勝岡丘陵へ行こう!
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北尾根

距離 約1.5km
標高差 約120m
国道・県道
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり
危険・行き止まり

景色のいいところで弁当を食べたくて、
経ヶ森山頂まで足を伸ばしました。
遍路道に降り立ったところから10m登ると-

  

こんな距離に経ヶ森の登山道があります。

「経ヶ森へ約0.2km→」
距離より標高差が気になる経ヶ森。

雨水でえぐれたりして、登山道はU字の溝に。

一瞬、傾斜が落ち着くけど-

ジグザグ路に。
この登山道は落ち葉と粘土っぽい土でよく滑ります。
下山時は急坂でいっつも尻もちつきそうになります。

岩が露出しだしたら山頂は間もなく。



経ヶ森山頂に到着です!
経ヶ森については、『太山寺のお山へ行こう!』もどうぞ (^_^)

標高203mで出迎えてくれるのは、
身代わり観音様(二代目)。
合掌。

あいにく、曇天になっちゃったけど、それでも、
なにか、おみやげをいつもくれる経ヶ森です。

海を照らす“天使の道”がきれいでした。

  

歩いてきた勝岡の峰を振り返って。
経ヶ森から見るとこれから引き返す勝岡も、
その先の白石ノ鼻もすぐ近くに思えます。


  

遍路道まで戻って-

西山を登り返し、小ピークをいくつも越え、どんどこ戻ります。
縦走路は明瞭ですが、脇道、支線も多数あるので、
尾根から大きく外れないよう、そこだけは注意して歩いてください。



  

140m小ピークのショートカット部分。
ここが見つけられないと遠回りすることになります。

でも、試しに、明瞭な道をたどって、
遠回りしてみました。
道は東から南向きに進路を変え、下ってゆきました。
道幅は肩幅くらいだけど、しっかりしていました。



  

谷間のみかん畑が見渡せる明るい場所に出たら、
勝岡から下って来た道と合流分岐しました。
土に埋もれてはいるけど、簡易舗装されています。

合流した道は太山寺の参道に向かって延延と下ってゆくようです。
奥の谷の上部に、縦走路の途中にあった、
ツルで覆われていた斜面が見えました。

  

では、尾根へ復帰。
尾根へ帰る道はさっき下って来た道よりちゃんとしてて、
簡易舗装されてます。
すっかり雑草に覆われてるけど。

地形に沿ってくねくね登ったら、森を抜けて-

  

すっかり荒れ放題のみかん畑の跡地に出ました。
麓に見えるため池は南勝岡池。
雑木林と雑草の植生境になってる道を登ってたら-

左に曲がるところでL字のパイプがあったり。
盛んにみかんが栽培されてた頃の名残は-

登ってるこの簡易舗装の小径もそのひとつ。



  

勝岡の南、100mほどのところにあった分岐合流場所に復帰しました。
結果、からまでの距離は、ショートカットコースだと200m、
遠回りは550m、でも一旦下るので、標高差30m×2加算されます。

さてさて、この後、勝岡もささっと通り越し-



勝岡八幡神社から登ってきた四差路まで戻って来ました。

堀江の海を右に見下ろしながら、北に向かってお山歩再開。
ガードレールはあるけど舗装はない砂利道を100mくらい歩くと-



  

130mピークの下で道が左右に分かれます。
右の砂利道沿いにはアンテナが建ってます。

“J-フォン”はいま、SoftBank。

左の道はまた舗装が復活。
北へはこの道を進みます。
左右から雑木が押し寄せる軽トラ幅の道が-



一転、急に開けます。

  

興居島、全開ですっ!
道の下はまたツル植物の海。

水道を進むタンカー。
興居島側は昔、貯木場があった入り江。

下ってくと、ちゃんとみかん作ってる畑も残ってます。
海風の当たる畑のみかんは美味しいのだ!



尾根の左右に海が見える場所へ。
四差路から600mくらい北へ離れたところです。
お山から見える海はまた特別、気持ちが良いですね。



  

農道の分岐合流Y字路へ。
右は勝岡の円明寺奥の院方面へ下る農道なので、
左の高浜寄りの農道へと進みます。

  

こんな感じに左にくぃっと折り返します。

道はゆるゆる高度を下げてゆきます。
農道の道端には写真のような貯水槽がたまにあるので、
よそ見歩きしてハマったりしないように。
水槽にはミドリムシがたんまり。



  

高浜へ下る農道が左へ急カーブするところで、
道を外れるみたいに直進します。

道を外れたかと思ったら、こっちも舗装されてました。
ただ滅多に人が通らないだけのようです。

ほら、ちゃんと舗装が残ってる。

尾根伝いに道は続き-



  

また分岐合流。
今度は右に下って「白石」三角点まで降りられる道。

  

木に赤テープの目印付き。
縦走路はこの後、ちょっと不明瞭になったり、
行き止まりに迷い込む可能性も大なので、
道が分からなくなったらここまで戻って、
この道で下山してください。

さて、縦走路の続き。

うわっ! ササが押し寄せてるぅ!



  

ササを抜けたら今度は左から道が合流してきました。
でも、この場所、縦走を仕上げる一番重要な地点でした。
実は、左の道のほかに、右のササヤブの中に道が隠れていたのです!

  

直進する道の右斜めに分かれる道は、
ササに埋もれててよーく見ても、
全然、道には見えません。
先の赤テープ付けた人も見つけられなかったのでしょう。

で、分岐に気がつかず、簡易舗装の道を道なりに直進しちゃうと-

道はいい感じで続いているのですが、
気がつかないくらい、進路が西に少しずつずれていきます。

やがてまたササヤブに襲われ-

道が西向きに90度、転進してることにも気がつかず-

西の支尾根で行き止まってしまいます。
電信柱とモノラックのレールが取り残された場所です。
昔はこの辺りもみかん畑があったのでしょう。

というわけで-

もし、行き止まっちゃったらの分岐まで戻りましょう。
の分岐を見つけられなかった時は、まで戻って下山して下さい。

  

では、正しい?縦走路の続きを。
左の農道の延長線上、
右のスギとササヤブの間に道が続いています。

  

まさか、こんなところに?って場所に入ると-

ゴミが散乱した空間に出ます。
その先に-

こんな感じでちゃんと道が続いています。

野ウサギかイノシシくらいしか通らないので、
ササが元気なところがあるけど-

道端に貯水槽も残ってたり、
昔は農道として機能していた名残がちゃんと残ってます。
それに実は腐葉土で埋まっちゃってるけど、
簡易舗装も残っているのです。
だからヤブにならず、道としてまだ歩けるんです。



倒木が一部、削れています。
文字通り、けもの道になってる証拠。

またキノコ。
ぼこぼこ、にょきにょき、固まって生えてました。

きっと食べたら泡吹くんだろうなぁ。

岩がごろごろ露頭してる小ピークを通過。
もしかしたら、丘陵上で発見されてる古墳・遺跡のひとつかも。

落ち葉に埋もれた農道の名残を下ってくと-

みかん畑に出ました!

  

北方向に海も。
岩壁には釣り人の姿も。
遠くの島は北条の鹿島です。

ここまで来たら、また車の走行音(雑音)復活。
県道がすぐそこなので、潮騒より車の騒音。
いよいよ、下って来たなぁって思うと、
旅の終わりを実感しちゃって、
ちょっと寂しい気持ちになったりします。



みかん畑の端っこを歩いてくと、
太山寺丘陵最北端に到着です。

最北端のみかん畑を振り返って。
今日もいっぱい歩いてきたなぁ。

さて、この後ですが、
北は急斜面なので下ることはできません。
一応、ルートを探してみたけど、
素直には降りられそうもないので、
みかん畑へ戻って-

モノラックのレールに沿って下らせてもらいました。
畑に農家さんがいらしたらちゃんとご挨拶して、
通行の許可をもらってください。
レールは真下に見える小屋まで急角度に連絡してます。



溝に渡してある木の板、
半分、腐ってるので、
踏み抜いて落ちないように。

小屋の脇を抜けたら-

農道に降り立てました。
この農道は-

赤テープがあったで分岐した道の終点です。

車の音も釣り人の声も聞こえる方へ。



  

あ~あ、アスファルトに出ちゃった。
県道39号松山港内宮線に出ました。

  

県道から見るとこんな感じ。

ミカン出荷の時期は、進入禁止になっています。

手前の△看板は、三角だけに-

「白石」三等三角点。
標高は、4.60mです。

海辺の歩道に出て、東の高縄山系を遠望。

振り返れば丘陵の最突端、白石ノ鼻は目の前です。

ひとりごと

勝岡側の丘陵の途中から入山したので、勝岡~西山・経ヶ森間を往復するコースになりました。
南北に長いのでどちらか端からスタートすると戻って来るのは大変です。
縦走路を往復するなら、帰り道に下り坂が多くなるように、白石ノ鼻から南下する方が楽でしょう。
また、バス利用なら、南は太山寺、北は運転免許センターでバスに乗り降りできます。
経ヶ森まで含めれば高浜や梅津寺から電車に乗って帰ることもできますね。
僕は今回、自転車を使ったので、中間の勝岡八幡神社をスタート兼ゴールにしました。

上でも書きましたが、勝岡~西山間には支線、脇道、分岐合流ポイントが点点とあるので、気を付けてください。
迷うほどでは無いにしろ、間違って尾根から降りちゃった分、戻るのしんどいです、当たり前だけど。

勝岡から北は縦走路と云うより、農道山歩になりました。
ピークを上り下りするような縦走路はありませんでしたから。
冬枯れた季節なら、無理矢理登れないこともないと思いますが…。
いまは使われていない農道があちらこちらに。
ミカン栽培が盛大に行われ、景気がよかった頃に整備された名残でしょうか。

白石ノ鼻に近付いたところのの分岐。
最初は右分岐があるなんて知らずに、無警戒で直進して、見事、西尾根に入り込んでしまいました。
詳細な住宅地図を見れば分岐になっていることは明らかなのです(国土地理院の地図には分岐は未掲載)。
まさか、支線の方が道が良いなんて思ってなかったので、ハマってしまいました。
まで戻って赤テープのある谷を下ろうとしたのですが、あきらめきれず、また戻って道を探しました。
では、よくよく見ても、道があるようには思えません。
でも、長いこと山歩してきた山勘が働き、駄目元でヤブに突入してみたら、道が見つかったのでした。
この道は国土地理院の地図にも載ってる道です。
でも、もう使われておらず、風化待ち、といった風情でした。

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