番駄ヶ森・ケタ山・大磨山
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久尾~塩ヶ森ふるさと公園
距離 約2.8km
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり
  

旧国道11号線沿い、
南梅本町にある播磨塚池から見た番駄ヶ森・ケタ山・大磨山、石鎚山、皿ヶ嶺連峰。
3月上旬、山沿いにもたらされた春の雪でまた白くなってたけど、
石鎚山以外は初春の山色に戻っていました。



  

新旧の国道11号線が合流する、
大きな歩道橋が目印の則之内交差点を-

  

右折し-

県道210号美川川内線へ。



  

交差点から400m弱、
右に「塩ヶ森ふるさと公園」への上り口があります。
こちらから上れますが、山頂公園は車は通行禁止です。
通過できないと逆に遠回りになるので、
今回は奥にある久尾地区から上ります。

松山自動車道の高架をくぐって-

アンテナ群が目印の塩ヶ森の山頂を見ながら、
県道を更に奥へ。



和田丸地区の173m標高点付近。
ビニルハウスより大きくて立派なハクモクレン。

あちらこちらで見かけたけど、ここのが一番大きかった。
根元には小さなスミレもたくさん咲いていました。

大きく伐採されたケタ山が見えてきました。
いつの間にあんなに伐採されたんだろう…。



  

三島井手の丁字路。
左折して三島井手橋を渡ると西谷小学校・幼稚園。
右の歩道にある小屋は-

「西谷学校前」バス停です。

朝昼夕それぞれ1便ずつしかバスは来ません。

  

丁字路から50m、右に分かれ上る車道が、
塩ヶ森ふるさと公園へのもうひとつのアクセス道路です。
こちらには案内や道標がありません。
久尾地区の生活道といった感じで-



道幅は狭く、1.5車線区間が公園までずっと続きます。
対向車が降りてきた時はちょっと緊張しました。
塩ヶ森山頂の桜が満開になるお花見シーズンは、
車同士のすれ違いに苦労するかも。

地肌が見えているのケタ山の北東斜面ですが、
大雨で土砂崩れしないか心配になるくらい、盛大に伐採されてます。



黄色い花を付けた木が出迎えてくれました。

春らしい黄色い小さな花がいっぱいついていました。

  

上から見ると、
黄色い木立の後にピンク色の木々が隠れてました。
空の青、地の緑。
春の到来を実感です。

写真奥のお山は大熊山。



塩ヶ森山頂を右に見ながら久尾地区を上っていたら-

桜が密集して植えられてる一角がありました。
どこかに移植する桜をここで育てているのでしょうか。

花びらはピンク色。
ソメイヨシノがまだつぼみなこの時期に満開だなんて、
ヒガンザクラの仲間かな?



  

久尾の一番高所にある人家の周辺はなだらかに開けていて、
太陽がさんさんと降り注いでいます。
左の道を行くと電信柱の所で突き当たり-

  

左にカクっと曲がります。

「←塩ヶ森山頂 1.5km」

曲がってすぐに出会う桜の巨木が-

東温市指定の天然記念物、
「久尾彼岸桜」通称“釣鐘桜”です。

さすがの樹齢200年、立派な桜です。
満開の時に見たかったよ~。

久尾彼岸桜を過ぎると
植林帯の中をどんどんと上っていくのですが、
路面一面、枝葉だらけ。
大がかりな伐採が行われた後だからでしょうが、
雨上がりはスリップしまくりそうです。



  

電信柱が立つ左カーブの左の土手に-

114番送電鉄塔への巡視路入口があります。
ここからも番駄ヶ森やケタ山へ行けます。
今回は帰路に利用しました。

「大洲南幹線 114 →」
入口の左隅に刺さっています。



番駄ヶ森の山頂直下一面を切り拓いてシキミ畑が営まれています。
畑の入口は2カ所ほど設けられていて、この上り口と-



もうひとつありますが、
一般車両が進入できないよう、ワイヤーなどで封鎖されています。



  

左に遊歩道の階段、右に案内看板があるここから、
塩ヶ森ふるさと公園の敷地です。

  

山頂駐車場までの地図です。
この道は通称「コデマリの道」と云うんだそうです。

「自然を大切に」な看板ですが、
描かれている地図はこの公園のものではありません。



看板から150m位進めば最初の駐車場があります。
ここに駐車し、お山歩スタートしました。

駐車場の奥を遊歩道が横切っています。

山上の桜はもう一押しで咲きそうな気配でした。
塩ヶ森山頂は桜の名所です。

ひとりごと

春の陽気に誘われてお出かけしてきました。
この頃は不思議と、雨の翌日の晴れは快晴になる率が高いんですよね。
晴れた日の翌日は晴れは晴れでも雲やかすみが多かったりします。
雨の翌日の方が湿気ってて雲や霧が湧きやすそうな気がするんですけどね。
ここ数年、石鎚の切り立った北斜面のヒダヒダまで見えるような空気が澄んだ日がホント、少なくなりました。
皿ヶ嶺だってなんとなく霞んでる毎日。
雨の翌日はお昼まで雲が取れない時もあるけど、今回は予想通り(晴れの予報も当たってたけど)、貴重な快晴となりました。

そういえば、2007年に塩ヶ森に入った時もまずまずの快晴だったような…。

この頃乗ってなくてすっかり御機嫌斜めのスクーターにまたがり、11号線を東へ。
セブンスター重信店でお昼用のゲソ天ぷらを買うため、旧11号線へ移りました。
こちらから見える番駄ヶ森の山並みを撮りたくてキョロキョロしながら走っていました。
自衛隊基地がある梅本で、石鎚まで見えるほどのいいロケーションを発見し、播磨塚池に寄り道しました。
それが最初のパノラマ写真です。

ちなみに播磨塚は平成10年に「播磨塚天神山古墳」という、6世紀頃に造られた前方後円墳が発見された台地です。
松山寄りに小社があって、久米部小盾は古事記に登場する人物が祀られています。
久米部小盾は久米郡出身で、播磨の国司に任命された後、 父を殺され逃亡中だった二人の皇子(億計と弘計)を見つけ、朝廷に奏上します。
弘計は即位し、顕宗天皇となり、(億計は後に仁賢天皇に即位)、久米部はその功績により、山官の役と山部連の姓を賜りました。
小盾の墓は「はりまさま」と呼ばれています。

久しぶりに走る県道210号線を南下していたら、春ですね、道端の畑や民家の庭先には菜の花を始め、色とりどりの花が咲いていました。
西谷小学校そばの塩ヶ森ふるさと公園の裏道路とも云うべき道路の入口へ。
小学校の校門に「卒園式」の看板がティッシュの花のデコ付きで立っていました。
西谷小学校の敷地には幼稚園も同居しているので、その卒園式だったのでしょう。
以前、井内峠から下ってきた時、学校帰りの小学生らに次々とすれ違いざま、「こんにちは」と挨拶されたことがありました。
市街地では絶えてしまいましたが、山間では時々、余所の人にも挨拶する子供たちに出会います。
最近は田舎でも物騒なので、知らない人に声をかけられたら逃げろ!って教わってるそうですけど。
一方で挨拶は基本中の基本。
挨拶されて気持ち悪いわけがありません。
そういえば、お山でもすれ違いざまの挨拶はマナーですが、例えばお城山など、観光客相手のお山では挨拶はしませんね。
でも、観光客がいない早朝などは、「おはよう」って云われる方が多いようです。
なんでしょう、挨拶って、自分がすることです。
なので、例えば、挨拶し返してくれないからイヤだとか、相手に見返りみたいなものを期待するのはホントは間違いなんでしょうね。
見返りを求めるからぎこちなくなっちゃうってことは結構ありますね。
まぁ、知ってる人にしか挨拶しない街から来た人に挨拶して、「なに?変な人」って思われちゃいそうで恥ずかしくてできないって云うのが本音ですけど。

…と余計なことを考えてる間に、久尾集落。
久尾彼岸桜は、以前通った時は全然、気がつきませんでした、あんな道端にで~んとそびえてるのに。
いまは山道で出会う看板は全部見る習慣が付いてるのでしっかりと目に止まりました。
できるなら、満開の時に来たかった~。
3月末から4月頭が見頃かなぁ。
人工的に作られたソメイヨシノは100年もはなかなか生きられないけど、昔の桜は200年だろうが長生きします。
山梨県で見た「神代桜」は樹齢2000年!と云われる巨大な桜でした。
桜と云えば塩ヶ森ふるさと公園も桜の名所。
お花見の時期は山頂がピンク色の帽子をかぶったような姿になります。
でも、ソメイヨシノが咲くにはまだ早く、膨らんだつぼみのせいで遠目で見たら薄らピンク色に見えなくもない程度。
とはいえ、お花見シーズンには車がひっきりなしに行き交うし、駐車場はいっぱいになるしで、それはそれで大変です。
桜がなかった分、おかげで誰もいない静かなお山歩スタートとなりました。

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