へ行こう!
小富士へ | ||||||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮ | ||||||||||||||||||||||||||||
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①高浜港から興居島へ渡ります。
伊予鉄高浜駅の真っ正面の岸壁にフェリーが着岸します。
待合所は信号交差点の角にあり、
海側は有料駐車場になっています。
フェリーの運賃は船内で支払います。
船が着岸したら係員の誘導に従って乗船して下さい。
人が先で、車両は出港の数分前まで乗船できません。
泊行きと由良行きの二便が就航しています。
それも注意して下さい。
今回は、高浜港から泊港行きのフェリーに乗船。
小富士登山なら泊行きが便利です。
海水浴なら由良行きかな。
スクーターは車両甲板の脇に駐車。
出港と共に船員さんが運賃徴収に回ってきます。
10分ほどの船旅です。
2階でのんびり過ごすのもよし。
小さい船なので、船探検も早々に終了。
どんどん近づいて大きくなる興居島。
泊港に近づくにつれ、目指す小富士が正面に。
小富士中央のタテに見える筋は、谷に電柱が立ち並んでいるため。
山頂にある石鎚山勧請所などに送電しています。
登山道はその谷筋の左にある尾根に付けられています。
登ってる時は全然、尾根っぽくはないけど。
ほぼ、泊港からまっすぐ登っていく感じです。
さて、小富士の左にある-
黒崎という岬にあるお山は黒崎山といいます。
今回は登れませんでしたけど、
ここには大蛇が棲んでいたという伝説があります。
大蛇のお相手は三津にいたそうで、
四十島で逢い引きしたんだとか。
でも、逢い引き姿を目撃すると必ず病気になるという。
岬の南岸には遊びに行っちゃいけないと云われたそうです。
②泊港に到着!
左側に新しい待合所。
その後ろのしおかぜ公園も最近、
きれいに整備された感じでした。
フェリーを降りた突き当たりの道路が県道195号興居島循環線。
左が御手洗方面、右が船越・由良方面となります。
スクーターは待合所付近に駐めました。
県道に出てすぐ左にある-
デイケアセンターの裏の小道へ入ります。
センターの駐車場のポールに-
「小富士登山道→」の案内があります。
20mほどで右にある狭い路地に-
入ります。
軽トラのあるお宅の塀に「小富士登山道→」。
路地の奥には、いかにも島って感じの階段があって、足慣らしに登ります。
階段を登り切り、振り返って。
③狭い路地が交差する、
どこか懐かしい風景が残る家並みです。
島四国の案内が道端に。
車不可の小道は-
やがてみかん畑の中に出て-
④農道と交差します。
小屋の角のポールには最後の「小富士登山道→」の案内。
この農道を右の方から上って来れば、
ココまでは車で来られます。
雨が少ない時期、みかん畑はスプリンクラーが活躍。
道端のスプリンクラーが動いてたらちょっと厄介。
タイミングよく駆け抜けましょう。
⑤ダムとの分かれ道。
舗装が白くきれいな右の方はダムへ行っちゃいます。
左のあぜ道を進み-
道なりに左に曲がると、まるであぜ道。
みかんの樹のすぐ横を、モノラックの軌道に沿って登り-
⑥あぜ道の突き当たりを右折します。
この先、こんな風に見晴らしが悪くなります。
なので、曲がる前に麓を見下ろして-
興居島と高浜に挟まれた四十島瀬戸、
由良湾の青い海原を満喫。
小屋の横を通る辺りから雑木がトンネル状態…。
トトロの寝ぐらに続いてるようなトンネルなら楽しいけど、
待っていたのはクモの巣ばっかり。
とほほ。
温暖な島のヤブ蚊はずっと元気だし、
今更ながら、クモがいない冬から春先がおすすめです。
な、なんだ!?
突然、目の前に飛び出てきた物体。
隣の畑からはみ出してきた、はぐれキウイでした。
⑦みかん畑の上部で一時的に開けます。
手前のお山は黒崎山。
四十島瀬戸越しに高浜・三津から松山市街地方面を。
この角度からだと、
松山は松山城、大峰ヶ台、弁天山など、
小さな丘陵だらけに見えます。
天気が良ければ石鎚山系も遠望できるんですけど、
皿ヶ峰連峰さえ、見えず、残念。
今度は、アケビ?
トンネルは続くよ、どこまでも。
微妙な低さの倒木。
はってくぐるか、無理矢理またぐか…。
⑧トンネルとクモの巣に辟易しそうな頃、
また開けてほっと一息したんだけど、
つる植物は元気だし、道を夏草が覆ってるし、
飛んで逃げるバッタにキックされるし。
高度が少し上がって三津の港も見えてきました。
傾斜が少し増して、石段出現。
古そうな石段でした。
でも、草まみれだと見えなくてつまづく…。
誰かが付けた目印の白リボンがひらり。
でも、無くても迷うことはない、かな。
⑨標高180m付近で道がくぃっと右折します。
夏草まみれで道筋が判別不明っぽいけど、
正面は混んだ森なので-
比較的、開けた?方が道だと自然に分かる感じでした。
この辺りからササが悪者です。
肩幅くらいの狭い道なのに、
右路肩がササに隠れて見えません。
草を踏み抜いたり、路肩を踏み外すと、
びっくりするし、結構、腰にきます。
⑩石段を確かめ確かめ、クモの巣を払いつつ、
がんばって歩いてたら、
時々、海がちらり。
⑪山頂に送電する電信柱に出会う所で、
道が左にくぃっと曲がります。
少し登ったら-
⑫また、右へ、くぃっと曲がります。
標高250mを越え、竹が目立ってきました。
竹はクモの巣を払うのに適しています。
しならせつつ、ビュンビュン。
クモの巣のタテ糸を断ち切って進んでいたら-
右の竹林を突っ切るわき道がありました。
何だろう?と、入ってみたら-
⑬赤い施設出現。
航路標識?
なんの施設かわからないので-
後ろに回り込んでみようとしましたけど、
草が元気で行けず。
結局、正確には分からず仕舞い。
船のための施設かな。
⑭わき道のあるところから程なく、お社に到着です。
右にそれて-
立派な石鳥居をくぐり-
合掌。
「石鎚山吹揚山大権現勧請所」
社の右に「開ける日…平成20年3月ごろ」と書かれた、
タイムカプセルの印がありました。
過ぎてるんだけど、忘れちゃったのかな?
実は、左側にも同じような杭が数本。
地元の小学生らでもが記念登山して埋めたのかな?
そんなお社の左側へ出て、登山道に戻り、
裏に拡がる竹林の中へ踏み込みます。
セミの抜け殻。
先人が付けた目印も頼りに進めば-
⑮小富士山頂に到着です!
三角点は竹林の日陰にひっそり隠れています。
「小富士」三等三角点。
標高は、282.34mです
左の陽だまりに航空施設。
太山寺の経ヶ森山頂にあったのと同じものですね。
注意書きも同じ。
見上げると、竹が追いついちゃってました。
伐採しなくていいのかなぁ?
ひとりごと | ||
朝、早起きしたのをいいことに、のんびりお弁当作り。 着いた泊港は、最近、整備されたのかな、舗装もきれいでした。 さて、小富士山の登り口はすぐ見つかりました。 その後、山道に突入した僕を待っていたのは、クモの巣、また、クモの巣。 ちなみに、クモの専門家は、クモの巣とクモの網は区別しています。 登るほどに、ササのヤブが酷くなり、そのせいで路肩を踏み外したりしました。 勧請所のお社に着いて、やったーって叫びたいところでした。 三角点は竹林の中にあって、すぐ見つかりました。 航空施設の根元は陽だまりの空間で、アゲハみたいな大きな蝶たちがダンスしていました。 下山は、登りにきれいにクモの巣を取り除いたせいで、早足で下れました。 それにしても、九月にはいっても日差しはキツく、風は涼やかなのに汗びっしょり。 というわけで、港に引き返し、島の北を目指しました。 |
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