鎌倉山・陣が森岳・船ヶ迫岳
へ行こう!
お山について登ってみよう!メールホームへ
鎌倉山へ
距離 約500m
標高差 約25m
国道・県道
一般道
林道・農道
徒歩
下記写真の場所
見晴らしあり

国道56号線、町境にある屋根付き橋を右に見送り、
内子町へ入り、1.2kmほど進んだら-

  

幟立交差点。
松山自動車道の高架を頭上に見ながら、右折。
県道224号線へ。

中山川にかかる橋のたもとの「立川地区案内図」。
左上部分にある程野地区を目指します。
中山川に流れ込む藤の郷川沿いに北上し-



  

幟立交差点から約1km。
くいっと左に折り返す道へ。

上り口に手作りな道標があります。
県道329号線を結ぶショートカット路です。

※船ヶ迫岳、陣が森岳、牛ノ峯へは「永木」方面へ、直進します。



  

つづら折りを上り切り、県道329号線に合流。
左折します。

カーブの内側にある「下横平案内板」。
手書きで1軒1軒ちゃんと書かれてます。

県道に入って、すぐのカーブを曲がると間もなく拡がる下横平地区。
内子、中山は小さな集落を結ぶ細く狭い県道や市道が、
迷路のように発達しています。

振り返って、東にある陣が森岳を。



  

右カーブ外側にある林道入口。
こちらからも鎌倉山にたどり着けるかも。
今回はスルーし、右に曲がり県道をさらに進みました。

山の中ではこんな段々畑(水田)に突然出会ったりします。
日当たり良い小さな沢沿いに石垣が見事に積まれています。
登り口には杖代わりの小枝が数本。
苦労が偲ばれます。



  

程野地区へ。
地区の入口、ヘアピンカーブから見える南東方向の山並み。
写真奥の山並みは大野ヶ原周辺。
(写真左から)大川嶺、妙見森、雨包山、
写真中央、手前の山の上に山頂を覗かせているのは内子町の陣ヶ森。

上記の写真位置から更に進んで程野地区。
ここいらで標高520mくらい。
更に奥へ進むと-



標高560mほどの峠へ。
峠から南方面の眺望です。
峠を越えると-

今度は北側が開けます。

  

写真中央は黒山。
黒山の右、仏峠を挟んで横長く伸びる尾根は、
牛ノ峯の西稜線で、林道牛の峰線も見えます。



  

峠から150mほど進むと、
左に現れる分かれ道が鎌倉山の入口です。

角には石畳八十八ヶ所めぐりの「49番」道標。
四電巡視路、33番鉄塔への杭なども目印。
入口は林に包まれていますけど-



坂の上には高原野菜の畑が拡がっていました。

その後、林へ入り、少しずつ緩やかに高度を稼ぐと-



標高640.0m、「袋口」三角点のそばで、
コンクリート舗装は終了。
続く-

夏草伸びる山道を奥へ。

進むにつれ、夏草が元気状態。



轍のある山道の行き止まりです。
正面のスギの木に沿って-

踏み跡があり、尾根伝いにたどりながら山頂を目指します。
ここは標高660mほどで、目指す山頂も680m弱。
道中、小ピークをいくつか越えるものの、標高差はほとんどありません。

夏はこの状態。
イバラも多いので大変です。

小ピークをアップダウンしつつ、
ちょこちょこと登っていたら-



南西へ延びる支尾根と合流、左へ曲がります。

※ここは帰路の要注意場所です!
踏み跡やピンクリボンが支尾根方向にもあり、
間違えて下ってしまう恐れがあります!
少し下ると作業道もあり、どこからか登ってこられるようです。
急に下ってると思ったら引き返した方がいいかも。

小ピークを上り切ると-



標高677.73mに位置する-

鎌倉三角点に到着です。

地図上で「鎌倉山」と記されているピークへ行ってみます。
三角点から南東へ下ります。
鞍部までの植林帯はきれいに下刈りされ、歩きやすくなっています。



高さにして15mほど下って再び登り。
地図に描かれてる道は見当たりません。

再び、夏草をかき分けて進みます。
背の高いイバラや倒木を避けるために、
多少迂回しても尾根を外さなければOK。
冬や春先ならもっと簡単に歩けると思います。



地図に二つ描かれているピーク(等高線の輪)の、北よりのピークに到着!
写真の通り、樹木が隆々に繁り、例えば山頂標などは皆無でした。
残念ながら、もう一つのピークには行かず、引き返しました。

ひとりごと

地図を見ると鎌倉山にはたくさんの道が描かれています。
山頂直下にもぐるりと取り囲むように道があるようです。
道はみな実線(単線)で描かれています。
実線で描かれる道は、道路幅が1.5m~3mの軽車道ということとなっています。
(それ以下の道は点線で描かれる幅1.5m未満の徒歩道です。)
山に描かれている軽車道は舗装されていない砂利道状態の林道・作業道である場合がよくあります。
現地へ行ってみると、道は道でもほとんど車利用もなく、轍も草に埋没。
蜘蛛の巣が縦横無尽に張っていたりすることもあります。
スクーターや軽トラなら走れても普通自動車は無理な可能性大です。

今回は、なるべくそういう道は少なくしようと、山の北側から入るルートを選びました。
当初計画していたのは、西斜面の標高550m付近を走っている道からアタックルートでした。
地図の通りだったら、運がよければ、山頂直下までスクーターで行けるかも…。

でも、現地へ赴いてみると、その道は廃道寸前。
夏草に頭まで埋もれるような状態で、結局、たどり着けませんでした。
季節が悪かったのかもしれません。

県道に戻り、峠へと帰る途中、地図には載っていない真新しい作業道がふたつほど切り拓かれていました。
草は生えて無さそうだったけど、スクーターのタイヤには優しく無さそうだったので見送りました。
登頂自体をあきらめるか、まで行って林道をトライするか、迷いつつ県道を引き返しました。
そんなときに、の入口に出会ったのでした。
この尾根道は、地図上では点線の徒歩道として描かれています。
このルートは全然、ノーマークでした。
ダメ元で入ってみました。
予定より、歩く距離は増えてしまったけど、結果的に正解でした。

入口は舗装されていたので、尾根伝いにスクーターで行けるところまで行き、駐車。
そこから歩き。
踏み跡はまるっきり夏草に覆われていました。
これでもかと背を伸ばしたイバラが腕をひっかき、背中の荷物すら、ひっかけて足止めします。
たった500mほどしかないのに、全然先へ進めませんでした。
メジャーなお山や、山頂に祠があったり、森林管理が頻繁に行われていたら、そんな苦労はほとんどありません。
ローカルなお山を登る宿命ですね。

上にも書きましたけど、もうひとつのピークに行けず戻ってしまったのは、心残りです。
いつか再登できたら、確かめてみたいと思います。

ブログパーツ
     
inserted by FC2 system