東三方ヶ森
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木地奥林道から
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登山口~山頂
距離 約2km
標高差 約160m
林道
徒歩
下記写真の場所
注意など

木地奥第3隧道の手前にある、林道と稜線が、
最も接近した場所から登山開始です。
でも、明瞭な踏み跡はありません。
とりあえず、歩きやすいところを選んで登れば、2分ほどで-



尾根に出ます。
東温市側の風景が木立のスリット越しに見えました。

尾根で初めて出会うのは境界の石柱。
東温市と今治市の境界尾根でもある稜線です。

西へ、白潰方面に続く縦走路はこんな感じ。
うっすら踏み跡が残っています。

こっちが東三方ヶ森への縦走路です。
東に向かって登ります。
登り初めはササをつかむような坂道です。

石柱のほか、この赤い杭も登山ルートの目印です。

滑りやすいササの坂を登り、
やっぱりササだらけの小ピークを越え、
一旦下ります。



鞍部に着いたらすぐまた登り。

ササに埋もれた石柱を頼りに登ります。

軍手のような厚手の手袋が必須です。



登れば1154mピークです。
でも、ササの海でした。
がんばってかき分けて進むと-

不意に丈高のササやぶ・ゾーン終了。
周りを見渡す余裕も出てきました。

  

木木の間からこぶこぶの山並みが見えました。
帰宅後、右の頂が東三方ヶ森だと判明。

杭をたどってゆるゆると下ります。



登山口から約1km。
最初のびびりポイント、痩せ尾根です。
写真では普通のけもの道っぽく写ってますけど、
実際は風化した岩場を数m降り、
肩幅くらいに痩せた尾根を歩きます。
足を乗せただけでボロボロ崩れる岩に注意して慎重に降りると-

痩せ尾根の左右は崩落してアリ地獄みたいな谷。
足元には黄色い花が咲いていたり、
滑りそうなコケも生えてます。

びびりポイントのあとは、また登り。



ツツジに迎えられた小ピーク。

先人が残した赤テープがありました。
小ピークの終わりに-



今治方面を遠望できる場所がありました。
晴れてたらしまなみ海道もバッチリでしょう。

こちらは東温市側の風景です。
夏草が生い茂る頃は多分、見ることのできない景色です。

この辺りは気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。
でも、ここまで長距離を歩いてきたので、
路肩の踏み外しには気をつけて下さい。

短めの登りでたどり着く-



最後は木の根を手がかりに登った所で-

「←白潰」の案内に出会いました。
昭和の登山ブームではこの縦走路は賑やかでした。
その名残です。
反対方向の東三方ヶ森への案内はありません。

案内のすぐ上は小ピーク。
シャクナゲに覆われた1坪ほどの狭い頂です。
登山口から1.6kmほどの距離にあります。

実はここで迷ってしまいました。
これまであった赤テープや、境界の石柱や赤い杭もなくなり、
シャクナゲのせいで東三方ヶ森山頂も見えません。
林が開けた方へと進んでみたら、全然間違ってた!
慌ててバック、軽パニック。
落ち着いてGPSとコンパスをにらみ、
東三方ヶ森の方向を確定して事なきを得ました。
(僕のハンディGPSはコンパス付いてない、
最低限の機能で最安の機種だったので)

正しくは、このピークから南へ直角に曲がります。
地図上では、東三方ヶ森の北の、
市境の点線が南へ折れる場所がこの小ピークです。

「←白潰」案内から右に巻き、頂に登らず、
南の尾根に取り付くのが、
昔のルートだったようです。



南向きに伸びた尾根は、
狭かったり、痩せてるところがあります。

東三方ヶ森直前で、最後のびびりポイント、痩せ尾根、再びです。
下り口からずっと真砂土でずるずる滑ります。
段差の下降で掴めるものは木の根くらい。
痩せた部分はまた肩幅ほどしかないし、
何年かしたら崩れて通れなくなるかも…。



最後のひと登りです。
赤テープひとつないけど、薄い踏み跡をたどり、
高い方目指し、登るだけです。

もう高いところがないような気がしたら-



登山口から2km。
東三方ヶ森山頂に到着です!

「赤子谷」二等三角点。
標高は、1232.71mです。

上の山頂標は標高が間違っています。

山頂の様子です。

更に東へ登山道が延びています。
阿歌古渓谷や関屋山之内林道からの登山道は、
こちらから登ってきます。

北側、今治方面が開けています。
ツツジの向こうに今治の平野が遠望できました。
ここでも、晴れてたらしまなみ海道も一望です。

今回は、林道歩きが長くて大変なルートでした。
いや、長いというか、寂しすぎました。
シカとかイノシシとか、
目線をびしびし感じながらのお山歩。
でも、ハイキング気分でツツジも見られたのは和みました。
春から初夏にかけてはお薦めです。

ああ、あの林道、また歩いて下らないと、だ。

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