五葉が森へ行こう!
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県道154号線~林道ヨコグラ線
県道
車道
林道
下記写真の場所

国道317号線から鈍川温泉方面へ向かう県道154号線へ。
1.6kmほど進み、「鈍川温泉→」案内標識に従い、右折します。



鈍川温泉入り口。

温泉スタンドもあります。
安いです。



温泉郷を通過すると、いよいよ、鈍川渓谷。
木地川の透き通った流れについつい視線を奪われてしまいます。


「ふれあいの森」にある「森林館」。
開館している日が週末ぐらいです。
森林についての資料が展示してあります。


道幅も1.5車線ほどになります。
慎重に進んでいると、右に楢原山登山口。


木地川の流れに沿って植林帯を奥へと道なりに進みます。
木地の集落などに人家もあり、軽トラも走り回っています。
対向車には十分注意してください。
また、ガードレールもあまり無いので脱輪等しないように。
でも-

エメラルドグリーンの清らかな流れについつい視線が奪われます。
目をこらすと川底に大きな魚の影もちらほら。


ログハウスなどが建つ場所に千疋峠への分岐がありました。
こけむした橋を渡って山道を登れば「千疋の桜」という桜に逢えるそうです。


県道から7.5km。
写真左の橋を渡り、林道へ進みます。
橋のたもとには-

「←神子之森 楢原山上登山口1.2km→」

楢原山のもう一つの登山口は橋を渡らず、直進。
目指す五葉が森は“神子之森”の方へ。

林道ヨコグラ線は全線舗装済みです。

「林道ヨコグラ線 起点
幅員3.0~3.6m 延長2.8km」

木地川とはここでサヨナラ。



落ち葉や雨水で堆積した砂利の島が道のあちこちにたまっています。
2輪は特にスリップ注意です。
でも、基本的には快適な林道です。


1.8kmほどで標高550m付近にある峠に到着します。
峠の丁字路を右折します。

神子之森へ下る林道は桂ヶ谷線と変わります。
これは峠に立つ起点杭。

丁字路を別角度から。
林道ヨコグラ線はここからコンクリート舗装。

「破損箇所がありますので通行をご遠慮ください。 今治市」
車でも入れます。
正直なところ、落石次第、自己責任で。



傾斜がきつめで-

所々、大小の落石あり。



林道ヨコグラ線の終点です。
舗装路はこの先も続いていますが、
スクーターのタイヤが滑るほどの急勾配です。
落石や土砂崩れもあるため、
写真左の広場に駐車し、徒歩で登りましょう。

左の広場に立つ林道の終点の杭。

ひとりごと

木地川はあいかわらずきれいですね。
蒼社川の源流域はホント、いつ来ても心が洗われるようです。
GWや夏休みなどには河辺でデイキャンプしたり、BBQしたり、そんな暖かい光景をよく目にします。
周囲がきれいだからか、ゴミも捨てづらく、マナーよく利用されているようです。
でも、よく見ると、直火で焚き火した跡がそのまま、河原に残っていたりします。
炉の形に積んだ岩に残った黒々とした焦げ跡。
燃え残った薪や炭がそのまま放置されているケースも。
火さえ始末すればいいみたいな感じでしょうか。
焚き火の跡は、人の手が加わった物です。
あの、清々しい自然の中で、そこだけが黒く、汚点として景色から浮いてしまいます。
あとから来る人のことを思えば、元に戻して帰ってほしいものです。
焦げた石を川で洗って帰れ、とまでは云いません。
できれば、石を元通りに平したり、裏返して焦げた面を隠すとかして欲しいものです。

でも、焦げ跡よりも、燃え残った薪や炭の放置は、もっとダメです。
燃え残った薪や炭を置いて帰っちゃう人、まだまだ多いですね。
僕が子供の頃、昭和な時代はOKでした。
「木はいずれ腐り、自然に還るんだからいいだろう」と思っている人、多いと思います。
でも、だいぶ前から、NGになってます。
結果から言うと、炭は自然に還らないからです。
難しく言うと、植物由来の炭化物は分解に対して強い抵抗性を持ちます。
安定した状態で土壌中に長く留まることが知られています。
約1万年前、縄文時代の山火事の痕跡が、黒い地層「ブラックカーボン」と呼ばれるものとなって発見されることがあります。
そんなに古くないものでも、戦国時代の城跡のかまど跡なんかに炭が残っていたりします。
簡単に言えば、炭は、腐らないってことです。
炭や燃え残った薪は、絶対、持ち帰らないとダメです。
いまはそれがルールになっています。
キャンプ場でも、持ち帰り、もしくは、専用の炭捨て場があったりします。
炭でも何でも、持ってきたものは全部、持って帰るようにしましょう。

そんなことを考えつつ、奥へ進むと、木地川沿いに結構、家が建ってて新鮮な驚きでした。
別荘的な家。
意外と点在してます。
さすがにここなら静かな夜が過ごせそう。
逆に川のせせらぎが気になって寝られなくなったりしちゃうかも。
以前、川沿いの温泉宿で、川の音がうるさくて寝られないって苦情があった話を聞いたこと、思い出しました。

と、またそんなことを考えつつ、林道へ。
地図には舗装の有無までは記載されてないので、砂利道覚悟で進入。
でも、最後まで舗装されてて、ちょっと拍子抜け。
高縄半島の水源の森はどんどん、タイヤに優しくなってるみたい。
峠から神子之森へ少し下ればしまなみ海道も見えるし、山道好きにはおすすめです。

問題があるとすれば峠から先、登山口までの林道ヨコグラ線。
落石や法面の崩落など、結構、放置されてます。
の所まではクルマでも入れると思います。
それも、お天気、山次第ですが。
登山口から山頂まではそんなに遠くありません。
車は峠付近に停め、いっそ、徒歩に切り替えるのも悪くない判断でしょう。
クルマに戻ってきたら落石で下れなくなった、なんてことになったら、それこそ悲惨ですから。

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