久万東明神のお山
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登山口~餓鬼ヶ森山頂
距離 約600m
標高差 約150m
林道
徒歩道
下記写真の場所
注意・その他

登山口を示す案内板などはありません。

露出した岩の横を直登します。



  

左肩の尾根筋から少し外れた場所を、
道なりに右へ登ってゆきます。

餓鬼ヶ森の林は特にいろんな印が木にマーキングされています。
名前は林の所有者のものでしょう。
登山の目印によく用いられる赤テープですが、
ここではあてになりません。
赤もピンクも白も青も、色とりどりに使われてます。
取りあえずは上へ、上へと登りましょう。

 

写真ではちょっと分かりづらいですが、
作業道も右に左に多数分岐しています。
目印でもあればと思うのですが、
植林内にはまるっきりありません。
迷わないように注意してください。
左にある尾根のラインからはほんの少し外れつつ、登ります。



  

左前方に岩壁がある場所でくいっと左折します。
道は直進しているので間違わないように。
まっすぐ行くと道の真ん中に生えたイバラが邪魔して教えてくれます。

  

くいっと曲がって尾根のラインの方へ戻ります。
尾根のラインに乗ったらまた道なりに右折-



道なりに更に登ります。
この辺りから写真右にもあるような赤テープは信用してOK。



  

道は岩壁目前で行き止まります。
そこからは左へ、林の中を尾根目指して登ります。
餓鬼ヶ森山頂は斜め左上。
道が行き止まった先の岩壁の上ではありません。



赤テープを目印に、尾根に出る前に左へ転進。



山頂の岩塊の真下へ。

  

どーやって登るんだろう?って見渡していたら-

山頂から垂れ下がるワイヤーが目につきました。
でも、これを伝って登るのはちょっと気が引けます
(というか、怖くて腰が引けます)。

木の生えた岩の溝が迂回路です。
狭いので踏み外さないように。

赤テープがいっぱい巻いてある木がありますが、
腐ってます。
力一杯に掴んで折れた木と一緒に転落しないように。



  

少し登ったら、岩の下を右へ巻いて登ります。

岩の上が山頂、もう少し。

下を見るといい加減怖いので見ないようにして、
幹を掴み、根を足がかりにしてよじ登り-



青空がぐんと頭の上に拡がると-

山頂から一段下にある祠に到着です。
にあったワイヤーは写真右の太い松の根元から垂らされています。

祠の前からの南に向かっての大パノラマです。
驚くほどの大パノラマです! 感激しました!!

山並み部分をアップにしてみました。
石鎚山系南部から始まる愛媛と高知県の境界をなす山並み。
雨ヶ森、三光ノ辻山、四辻ノ森、二箆山、雑誌山。
中津明神山山頂のドームもよく見えます。
鳥形山から四国カルストの山並みが始まり、
笠取山、大川嶺の雄大な山並み、
大野ヶ原の源氏ヶ駄場までも間近に見ることができました。

  

石鎚山の南にある筒上山から始まる県境尾根。

手前は菊ヶ森。

  

中津明神山。

  

美川峰、大川嶺、笠取山。

祠の後ろの岩の上がホントの山頂です。

安全に登りましょう。

岩はすっかり風化が進んでいます。
しっかりしているようで、力を入れるとぽろっと取れます。

風化で足元の岩は砂利状態。
コケの上に土が堆積しただけの不安定な足場もあります。



登りきれば、餓鬼ヶ森山頂です!

祠が登山者を出迎えてくれます。
登山の無事を、合掌。

「餓鬼ヶ森 954.4m」

久万町の立てた山頂標もあります。
その根元にあるのが三角点です。

登ってきた岩場を見下ろして。

  

明神集落の向こうに対峙する山が桂ヶ森。

北側の眺めです。
黒森山、手前に笠松山、奥に船山、
右の大きく高い山は1127mの三角点のある無名の山です。

船山の右の谷越しに瀬戸の海まで見ることができました。

ひとりごと

岩場の下までの植林帯には、作業道が右へ、左へ、縦横無尽に交差して、まるで迷路のようでした。
では、道なりにまっすぐ登って、イバラを避けながら引き返したりしました。
木にペンキで書かれてる印は、どれも登山者のためじゃなさそうなものばかり。
山頂の岩塊の直下にたどり着くまで、赤い印はあんまり役に立ちません。
高いとこへ、高いとこへって目指してるうちに、なんとか岩場の下にたどり着けました。

岩場ではワイヤー使ってみようかと思ってみたんですが、途中で切れたら…と考えると、怖くてやめました。
迂回路は狭く、登るにつれ、高所恐怖症が頭をもたげるほど、高度感が増し、足がぷるぷる。

登りきってみると、それまでの恐怖が吹っ飛ぶような大パノラマ。
空も快晴、黄砂の影響もほとんど無い、遠望にはまたとない好条件。
ガケぎりぎりに立ってカメラを構えました。
素晴らしい見晴らしで、ホント、気持ちよかったです。
昔昔、この山を修行の場にした行者が結構いらしたそうです。
こんなパノラマ見てたら、心の穢れも落ちそうです。

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