堀江のお山
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尾崎山へ
距離 約300m
標高差 約50m
県道
一般道
徒歩
下記写真の場所

県道204号長井方堀江線で東大栗町へ。
堀江からでも伊台からでも来られる、
山間にある町です。

ちょうど良い具合に地図がありました。
道路工事看板ですけど。
木野山神社手前の道路が台風被害で崩落。
そこが工事でした。
ぐるっと輪を描く道路の中にあるのが目指す尾崎山。
今回は、現在地から時計回りに進んで南麓の登山口へ行きました。



途中で医座寺へ寄り道。

伊予十二薬師の第二番札所です。
「おおぐりのおやくしさん」と愛称されています。



尾崎山の南麓に回ると農家が十数軒並んだ小坂集落。
左は上伊台へ続く道。
登山口は直進。



家並みが切れたら右の、みかん園へ上る斜路へ。
ここからは徒歩で。

斜路を道なりにぐいぐい登ります。
尾根に出たら右へ曲がり-



みかん畑の中の坂道を登ると-

左にお墓。

日当たりの良い南向きの斜面は、
雑草もきれいな花を付けて風に揺れてました。



道なりに登り、道が途切れたら、

畑と雑木林の植生境を登ります。
下の道路から数分で-



尾崎山山頂に到着です!
CATVのアンテナなどが並んで立っています。

北側は雑木林、南側はこの通りの眺めが得られます。
麓の小坂集落が箱庭のよう。
左上に見えるのが白山(医座山)です。
中央は祠が二つある観音山です。



アンテナから左奧へ、5mほど入った空き地に-

三角点が落ち葉に埋もれてました。
「大栗」四等三角点。
標高は、260.24mです。



お山の西麓にある木野山神社へ行ってみました。
山間にあってとっても大きな神社です。

江戸時代以前に医座寺の奥の院として勧請されました。
木野山神社自体の奥の院は観音山山頂にあります。

社殿、二拝二拍手一礼。
「オオカミさまの木野山神社」として有名で、
実際、オオカミの剥製があるそうです。

拝殿の左の小社に-

塩と御神水。
“憑き物落とし”にどうぞ。

ひとりごと

実のところ、白山や医座山と呼ばれる山を求めて間違って登ったのが尾崎山でした。

現代の地図には“尾崎山”の山名は記載されていません。
当サイトでも2年ほど、三角点の名前をもじった“大栗山”で仮称していました。
けれど2009年、県立図書館で明治期の古地図を閲覧した際、尾崎山であることがわかりました。
やっと正しい山名でアップすることができました。

医座寺のある北面は雑木林に包まれています。
日当たりの良い南斜面は全面みかん畑です。
山頂まで通じる道は南斜面のみかん畑沿いに設けられた農作業道です。
みかん畑沿いに登ることは、松山周辺では珍しくありません。
収穫期を過ぎた夏でも、農薬や肥料の散布など、なにかと作業されてます。
ルール、マナーとして、みかんの木は絶対傷つけず。
作業されてる方に出会ったら、こちらから先に、笑顔で挨拶を必ずしましょう。
ローカルなお山山歩は、基本、他人さまの土地に勝手に入る、不法侵入に等しい行為です。
怒られないようにするより、怒られるようなことをしないよう、心がけましょう。

伊台菅沢から県道を下ってくると尾崎山を一望できる場所があります。
そこは県道を左に少し外れた場所。
尾根の上にコンクリートの貯水増があって、貯水槽の上に登ると眺望抜群!
右に高縄山や大月山、正面には海が広がって見えるすてきな場所です。
伊台や東大栗、堀江地区には貯水槽は小高い場所にたくさんあります。
見晴らしが良くて、“秘密展望台”的な貯水槽は、“おさぼり”にも最適な隠れ家(広場)だったりします。

堀江の国道196号線沿いにある「オオカミさまの木野山神社」看板は、ここ、木野山神社を指しています。
訪れてみたら、意外と立派で、ちょっと驚きました。
6柱の神さまをお祀りしています。
主祭神は、素盞鳴命と大山積命。
配神は、少名彦命、豊玉彦命、高寵神(たかおかみ)闇寵神(くらおかみ)
高寵神と闇寵神は雨の神様でもあり、オオカミの姿をしているんだそうです。
だから、「オオカミさまの木野山神社」なんですね。
オオカミが由来してるせいか、“憑き物落とし”にも効くんだそうです。
神社って云うと、御稲荷さんのキツネを思い浮かべるんですけど、オオカミを祀る神社もあるんですね。
岡山にも同名の木野山神社があって、そこもオオカミをお祀りしています。

木野山神社がある場所はホントは天満神社が主で、明治後期に木野山神社が移ってきたのでした。
創建は建徳元年(1370)、河野通定が大宰府天満宮より勧請。
社殿を造築して水田五反を寄進したんだそうです。
大宰府といえば、の菅原道真も祀られています。

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