伊之子山へ行こう!
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木地奥林道登山口~水ヶ峠
距離 約1.0km
標高差 約220m
林道
徒歩道
下記写真の場所

龍岡上の登山口へは、水ヶ峠トンネル今治口を出てすぐ、
待避スペースの分岐から林道に入ります。

1.5車線の狭い道です。
所々、路面も傷んでいるのでゆっくり走ります。

右側に現れる木漏れ日の滝。
滝の前を通過し、もうしばらく進むと-



左カーブに登山口があります。

「四国のみち」の案内板です。
高縄山~北三方ヶ森~(現在地)~楢原山が載っています。

「水ヶ峠 1.2km」
四国のみちの道標だらけです。

道標から少しだけ登ったら-



道をたどって沢に降りて対岸へ渡ります。
橋とかありませんから、
雨の後など増水した時は靴も濡れちゃうかも。

沢はとてもきれいな水が流れています。
美味しいですよ、マグカップ必携です。
飲用は自己責任で。

古い峠らしく、石畳が続いています。
苔むしてたりしていい感じです。



左岸へ移動。



1mほどの小さな滝を右に見つつ-

左岸を上へ、上へ。



道中いくつかある砂防ダムを越えると-

ちょっと開けた場所に。
四国のみちのポールが立ってます。



この辺りは水害で道がぼろぼろに荒らされ、
岩がごろごろしています。
放置された丸太がコケに取り込まれ、土に還ろうとしていたり、
足元もふかふかのコケが覆っていて、空気もしっとりしています。



また右岸へ。
土砂が堆積した元は木道だったろう上を渡ります。

傾斜が増すごとに川幅もどんどん細くなります。



土砂の詰まった木道を渡り、また左岸へ。



…と思ったら、あらら、また右岸へ。

訪れたのはまだ春浅い頃。
冬枯れたような木の先に黄色い花がたくさん着いていました。

ミツマタの花でした。
ミツマタの繊維は紙幣になります。

こっちはすっごいコブ。
ハチの巣かと思ってびびりました。

太い倒木を越え、水量もかすかになった沢。
ひとまたぎして左岸へ。
ここから沢とはお別れして一気に登ります。



狭い踏み跡を歩き、植林帯をまっすぐ登ります。
やがて、正面に光差す稜線が見えたら-



水ヶ峠に到着です!
伊之子山はベンチやお地蔵様がある左へ曲がります。
逆に右へ登るのは四国のみち。
そのず~っと先に北三方ヶ森があります。
また、直進して峠を下ると松山側の林道が目と鼻の先にあります。

ひとりごと

水ヶ峠トンネルから登山口まで、走る道は木地奥林道。
楢原山や東三方ヶ森へのアクセス路だったりします。
の登山口より、ずっとずっと奥にゲートがあるので、営林署の許可のないクルマはそれ以上、進入できません。
林道はずっと続いてて、楢原山の向こう側、鈍川温泉の方まで繋がっています(鈍川側にもゲートがあります)。
ゲートの直前までは自由に立ち入れるので、渓流釣りを楽しむ人や、水辺でBBQする家族連れなどが時折、見られます。
でも、それも休日くらいのものですから、普段はとても静かで、淋しいくらいの道です。
そんな林道の途中に登山口はあります。

水ヶ峠までの登り道はせせらぎ沿いのとっても気持ちのいい道でした。
ずっと登りっぱなしなので、休み休み登ります。
蒼社川の源流域らしく透き通った水が流れ下っていました。

下山時に沢の水で喉を潤しましたんですけど、柔らかい水で美味しかったですよー。

潤い満ちた空気がずっと漂っていて、倒木も岩も緑色に苔むしてるみずみずしさ。
この道は松山と今治を結んでいた古い街道の名残りです。
いまでは「四国のみち」として整備されています。
時折の水害で昔ながらの石畳はかなり破損してしまいましたが、それでも峠まではちゃんと歩けます。
往事の旅人気分でトライしてみてはいかがでしょうか。

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