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愛媛県松山市窪野、東温市上林、久万高原町東明神にまたがる、標高1026.8mのお山です。 別名・大峰山。 皿ヶ峰連峰県立自然公園。 引地山は、皿ヶ嶺のすぐ西にある、なだらかで優しい姿をしたお山です。 林道引地線沿いの登山口から皿ヶ嶺へ至る縦走路の途中に踏む頂のひとつが引地山です。 山頂部は、険しくもなく、尖ってるでもなく、森に包まれたなだらかな山道を歩いていると、山頂標や三角点が「ここが山頂です」とそれとなく教えてくれるくらい、そっと、登山者を迎えてくれます。 引地山と皿ヶ嶺の間にある面白嶽の方が、胸を突くような急登の登山道があったり、引地山より標高も高かったりするので、よっぽど山っぽい(登山っぽい)かも知れません。 皿ヶ嶺から引地山にかけて真横になだらかく走る尾根はそのまま、市や町の境界線にもなっています。 主な登山道はその尾根に設けられています。 道標が分岐毎に完備していますし、地元(特に東温市)の方々がボランティアで草刈りしてくださってるおかげで道も明瞭なので、迷う心配もなく、安全です。 面白嶽の西側のみ、先に述べた通り、急斜面になっていますので、降雨時や積雪・凍結時の通行は控えた方がいいでしょう。 山の南側を巻く安全な迂回路がありますので、晴天時もそちらをおすすめします。 小ピークをいくつか登り下りする登山道のあちらこちらで、胴回りも太く立派なブナやミズナラの大木に出会えます。 尾根の南側、久万町側は傾斜が緩やかで植林帯が多く目立つ一方、北側、東温市側は比較的急傾斜なこともあり、自然林・雑木林がとても残されています。 県のレッドデータブックにも記載されている貴重な動植物にも出会える雑木林は、四季折々に美しい表情を見せてくれます。 自然豊富な皿ヶ嶺周辺には一年通して多くのハイカーが訪れますが、引地山方面の入山者はとても少ないので、森林浴をゆったり満喫、独り占めです。 (但し冬季に関してのみ、面白嶽の迂回路から50mほどしか離れていない久万スキーランドのゲレンデから、ずっと音楽や歓声が響いてくるので、静けさに浸り続けるわけにはいきません。 逆に、賑やかな分、寂しくも無く、いざという時、緊急避難や物資調達もしやすい、かな?) 引地山山頂の場所は「東明神」三角点のある場所が山頂と思われています。 山頂標もぶら下がっていますけど、あれは間違いの可能性があります。 実際に、三角点から北東に数分歩いた場所に10mほど高い場所があります。 そこは赤柴峠と呼ばれ、縦走路と上林からの登山道とが合流する場所で、おまけに松山、久万、東温の境界も交わるポイントでもあります。 麓から見ても尖って見えるこの赤柴峠が本当の山頂である可能性があります。 三角点はただの測量ポイントで、山頂を示す印ではなく、必ずしも山頂に設置されるものでもありません。 この「東明神」三角点は明治33年に設置されました。 当時の資料によると、一帯は「赤シバノトウ」と俗称されていたようです(トウ=峠は、淡路ヶ峠や芝ヶ峠のように山と同じ意もあります)。 赤柴峠と呼ばれているピークを引地山山頂とするのが正しいかも知れません。 赤柴峠が山頂だとすると、引地山の標高はもう10m位、高くなります。 |
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