小山岳・尉之山
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小山岳山頂へ
距離 約400m
標高差 約50m
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設

市境尾根の上、標高380m付近。
尉之城址から尾根伝いに来た道と、
上村のミカン畑から上がって来た道とが合流する地点から、
小山岳山頂へ向け、パノラマコース、スタートします。
ここからでさえ、高縄山系から石鎚山、皿ヶ嶺連峰まで一望です。
小山岳山頂は送電鉄塔の後ろ辺りです。
写真右の方へ歩き出します。
その前に-

ひとまず、すぐ目の前の小ピークに上がってみました。

  

ちょっと背を伸ばせば、
三坂峠方面、広田、伊予市に属する山山が見渡せます。

  

小ピークを越えて、道へ降ります。

ちなみに、小ピークに上がらずに進むと、斜面が崩れてる所があります。
きれいに補修してあります。
歩ける部分は狭いので気をつけて下さい。



  

すぐにまた小さなピークがあり、右へ別れる踏み跡があります。
それは久谷側にある送電鉄塔(108番)へ行く巡視路です。

109番鉄塔目指して進みます。



  

送電鉄塔までのゆるやかな場所から。
引地山から真城ヶ台、久谷の勝山、奥には黒森山がよく見えます。

四電の巡視路に必ずある杭が道端に。

「大洲北幹線 109→」へ。

ちらっと振り返って。



109番鉄塔がそびえる-

芝生の小ピークは-

塔の脚がちょっと邪魔ですけど、立木も少なくて、見晴らしもよさげ。

北側にあった秋色した木。

鉄塔を後にし、木立を抜けると-

  

左に分かれる道があります。

谷に向かって飛び出した小尾根に行くようです。
ちょっと寄り道してみました。
苗木を傷つけないように歩いて-



植林用の小径をたどって先っぽまで行ってみたら-

こんな景色が見られました。

  

パノラマコース全景を振り返って。
写真左から見ると、一番高い所が小山岳山頂。
109番鉄塔へと下って行き、
写真右の高い所がこのページのスタート地点となります。
山肌の段々に見える所が植林が行われた部分です。

尾根に戻ります。



山頂に向かって登る途中で-

枯れ枝の先に刺さるペットボトルを見つけました。
どうやら、窪野側に降りられる道があるようです。

林が残った部分を抜ける途中、大きな松が白骨してました。
尾根上には松の木も多数生えています。
けれど、松枯れしたのも結構ありました。

余談ですが、マツクイムシは木に電流を流すと駆除できるそうです。

  

林を抜けると、山頂目前、坂から見られるパノラマ。
松山市街の方向が開けてきました。
と同時に、桜三里の方まで。
ついつい、見とれちゃいます。

坂の上が山頂です。

なんの花かなぁ (^_^)

今年はドングリ、豊作みたい。



小山岳山頂に到着です!
三角点の左側が東温市、右側が松山市です。

「上村」三等三角点。
標高は434.87mです。

三角点の真ん前の林が伐採を免れているせいで、
残念ながら、山頂からの視界には限りがあります。
でも、松山市内方面は開けているので-

アップにしてみました。
松山にお住みの方、あなたのお家は写っていますか?

ミカン畑の小屋(麓から2番目の)を見下ろして。
ミカン畑から写真左端のピークまで登るのが上村ルート。
鉄塔は110番。

一方、南側(松山側)は林が邪魔してやっと、勝山が望めるくらいです。
皿ヶ嶺や引地山も枝葉が邪魔で、すっきりとは見えません。

でも、空は広いですよ-。

尾根がゆったり下りながら東に向かって続いています。
まだ歩けそうだったので探検してみることにしました。



やっと南側が開けた所があったので、皿ヶ嶺、引地山を。

  

山頂部分だけアップにしてみました。

  

小ピークに植林の境が左下延びています。
その先に110番鉄塔が立っているのが見えました。
余談ですけど、110番鉄塔から強引に下ればミカン畑の入口に転がり降りられます。

鉄塔は後で登り返すが面倒そうだったのでパス。
そのまま直進して林を抜けました。



林を抜けてすぐ、ゴルフ場のグリーンが目に入ってきました。

松山国際ゴルフ倶楽部。
これは15番ホールだと思います。



松山と東温の市境が南の尾根へ別れる小ピーク。
その市境尾根は木が混んでいて、気軽に入れそうにありませんでした。
でも、北へ下る尾根は植林の境がまだ続いていて、もう少し歩けます。
ゴルフ場の際まで降りられるかな?と思い、下ってみました。



でも、100m(距離)ほど降りたら木立に阻まれてしまい、そこでストップ。
植林もそこで終わり。
地図上には点線で道が描かれてるこの尾根ですけど、
実際には歩けそうにありませんでした。
この尾根はゴルフコースの左脇のピークにある、
「別府」四等三角点(385.54m)へと至ります。

グリーンを望遠で撮ってみました。
耳を澄ますとコース上の話し声とか、聞こえてきますし。
お山はそれくらい、静かです。

木立をかき分け、東温アルプスの陣ヶ森から東を。

  

こちらは、松山市の最高峰・明神ヶ森を中心に。
湧き始めた雲が山肌に影を落とし始めていました。

ひとりごと

とっても見晴らしの良い尾根歩きが楽しめます。
あまりにも景色が良かったので、二日連続で来ちゃいました。
初日は雲って遠くが霞んでしまい、海も見えず、イマイチ。
二日目は神様と感謝したくなるような、一転してドピーカン。
というわけで、曇り空と晴天の写真が混ざっています。

ここまで登ってきた道に比べたら傾斜はたいしたことありません。
細かな上り下りが逆に楽しいくらいです。

山頂部は東温市側(北斜面)が植林が行われ、高い木が無くなったおかげで、このパノラマが得られています。
あと数年は楽しめそうです。

一見、見晴らしが良さそうなお山でも実際に山頂に立ってみたら、木が邪魔してまるっきり見えないことがほとんどです。
淡路ヶ峠や谷上山、高縄山、塩ヶ森、大峰ヶ台、近見山など、展望台がある山なんてほんの少数。
向山や真城ヶ台など、きれいに草刈りされた送電鉄塔があったりすればいい見晴らしも得られますけど、こちらもわずか。
中世城郭址地とか、祠が祀ってある山頂を持つお山なら少しは期待が持てます。
でもそれも、地元の方々の信仰がなせる技です。
里が寂れるとお山も途端にヤブってゆきます。
久谷の勝山や粟井の宅並山など、山頂部がきれいなお山に出会うと心もなんだかすがすがしくなってきます。
でも、街の郊外のお山は大抵、荒れて竹がはびこったりしています。
道はススキにまみれ、お金にならない杉林は日が差さないほどに詰んでたりします。
市の水源に選ばれると、人の手も入るんでしょうけど。
個人ではもうどうしようもなく、マツタケも出ないお山なんて、誰も跡なんか継いでくれません。
元々、登山対象でない山がほとんどだから、他人がどうのこうの云うのは失礼なんですけどね。
市街地とか石鎚山の方向とか、ちょっとでいいから、山頂部の木を切って整理してくれるだけでうれしいんですけど。

さて、眺望バツグンの小山岳。
山頂は日当たりも良く、とっても心地よかったので、ついつい長居しちゃいました。
“あの福見山の左のお山がもしかしたら西三方ヶ森なんじゃないかなぁ…”とか、考えたり。
松山の上をのんびり流れてる雲を追いながら、「坂の上の雲」の雲ってどんな雲?とか。
お弁当持ってくりゃ良かったなぁ、なんて。
この尾根はお弁当場所にも事欠きません。
まぁ、尉之城経由でも1時間もかからず山頂に立てるので、弁当を持参するほどの山ではないかも知れませんけど。
でも、このパノラマなら話も弾むし、おにぎりもいつもよりきっと美味しい、よね。

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