二箆山・雑誌山
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黒滝峠~雑誌西山
徒歩
下記写真の場所
水場
注意・その他

「← カラ池」の方へ進みます。

右下がりの山道を行きます。



県境の尾根のすぐ右下を歩きます。

地元のボランティアさんが汗水流して整備された道は、
とても歩きやすくて安全です。



沢を横切ります。
黒藤川集落の谷間を流れる前川の源流のひとつです。

持参のカップで。
美味しかったです。
水って沢ごとに微妙に味が違うんです!
(飲用は自己責任で)

何の花でしょうか?
可憐なかわいい花でした。



急斜面ではやはり、崩落も。
滑り落ちるとはい上がるのに苦労しそうなので、
上に生えてる木を掴んだりしながら慎重に渡ります。



谷をさかのぼります。
木に付けてあるリボンや赤テープを見落とさないように。

浅い沢を徒渉したり、ぬかるんだ場所もあったりします。

谷を抜けたら少し急な道を登り、
尾根を左回りに回り込みます。



二箆山や、登り口のヨラレキ林道が見える場所まで到達。
でも、足下は-

崩れやすい斜面。
埋もれたり、崩れたりしています。
10mほどの区間ですけど、緊張します。
下を見るとこの傾斜でずっと下まで続いてますから。
気をつけて越えてください。



道が左右に分かれます。
左の道は斜め上へと向かっています。

  

案内板は黒滝峠方向のものしかないので悩みました。
結局のところ、どちらもカラ池の手前で合流します。
雑誌山へ行くので左の道へ進みます。

じわじわ登ります。

まだ冬枯れの残った季節。
山並みも透けて見えてました。
夏山シーズンなら森のまっただ中って感じなのかな。



雑誌山への登り口です。
写真左端の斜面を赤テープを目印に、
ササが生い茂る斜面を直登します。
雑誌西山を経由し、尾根伝いに雑誌山を目指します。
ここは、中津明神山から東へ延びる愛媛・高知の県境尾根の末端。
足下も県境です。

それを示すかのような国土調査の杭があります。
これから直登するルートも県境上です。

だいたいまっすぐ登ります。
急なので滑らないように。

膝高のクマザサに隠れた切り株などに、
注意して登りましょう。

杭から杭へたどって県境を登って行きます。



やっとこさ尾根へ出たら、
あとは東へ、ササ尾根歩き開始です。
雑誌山まではいくつも小ピークを越えて行きます。
よって、透けて見える奥のピークは雑誌山じゃありません。



ササは腰高くらいまででした。

尾根っぽいでしょ。
夏はブナのトンネルですね。

雑誌山山麓の大規模林道が見えてきました。

右下に目を転じるとカラ池が見えました。



雑誌西山に到着!

「雑誌西山」だけは読めました。

「雑誌西山 1341m」



雑誌西山山頂から少し先に見晴しのいい場所があります。

槇ノ谷と呼ばれる、中津や名野川地区の谷越しのパノラマ。
写真右に、中津明神山山頂のドーム施設。
ずっと奥の青くかすんだ山並みは不入山や鳥形山、
四国カルストの天狗高原も見えています。



雑誌西山から雑誌山まで、
またいくつかのアップダウンが待っています。
でも、息が切れるほどの急な登り降りはありません。
道はずっとササに埋もれてますけど、
一本道みたいな尾根なので迷いませんでした。

ササとブナの森の尾根歩き。
グリーンシーズンはこんなに日当たり良くでしょうね。

枯れたのでしょうか、
落雷で命を絶たれたのでしょうか。
森の主役を降りたブナをよく見ると、
キノコがたくさん取り憑いてゆっくり土に還る途中でした。



用居の瓜生野集落がちょこっと見えました。

もうそろそろかなぁと、思っていたら、やっとこさ-



雑誌山山頂に到着です!

山頂の様子です。
木々に囲まれて展望はゼロです。

オレンジ色で目立つ山頂標と三角点。
回りのササがきれいに刈られてました。

「雑誌山 1327.6m」

「雑誌山 平成18年11月8日 土佐住人…」
半年も経ってないけど、もう色あせちゃってました。

更に東へ、水ノ峠方面へと踏み跡は続いていました。

ひとりごと

黒滝峠ではとりあえず、カラ池を目標に歩き始め、結局、雑誌山まで登っちゃいました。
知らない土地で、そんな無謀なことをするのは良くないんですけども。
それもみんな、歩きやすかった登山道のおかげです。
深い山の中のこと、きっとヤブこぎもありかなってずいぶん覚悟もしてました。
でも、失礼な言い方ですけど、最後までちゃんと道になってて、とっても楽しい山歩きができました。
先の冬にでも草刈りが行われたようでした。
道の脇の邪魔だったんだろう木も何本か伐採されてました。
ボランティアの皆さんには心から感謝感激雨あられです。

それでも自然はいたずらで、雨も降るし、雪も積もるし。
登った当日の早朝には地震までありました。
地震の影響では無いと思いますが、三カ所ほど、崩れて危ない場所がありました。
の崩れた場所を渡る時が一番緊張しました。
パーティならロープでも張って渡るのが安全だと思いました。
でも、U字カーブだとちょっとロープも渡しづらいかな。

の分岐では案内がなんにもなかったので、取りあえず、登る道を選びました。
しばらくはどこにもたどり着かなくて、あっちの道にいっとけば良かったかなぁって、正直、後悔しながら歩いてました。
カラ池に行くつもりだったし。
の分岐でも、一度は無視して通り過ぎてカラ池へ行くつもりでした。
そこで、GPSをのぞいたら雑誌山山頂のポイントがとても近くっぽかったので、ダメ元で登ってみたのでした。
(実は、すぐ真上に雑誌西山山頂があるかのような勘違いもしてました。)

尾根の上はクマザサはずっと生い茂って道らしい道は無いけど、ちゃんとたどり着けました。
北風がびゅーびゅー吹き抜けて、汗が乾くより先に冷えて軽く凍えました。

雑誌西山の山頂は、山頂標のある場所より少し西寄りのピークの方が高いような気がするんですけど…。
あそこは県境が直角に折れる場所で、その境界杭を山頂としてるだけのような気もします。

雑誌西山から雑誌山までは20分くらい。
途中、地図には描ききれない小さなピークが三つ四っつあります。
山に登りに来てるんだけど、往路でも復路でも登りはやっぱりくたびれます。
登った分、少しでも下るのはもったいないし。

雑誌山山頂はブナの森に囲まれてとっても静かな場所でした。
大規模林道終点に車が一台止まっているのが山の上から見えてました。
山頂に誰かいるかもって思ってたけど、山頂には誰もいませんでした。
黒森峠までと歩き出して、ついに雑誌山まで来ちゃいました。
意外と行けちゃうもんですね。
でも、こんなに歩いたのは久しぶりな気がします。

そう、「こんなに」ってくらいな距離、歩いてます。

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