衣山丘陵へ行こう!
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徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり
みかん畑

衣山丘陵を東から山歩します。
スタートは、中央通り久万ノ台交差点から。

交差点の角、丘陵東端の小ピークは、
三島神社の杜になっています。

愛媛信用金庫の裏に参道があります。

石段を登って杜の中へ入ると、表通りからの喧噪が少し和らぎます。



すぐに境内。

三島神社

1.祭神 大山積命 高■(=雨かんむりに龍)命 雷神

由緒

当三島神社は、聖武天皇の神亀5年8月23日(西暦728)大三島宮より伊予の国、百三郷に大三島大明神を勧請した。
越智玉純の建立で三島宮と称した。
往古より西の古宮山俗に柴山に鎮座し、里人の崇敬を受けていたが、延宝6年7月(1677)元御旅所であった当地、久保ヶ谷に奉遷した。

以前は、河野氏、久枝氏等の崇敬あり、殊に河野小太郎行恒は、氏神社として常に崇敬があった故に、本社はもとより、末社十六皇子社に至るまで、殿宇は壮大にして社領も数多くあったが、豊臣秀吉の四国征討の際、没収せられたと伝えられており、明治39年勅令第96号により、明治40年7月4日愛媛県告示第316号を以て神饌幣帛料を共進することを得べき神社に指定せられ、昭和20年まで久枝村長が参向共進していた。

平成5年4月吉日 三島神社建設委員会撰文

狛犬コレクション。



  

交差点から国道に沿って坂道を70mほど登り、
小道へ左折し、住宅街へ。

  

突き当たりを左折し-

  

次の突き当たりは右折。
住宅街は分かれ道、辻だらけ。



  

道幅が急に狭くなって登り坂になったと思ったら、
坂の上は階段になってました。
今日は自転車だったのでセーフ。
当然、車じゃ上れません。

そんなに登ったつもりはないけど、
坂の上は見晴らしがよくて-



  

こんな風に、高縄山から明神ヶ森、杉立山、観音山、
姫原丘陵、松山城、皿ヶ嶺連峰がずらーっと見渡せました。

  

松山城の左肩に見えているのが-

  

雪化粧の石鎚山。

  

下り坂の突き当たりを右折-

また登ったら-



  

日当たりのいい辻を右折すれば、衣山はもうすぐです。

角に立つ四電巡視路の案内杭。

みかん畑に挟まれた農道を、墓地に向かって登り-

墓地の前を左折し-

  

墓地の奥にある小屋の横の-

階段を登ります。



みかん畑に出たら、すぐ右に送電鉄塔が直立しています。

衣山支線No.3。
比高は衣山より高そうにそびえてます。

畑の縁が煉瓦積みされてました。
モノラックのレール沿いにまっすぐ登ると-



衣山山頂に到着です。
北側は雑木林です。
スプリンクラーが立ってる辺りを右に入ると-

みかんの木の間に三角点があります。

「衣山」四等三角点。
標高は、58.70mです。

西を見れば、鉄塔がニョキニョキ生えてる唐山。

  

南向きに拡がるパノラマです。
石鎚山から皿ヶ嶺連峰が奥に連なり、正面のお山は大峰ヶ台。

  

松山城を中心にアップ。
バックに石鎚山、堂ヶ森、石墨山など。

下の辻まで戻り、西へ、農道を進みます。



日当たりのいい山の上はみかん畑がいっぱい。
次に目指す唐山は正面に。



  

民家に突き当たる丁字路を右に曲がれば-

唐山の別名・金比羅山の元になった金刀比羅宮です。

木立の参道を歩くと-

立派な石段と石碑。

境内はこんな感じです。

「金刀比羅宮」

狛犬コレクション、(うん)と-

()が玉転がししてます。

この先、歩きの人は境内を裏へ抜けて下さい。
僕は自転車だったので、神社の入口まで戻って-

  

神社手前の丁字路の先の角を右折。

左の茂みに-

案内杭。
「2→」の方へ向かいます。

ため池の横を通って-



金刀比羅宮の境内の真裏へ。
歩きの人は境内をそのまま抜けるとここに出ます。

  

唐山は右へ曲がります。
ちなみに南へ下る道は-

西衣山駅近辺の車道にまっすぐ繋がる、
金刀比羅宮の参道です。



右に曲がってすぐ左下に見えたため池。

  

農道が二手に分かれます。
唐山は登り坂の右の道、
左の道は衣山丘陵の西部へ続いています。
西の方は後ほど、今は坂を登ります。

  

また分かれ道。
山頂は右だけど-

  

左の道へ寄り道します。
目的は、山頂直下にある祠。
分岐すぐに右上に登る小径があります。



大きな木の下に小さな祠。

合掌。
丸に石のマークは石鎚神社。

唐山からも石鎚山が見えるので、
遙拝所のひとつとして建立されたのかも。


  

分かれ道に戻り-

みかん畑の坂道を登ると、ほどなく舗装も終わり-



山頂直下のカーブからは-

堀江の海が見通せて、
左に太山寺丘陵、
右に高縄山系の山並みが、
城北の町並みを挟むように対峙して見えます。

曲がって南へ登ると、皿ヶ嶺連峰が更によく見えて-



唐山(もろこしやま)山頂に到着です。
衣山からも見えたように-

山頂は送電鉄塔とアンテナ施設が君臨しています。

唐山の鉄塔もお山より比高が高そう。
衣山丘陵は送電鉄塔がホント、いっぱい立ってます。
送電鉄塔のために真西の見晴らしは×ですけど、
そのほかは-

  

太山寺丘陵の船ヶ谷山から北・東山、海には広島の山並みや島影、
鹿島から北条地区の山並み、堀江の山並み、
高縄山、大月山などが北側に見渡せます。

西には、城北の姫原丘陵、御幸寺山、
奥に明神ヶ森、東野の杉立山、関ヶ森、観音山、倉谷山。

南には、石鎚山系、皿ヶ嶺連峰、視線を下げると松山市街のビル群。
(お天気次第だけど)意外なほどの見晴らしの良さに驚いてしまいました。
すぐ南の大峰ヶ台も似たようなパノラマだけど、
人がまったくいない分、唐山の方がのんびりできそう。

次は衣山丘陵の西部を山歩します。
麓からは見えないみかん畑や農道が西へ続いています。

ひとりごと

身近すぎて気がつかないこと、気にもしないことって、たくさんあるもので。
でも、一度気がつくと、目の上のたんこぶみたいに気になって仕方がない。
衣山界隈はそういう感じの気になる存在でした。

今回は小回りの利く自転車で出かけました。
郊外のお山はこの気軽さが最高です。

久万ノ台交差点から山歩スタート。
早速、住宅街の奥で階段に阻まれ、自転車担いで登りました。
その甲斐あってか、すぐにいい見晴らしに出会えました。
先日まで降り注いでた黄砂も収まり、天気も良く、石鎚山まで見えました。
石鎚山に合掌。
お山からなんだかありがたい石鎚山が見えると自然に手を合わせてしまいます。

衣山や唐山は、古い名前です。
衣山は町名にもなってます。
丘陵の北側の国道437号線が開通する前は、小さな丘や小ピークがもっとたくさんありました。
今は、住宅地や団地になって、山っぽさはなくなりつつあります。

衣山なんて山のうちに入らないって言われそうですが、登ってみると意外と見晴らしよかったりします。
みかん畑が広々としてて、移動に便利な農道もあるし、楽しい時間を過ごせました。
脇道や巡視路がもっと枝分かれしてるので、しばらくは飽きずに散歩できるかも。

※当ページを公開当時、唐山の読みを“からやま”としていましたが、正しくは“もろこしやま”です。

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