





東明神から
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町役場や小・中・高校、美術館、宿泊施設、飲食店が集まった久万高原町の中心部、久万地区から西を見上げると、南北に長い稜線を持つ、どっしりと太いお山があります。 陽が西に傾くと町に一足早い日暮れをもたらすそのお山が桂ヶ森です。 皿ヶ峰連峰の黒森山から南へ発した山脈に属し、標高1000mを越える稜線が南北に8km弱も連なっています。 南に向かって小ピークを越えるごとに標高を増し、山脈のほぼ中央、最高点が唯一1200mオーバーの頂となっています。 お山の西側は比較的に急峻で谷も深く、一方、東側は緩やかなスロープを有し、山裾には高原野菜の畑や水田なども見られます。 久万高原町は古くから林業が盛んで、江戸時代、松山藩の御用林として御山奉行が置かれました。 御用林が国有林となった明治以降、民間でも盛んに植林が行われ、町の木をスギに指定するほどに林業は町の基幹産業に発展しました。 桂ヶ森も例外なく、盛んに植林・開発され、いまでは山林のほとんどが人工林で占められています。 濃い緑で山肌を覆う豊かな森は自然のダムの役目を果たし、西に二名川、東に久万川を形成し、干ばつの度ごとに水不足に苦しめられた往時を昔話に変えるほど、麓を潤しています。 山頂へは東側、西側、それぞれから林道を経由して登ることができます。 東側の登山道はガイドブックなどにも紹介され、主に利用されています。 けれど、沢沿いにあるため、豪雨の影響を多分に受けており、上部の作業道は経年変化でササにまみれ、季節によっては不明瞭で、わき道もあるため、注意が必要です。 西側の道は登り口が見つけづらいものの、山中は尾根伝いのけもの道でササが濃いのは1ヶ所だけで、下山時を除き、迷うような場面もなく、おすすめです。 山頂は低いササに覆われた黄緑色のマウンド状で、スギ木立に囲まれているため、見晴らしはほとんどありません。 山頂の北、500mほど離れた場所に“見附嶽”という岩峰があります。 せり立つ岩の上に登ることができれば、久万地方の山並みをぐるり、見渡すことができます。 |
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