御在所山へ行こう!
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アクセス
国道・県道
一般道
徒歩
下記写真の場所

国道197号線を南へ。
道の駅・清流の里ひじかわから約600m。
前に鹿野川ダム、右に大きな赤い鳥居が現れます。

赤い大鳥居をくぐり、ひとまず小薮温泉方面へ。

  

すぐにある酒屋さんの角を左へ。
「アサヒビール」の看板がレトロっぽいです。



  

こちらはちょっと小さめ。
「八大龍王神社」。

  

鳥居の奥は小薮渓谷を巡る遊歩道になっているようです。
終点は小薮温泉。

ヘアピンカーブから鳥居を見下ろして。
奥の山は嶽山。



谷間にある、こちらもレトロな小薮温泉です。

温泉の建物より大きな木は-

「小薮のイヌマキ」
肱川町の天然記念物です。

味のある建物。

灯り取りの穴が開いてました。



山道を下小薮、中小薮、上小薮と奥へ。
茶堂のある農村風景は心が和みます。



谷の奥にある峠を越えて白石地区へ。
標高370m位です。

  

やっと-

  

御在所山が見えました。
これから降りて行く道ばたの畑にはカリフラワーがすくすく育っていました。



  

県道308号線と合流する丁字路。
右へ。

  

その角に「御在所自然の森」の看板。
デザインと褪色具合からしてとっても昭和な空気。

茅葺き屋根の農家の向かいにいた、
ちょっと怖いマネキンの案山子を。
道的には左の谷の方へ進んで行きます。



  

県道とここでお別れ。

「御在所自然の森」の方へ左折します。
うねうねと山道を上っていると-

「遠いところ、ようこそいらっしゃいました」



「キャンプ場」の案内板が目に飛び込んできたら-

御在所自然の森に到着です。
左の青い建物は、案内所に住んでらっしゃる方がやっておられる「竹炭館」。
右の林の中に、トイレットペーパーの芯でもイノシシの骨でもみかんでも、なんでも炭にできる装置があります。

自然の森の案内所です。
初めての方は一声かけてみてください。
とても親切にコース説明していただけます。

駐車場はもう少し奥にあります。

ひとりごと

松山から3時間、スクーターでのんびり、たどり着きました。
小薮温泉は一度、入ってみたい古湯です。

途中、いくつか分かれ道があるけど、「御在所→」みたいな表示がほとんどありません。
小薮温泉経由のルートは町や市の推奨ルートでないとしても、ちょっと寂しい…。
実際に迷うことはなかったんですけど、やっぱり迷っちゃう人がいるみたいです。
既存の標識に「御在所→」みたいなシールでも貼ってくれればいいのに。
そう、僕も思っていました。

…と、その前に、元案内所に住むおじさんのこと。
案内所の横にスクーターを駐めてすぐ、おじさんが庭木に水を遣りながらきさくに声をかけてこられました。
初めて来ましたと話すと、出てこられて、ほらと指さし、登山ルートについて身振り手振りを交え、
「あの、葉の色が違う林の所が第1カルストの森で…」
と、詳細に教えてくれました。
山頂からの下りの、右へVターンする部分などはおじさんに教えて貰ってなかったら、きっと迷ってた。
大いに助かりました。

おじさんの話によると、この御在所自然の森は一時期、管理する人がいなくて荒れていたらしい。
おじさんがこちらに移り住んだ時、案内所も無人で、廃墟のようだったそうです。
森林組合の人の手も借りつつ、こつこつとなんとか今のような小ぎれいな姿に戻したそう。
御在所山のある肱川町は合併して大洲市となりましたが、スタンスはそんなに変わらない様子。
大洲市の観光情報サイトにも御在所山は載っていません。
道標の整備とか、市に話しはするものの、なかなか動いてくれないんだとか。
案内もろくにないから、道に迷った人がおじさんに文句を言うこともあったそうです。
でも、おじさんはここに住んでるだけ。
管理はしてないので、そんなこと云われても…と、その度、困っちゃうんだそうです。

キャンプ場とかバンガローとか、お金かけて作っても、簡単にお金を取り戻せるもんじゃありません。
管理費や維持費や、出ていくお金の方が多かったりします。
潰れるキャンプ場なんか、ニュースにならないだけで、バブル崩壊以降、一体、どれだけ消えてったか。

おじさんと森林組合の気のいい人たちのおかげで維持されてる御在所山なのでした。

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