桂ヶ森へ行こう!
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山頂へ
距離 約0.9km
標高差 約240m
林道
徒歩
下記写真の場所

カーブ内側にある斜路、作業道を選んで登ってみました。

日当たりいい割に雑草も少なめ。
よく踏まれてる感じでした。

林に入るとキャタピラの作業車がありました。
ブルーシートも新しく、最近、置かれたようです。

左側に、北ヶ森が見えました。
この先、ずっと林の中で、遠望できるのはここが最後です。



作業道が右から左へ流れる支尾根に乗りました。
まわりは草まみれで行き止まりかと思いつつ、
右の支尾根を見上げたら-

  

尾根に沿って木が伐採されていました。

新しい切り株が並ぶ尾根を登ります。
少しきつめの斜度もほんの数十mで-



  

腰高のササの覆われた尾根の上へ。
左に進路をとって、ササと細いスギの中を歩きます。
取りあえず、帰りのために赤いテープを目印に巻いておきました。

左は人工林、右は雑木林、尾根のササは元気。
ササが深いところでは見えませんけど、この尾根上にはちゃんと踏み跡があります。
イノシシやシカが毎晩踏み固めてくれてるような細い道だけど、頼りがいはありました。



  

ササが厚くなったところで尾根を横切る作業道と出会いました。
作業道を越え、尾根を進みます。
作業道に入らないように、また赤テープを一巻き。

でも、作業道はどこに通じてるんだろう?
ちょっと気になるぅ。



尾根を登っていたら大岩がゴロゴロ露出。
車ほどの大きさの岩がいくつも塞いでるので-

  

右側へ避けて登ります。
踏み跡もこっちに付いてます。



ササが少ないところはスッキリして、キノコや草花も元気。

毒草のトリカブト。

僕が唯一食用だって知ってる、長野でジコボウ、
またはリコボウって呼んでたキノコがいっぱい。

キノコの脇の踏み跡を登って-



  

踏み跡が二手に分かれつつ、尾根の突端へ。

上には赤い境界杭が刺さってました。

  

ここで尾根自体が二手に分かれ下るので、
帰りに迷わないよう、また赤テープを一巻き(右)。

くるぶしほどの高さのササはまるで芝生みたいでふかふかで。
目にも優しい薄緑色。

踏み跡がクッキリ。



先人が付けたビニル紐。
山主さんが付けたのかな?



腰高のササが元気なゾーン。
坂に生えてるともっと深い気がしてきます。



先人が付けた赤テープ発見。
よく見ると-

  

左の谷下から付けられてるみたい。
草木線の終点から誰かが登ってきて、付けていったのかも。
帰りにたどってみましたけど、
すぐにテープを見失ったのでやめました。



山頂まで、誰かの赤テープが点点と。
要注意場所以外のマーキングは親切すぎかな。
過ぎたるは、イノシシに笑われるじょ。



標高も1200mを越え、尾根の左右が少しずつ明るくなってきました。



ササに覆われた、ぽっこりマウンドが出現。
桂ヶ森山頂に到着したのでした!

山頂は広くなく、ぐるりと人工林に囲まれて、展望は望めません。
でも、真上は抜けてるので、明るいです。
ヒザ高のササの中を見渡すと-

三角点が埋もれてました。
山頂標も倒れてたので-

直しておきました。
「桂ケ森」二等三角点。
標高は、1223.96mです。

ひとりごと

このルートは登り始めた時は正直、山頂までたどり着ける自信がなかったです。
踏み跡がずっとあって、結果オーライでした。
その踏み跡は山頂を越え、見附嶽のほうまで続いてました。
このあと、西明神から登って確認できました。
林道上であちこち、登山口を探し回り、最後の最後に飛び込んだこの道が正解でホント、良かったです。

登り初めこそ、踏み跡が無くて、切り株の間を登ったり、数mの距離だけどササが厚いところもあったり。
でも、後は順調でした。
この後に紹介する西明神からのヤブった登山道より、こちらの方がおすすめです。

秋に入って肌寒い朝が来るようになり、ブヨやヤブ蚊、吸血昆虫たちもすっかりいなくなりました。
カメラのレンズになぜかたかってくる羽虫もいなくなったし、後はクモの巣が消えてくれたらうれしい。
でも、彼らに変わって邪魔?してくるのは“どろぼう草”たち。
虫じゃないの“ひっつきむし”なんても呼ばれる、草の種。
気が付いたら、ズボンの裾やシャツにびっしり付いてる困り者。
首に掛けたタオルに付着しまくってた日にゃ、汗をぬぐおうとして顔をひっかいたり、イライラさせてくれます。
フリースなんて着てたら、細かい繊維にトゲトゲがめり込んだりして取れない。
歩きながらむしり取ってると、木の根につまづいたりするし。
トゲじゃなく、粘着液出して引っ付いてくるヤツは、取った跡に緑色の染みが残ったり。
スクーターにずっと積んである、100円ショップで買った固めのブラシでせっせと除去。
でも、そうやって剥がれたどろぼう草は来年しっかり芽吹いて勢力分布を広げてくんだろうなぁ。
人でもイノシシでもタヌキでもいいから、誰かにひっついて、いずれは世界制覇?
なにより先にこの世に生まれた植物たちに人も動物もいいように振り回されるのでした。

あー、やだただ。

あ、この登山ルートには引っ付き虫は入口にちょこっといるだけで、尾根に登ってからはありません。
トゲトゲ、チクチクして痛い、イバラもこっちには生えてません。

途中で出会った赤テープですけど、もしかしたら、草木線の終点から登った誰かが付けたものかも知れません。
終点ではよくよく探さなかったけど、登山口は見つけられませんでした。
終点と、こちらの登り口は標高的にはそんなに変わりません。
距離的には終点からの方が短いけど、ルートの取りようでは斜度がキツイです。
尾根伝いではないので、踏み跡や印が無いと困るかも…。
でも、終点なら安心して駐車できます。
いつか、冬枯れした頃にもう一度行って、ちゃんと歩いてみないといけないなぁ。

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