引地山へ | ||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮ | ||||||||||||||||||||||
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①愛大小屋から少し戻った分岐から。
「←山頂 六部堂」の方へ向かいます。
しっとりとした林。
切り株を覆うコケが木漏れ日で緑に光っています。
しばらく緩やかな上り坂が続き-
②何か掴んで登るほどじゃないけど急傾斜があり、
登り切った所にある大岩の上に寄り道すると-
秋から春にかけては道後平野の東の端っこが遠望できます。
落雷のせいかな?
左の幹は折れ、胴にも裂け目が走ってます。
でも、右の幹はしっかり生きてます。
たくましいです。
何歳かなぁ?
どれだけの数の登山者を見守り続けてきたのかな?
③十字峠への分岐です。
道標には引地山と書かれてませんけど、まっすぐでOK。
左折して十字峠に行っても後で合流します。
ここでは参考ついでに十字峠へ向かいます。
「←風穴・上林 竜神平・キャンプ場→」
左折側の道にある「山頂 六部堂→」
30mほどで十字峠に出ます。
文字通り、道がクロスしています。
左(東)は皿ヶ嶺山頂、まっすぐ(南)は六部堂へ下る道、
右(西)は引地山へ向かう道となっています。
左右に走る道は久万高原町と東温市との境界線にもなっています。
植生も異なり、久万側は人工林、東温側は雑木林。
昨年まで錆びさびで判読不明だった峠の道標。
これで当分、安心です。
こちらは地元の方の手作り道標でしょうか?
時間表示のある板は昔からあったもので後ほど、また登場します。
六 部 堂 |
110分→ | 十 字 峠 |
10分→ | 竜 神 平 |
←70分 | ←15分 |
④十字峠で右折し、5、60m。
③で直進してきた道と合流します。
風穴や赤柴峠の書き込みもある「←引地山」の方へ、左折。
引地山の方から来ても、
これだけ案内がしっかりしていれば安心ですね。
ここまで標高1200mちょい、登ってきました。
引地山は1030m前後なので、下りに変わります。
小ピークをいくつか登り降りするので、
“全体的に”下る感じで歩きます。
ということは、帰りは登り坂になります。
帰りは下る方がいいなって方は、
引地山から皿ヶ嶺を目指すコースがいいかも、です。
久万側の人工林は間伐前で薄暗いです。
東温側は広葉樹の雑木で、落葉して明るくなってました。
見通しのいい下り坂の次は-
⑤また登り。
落ち葉を踏みしめ、踏みしめ-
地図に1165mの標高点が打たれてる辺りの小ピークへ。
越えたらまた下ります。
⑥引地山と風穴との分岐に到着。
引地山は左へ曲がります。
まっすぐ進むと風穴へ降りられますけど、
それは後ほど紹介します。
「←引地山」の方へ曲がりましょう。
以降も踏み跡はちゃんとしています。
道が久万側の人工林から離れると、木漏れ日たっぷり。
紅葉の盛りを過ぎたのがちょっと悔やまれる尾根道なのでした。
⑦面白嶽の迂回路分岐に到着。
左の道が迂回路。
面白嶽の西斜面にある急傾斜を通らない“安全”な道です。
道標にも「安全コース」と書かれてます ^ ^
今回は帰りに通ることにして-
まっすぐ、面白嶽山頂を目指します。
目指すといっても、山頂までは苦痛なほどの傾斜もなく-
⑧あっけなく、着いてしまいます。
特になにも(山頂標も)ありません。
取りあえず一番高い所、って感じの頂です。
下り始めは普通の道。
段々と傾斜が増して行きます。
キノコに目が行く余裕あり、です。
⑨久万スキーランドのセンターハウスを、
正面に見下ろす辺りから急降下開始。
腐葉土で滑る斜面を木につかまったりしながら下ります。
高さにして2、30mほど。
ゆっくり時間をかけて安全に降りましょう。
下りは道迷いの危険もあります。
ルートと足場をよく確認しましょう。
下から見上げるとこんな斜面。
木が生えてる分、怖そうに見えませんけど、
結構、高さは感じます。
面白嶽山頂は特になにもないので、
無理に通ることもないかも。
色とりどりな落ち葉の絨毯を踏みしめ進めば-
⑩左から来た迂回路と合流します。
風穴分岐からこっちの道標は古いままです。
振り返って見ると、こんな風に合流・分岐しています。
右の迂回路は帰りに通りましたので、後ほど。
⑪ここから引地山までの一部のササは背が高く、
壁のようになっています。
草刈りが行われた後なので、
安心して通行することができました。
ササの根元を覗くと、
たくさんのけもの道が縦横に走っています。
息を殺してじーっとしてたら、
野ウサギなんかにも逢えるかも知れません。
(ウサギだったらいいけど…)
ササの上は薄黄緑色のスクリーン。
静まりかえったササの壁の間を登ります。
ふたつほど小ピークを越します。
下り坂ではずっと麓の段々畑もちらちら。
⑫なんだか美味しそうなキノコでした。
北(右)へ、赤柴峠に向かって道が曲がります。
振り返ると、
さっき降りてきたばかりの面白嶽も遠くに。
右が面白嶽、左が皿ヶ嶺に続く尾根。
面白嶽の北斜面は岩肌が白く覗いています。
さあ、最後の登りです。
倒木を跨いだら、間もなく-
⑬赤柴峠と呼ばれる、引地山の最高地点です。
松山、東温、久万の市町境が交わる場所でもあり、
当サイトではこここそが引地山の山頂だと、
世論に対し、こっそり反論。
松中東高OB山の会さんの道標。
その真向かいに-
「赤柴峠」と書かれた板と、
「上林へ↓」の案内があり-
松山と東温の市境に沿って上林を結ぶ登山道が下へ延びています。
赤柴峠は三叉路になっています。
上の道標が「六部堂へ 三坂峠へ→」と示す方へ、
もう少し道を辿ります。
丸太の両端からキノコが生えてました。
白い花びらのようにきれいでした。
(ハナビラタケとは違うようです)
松山と久万との境界尾根を進むと-
⑭三角点ピークに到着です。
皿 ヶ 嶺 |
80分→ | 引 地 山 |
60分→ | 六 部 堂 |
←100分 | ←80分 |
「東明神」三等三角点。
標高は1026.75mです。
三角点の周りは木々に包まれています。
道を更に下り続いています。
植林帯の中を10分ほど歩くと-
ほどなく-
林道引地線へと躍り出ます。
⑮林道が別れる三叉路になっています。
灰色の砂利道は国道33号線から久万スキーランドを経由し、
無線中継所まで通じている道です。
写真右へ向かう道が林道引地山線です。
「この先3.8km地点通行止 H17.6.18」
と、引地山線について手書きされていました。
「林道 引地山線」
引 地 山 |
←20分 | 峠 登 山 口 |
50分→ | 六 部 堂 |
15分→ | ←60分 |
ひとりごと | ||
竜神平から引地山までの縦走路はとっても快適なハイキングコース的な登山道でした。 郊外の山が歩きやすくなる晩秋以降に実行となりました。 上にも書きましたけど、竜神平から歩き出すと引地山まで長い下りになります。 |
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