しているに過ぎないのです。
曇ったり、霧に巻かれたり、日没前の薄暗闇などでは、野生の勘も鈍ります。
命を守るという点では、GPSは食料や水と同じものだと思っています。
水もノドが渇いてから飲んだんじゃ遅いんですよね。
なんでもタイミングが肝心です。

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