興居島のお山
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高戸山から北浦へ
距離 約250m
標高差 約50m
国道・県道
一般道
林道・農道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
  

海水浴客のいない鷲ヶ巣はとっても静か。
集落に入ってすぐの写真の丁字路を右折し、
高戸山を目指すため、少しの間、海岸線とさようならします。

左のカーブミラーには「由良→」の案内があります。

  

100mほど登って赤い建物がある丁字路を左折します。
(直進は由良方面)



鷲ヶ巣集落の裏をぐんぐん上って-



  

道が北へ大きく曲がる前に、振り返ってみました。
この角度から見る小富士は裏富士と呼ばれる…かな?
鷲ヶ巣の集落と波消しブロックの間がまるで干潟みたい。
興居島はこの鷲ヶ巣から人が住み始めたんだそうですが、
当時は海賊にしばしば襲われたため、
島の東側へ移り住んでいった人も多かったそうです。



  

ヘアピンカーブを抜け、峠を越えて下り坂に転じると、
忽那諸島が見えてきました。



  

這磯鼻付近から道は東へ向かい、
また上り坂に変わります。
そして道の左側に、中島、睦月島、野忽那島が、
遠く近くにずっと着いてきます。

北浦の集落までずっと人家はないですけど、
みかん畑ならふんだんにあります。



  

峠を越え、再び下り坂に転じた所で高戸山登山口に出会います。
右にくぃっと入るわき道がそうで-

  

下から見るとこんな角度でわき道に入ります。



100m弱進むとちょっと広い場所があります。

右には「←高戸山展望台」の案内。

  

正面には「高戸山園地案内図」

「へんろ道→」が指す-

案内図の横の道に入ります。
この先は狭く、農地なので、車の進入は控えましょう。
やがて、みかん畑に出て、振り返ると-

谷の奥に青い海が見えました。
先の車道を挟んで向かいにそびえる中継局も。

坂の上にある小屋まで登り詰めます。



小屋の前で右に曲がります。

ここにも「へんろ道→」

みかん畑の脇に階段があります。

摘果された実が転がる階段は-

草が生え、登る人もあまりいない様子。



  

みかん畑の上部から見下ろしてみました。
泰の山の向こうに高縄山・大月山が青く霞んで見えています。

畑が終わると途端に道も草だらけになりました。
踏み跡のような道を登ると間もなく-



高戸山山頂に到着です!
りっぱな展望台が姿を現しました。

でも、入口はロープで規制されてます。
よく見るとコンクリートがあちこち剥落しています。

廃墟っぽさを感じながら入ってみると-

危険な感じはありません。
突き当たりの天井のコンクリート片の剥落などで、
ロープ規制したんでしょう。

上が展望スペースです。

一気に視界が拡がりました!
右の桜が大きくなりすぎて360度とはいかないけど、
大パノラマには間違いありません。

  

桜と階段の壁が視界を一部分妨げている以外は視界良好!
低気圧接近で石鎚・皿ヶ嶺系の山並みや、
広島・山口方面も残念ながら見えなかったけど、
充分満足できたパノラマでした。
ここから見る小富士もきれいな稜線しています。
高戸山は標高117mで小富士の282mに比べたらずっと低い。
でも、離れてるのと、ここが島の中央にあるせいで、
最高地点みたく、島中を見渡せます。

  

高浜・三津方面をアップにしてみると、
松山城の横に高島屋の観覧車“くるりん”も小さく写りました。
石鎚など、道後平野の奥の山山も見えてたら、最高なのになぁ。
これは“またおいで”ってことでしょうか?

下山し、泰の山を目指し、北浦へ。

睦月島と野忽那島を見ながら坂道を下ります。



透き通った蒼い海がいかにも離島のビーチ。
フェリーで10分の距離でこの海が手に入る松山は、
やっぱ、すてきな街です。



北浦地区を望む場所に到着。

  

北浦と由良を結ぶ道路の丁字路で左折。
北浦へと下ります。



  

海岸沿いの丁字路で右折。

堤防に沿って北浦の集落を少し走ります。
平日の午後は静かです。

ひとりごと

鷲ヶ巣から先は初めて行く場所ばかりです。
興居島って想像以上に大きいし、みかん畑の農道とかわき道も結構あるので、地図が欠かせません。
特に、お山への案内はまるっきり無いので、景色に見惚れてるとついつい通り過ぎちゃいます。
でも、鷲ヶ巣から北浦への道は気持ちのいい道です、道幅も広いし。
島なんだから当然なんですけど、海景色好きにはおすすめです。

高戸山の入口は案内がありません。
「ここかなぁ?」と疑心暗鬼にわき道に入って、正解をやっと見つけたって感じでした。
展望台の設置に合わせ、階段とか整備されたようです。
けど、入口に分かりやすい案内がないのはもったいない気がしました。
とはいえ、展望台はロープ規制されてます。
そのせいか、展望台の周囲は草まみれ。
ぷち廃墟な感じはしたけど、危険な感じはなかったので登ってみました。
入口の柱とか、1階奥の天井とか、コンクリートが剥落してました。
ロープ規制は多分そのせいですね。
骨材のコンクリートに海砂でも混ぜちゃったのかな?
鉄筋の腐れ具合とか見てるとそんな剥落具合でしたけど、基本的には丈夫そう。
それに、一番上に登れば落ちてくるコンクリートもないので逆に安心。
滅多に人が来ないのをいいことに、普段はタカとかカラスとか、鳥たちの憩いの場所になってるよう。
手すりはフンがいっぱい。
でも、そんなこと、どーでもよくなるくらい、スッゴい見晴らしでした。
展望台がこのまま朽ちてくとしたら、ホントなんてもったいない。
ちゃんと整備し直して欲しいなぁ。

あ、そうそう。
高戸山には三角点が元々はあったそうなんですけど、今はありません。
記録上は「亡失」となっています。
展望台を作った時にでも無くなっちゃったのかな?

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