菊間のお山
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奈良原山遊歩道 子育観音~知恵の文殊堂
距離 約300m
標高差 約50m
一般道
徒歩
下記写真の場所
見晴らしあり
  

次は奈良原山へ。
瓦のふるさと公園からは、駅の裏を線路沿いに進み-

  

踏切になってる丁字路を右折。
道は狭いけどれっきとした県道164号玉川菊間線は、
昭和な雰囲気が残る商店街です。



長坂川にかかる橋を渡って県道を進みました。
でも、左折して菊間川を渡った方が近道でした(^_^;)

「厄除け饅頭」「厄除け鬼瓦もなか」の製造元、タバタヤ菓子舗。
鬼瓦もなかは菊間のほかのお菓子屋さんでも作ってるけど。



  

遠回りですが、菊間小学校の先にある瀬戸橋を左折、
閉店しちゃったスーパーの前を通ってくと-

  

田畑が増え、だんだんのどかになってきました。
突き当たりの丁字路を左折し-

  

次の丁字路も左折して-



  

ビニルハウスの向こうの丁字路を右折すると-

  

「子育観音 薬師如来 参道入口」の石柱。
突き当たりの角にあるカーブミラーが-



  

「奈良原山遊歩道」の西の起点です。
車は入れません、駐車もできません。
車の方は加茂神社からをおすすめします。

矢印に従って進むと、
農家の入口の直前を右に曲がり、写真の坂を登ります。



  

丘の上の畑に出たら、
左の木立を指し示す遊歩道の道標があります。

遊歩道の先は石段と坂道に分かれてるけど、行き先は同じ-



子育観音です。
その名の通り、子供たちの健やかな成長を願うと共に、
子育てするお母さんにも御利益があります。

お堂の左に簡易舗装の路が続いています。

たどって墓地を抜け、桜並木を登ると-



  

開けて明るい場所に出ました。
遊歩道はほぼ全ルートが舗装されていて、
2、3ヶ所の道標がない分岐は要注意ですが、
基本、たどってくだけでOKです。
墓地を抜けた後、
道は右へ大きくカーブして、森の方へ続いています。
この場所で振り返ると-

  

こんな感じです。
町なかにぽつんとある天王山、
そのずっと奥に見える八の字姿のお山は名石山、
写真左奥に高縄山も見えてきました。



  

森の中に入ったら道標と共に-

  

また道が分かれてました。

「←知恵の文殊堂 休憩所」、
「奈良原山遊歩道 山頂展望台まで320m→」



左の道を登って知恵の文殊堂へ。

狛犬コレクション、吽と-

阿。

受験シーズンは学生らで賑わうお堂です、合掌。

左隣に東屋があります。
サクラの頃に訪ねてみたい、気持ちの良い休憩所です。

  

だんだんに曇って、島影が霞んできてしまいました。
菊間の町のパノラマはこれで見納めになりました。

ひとりごと

奈良原山も地図に載ってないお山ですが、ローカルに強いゼンリンの住宅地図には載っています。
最初に見つけたのは奈良原山遊歩道の方でした。
一口に遊歩道と云っても、きれいに舗装しているところもあれば、ただの登山道や、草まみれのけもの道みたいなところもあります。
この奈良原山遊歩道はコンクリートで舗装されて、いい方の道です。
全長は1.5kmの遊歩道が完成したのは昭和53年(1978)(舗装が完了したのは昭和56年)。
加茂神社、奈良原山山頂、知恵の文殊堂、子育観音を繋いで、奈良原山の南側を取り囲んでいます。

奈良原山は知りませんでしたが、子育観音はニュースなどで見かけたことがありました。
知る人ぞ知るスポットなのですが、訪ねた日も赤ちゃんを抱っこした親子が二組ほど、お参りされてました。
こういう、子供の成長を願うところにお参りに来られる方は心が優しいんでしょうね、すれ違いざま、「こんにちは」って。
山であいさつは基本ですが、相手が登山者じゃない場合、温度差がかなりあるのであいさつが一方通行になることが多多あります。
街に住んでると、「こんにちは…、だからなに?」みたいな、用がないとあいさつなんかしない風潮ってありませんか?
ただの「こんにちは」も声に出しづらい世の中ですが、あいさつを交わすとなんか気持ちが良いし、やっぱり基本ですね。
境内をきれいに掃いてる方もいらして、地域に愛されてるんだなぁって空気がいっぱい出てました。

その後、舗装路をたどって行ったら、知恵の文殊堂にたどり着きました。
知恵の文殊堂と云えば、昔よく遊びに行った天橋立にも知恵の文殊堂と呼ばれるお寺がありました。
「切戸の文殊」とも呼ばれてる智恩寺で、亀岡文殊堂 (山形県高畠町)、安倍文殊院(奈良県桜井市)と並ぶ日本三文殊の一つです。
「三人寄れば文殊の智恵」ということわざ発祥の地です。
文殊とは知恵の神様・文殊菩薩のこと。
人が三人集まりゃ、文殊菩薩に匹敵するような知恵が出るという意味です。
奈良原山の文殊堂も、知恵の神様・文殊菩薩を祀ってますので、学業成就を願う人たちが訪れます。
いつの世でも、溺れる者は藁をも掴み、そして、信じるものは救われるのです。

子育観音、知恵の文殊堂について図書館で調べてみました。
でも、町誌にも載ってなくて発祥や由来など詳しいことはほとんど分かりませんでした。

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