梅ヶ谷山・樽谷山・根無山
へ行こう!
お山について登山口・ルート登ってみよう!メールホームへ
井内峠へ
(徒歩部分)
距離 約200m
標高差 約30m
林道
徒歩
下記写真の場所
  

国道11号線と旧11号線が合流する則之内交差点から、
県道210号美川川内線へ入り、井内峠を目指します。
大根木口辺りにて、正面に井内峠を遠望。
井内峠を中心に右が善神ヶ森、左の山並みが今回縦走する峰峰で、
梅ヶ谷山、樽谷山が見えています。



段畑、千枚田が美しい仲屋地区からの眺め。
県道も山間近くなり、1.5車線幅に。
峠の手前に見える薄緑色のところが-

井内地区のカヤ場。
峠に向かう林道はあの下を通過します。



成地区にて、県道は林道梅ヶ谷永子線に変わります。
人家も間もなく途切れます。

  

「林道梅ヶ谷永子線 起点
 幅員3.6~4.0m 延長8.6km」



林道らしく、道路上を沢が流れるところがあったりします。
訪問時は梅雨時で、水しぶきを上げて通過。
実は梅雨時こその楽しみがこの先にあります。
それは-



道路脇にある滝。
水量が増して迫力もアップするからです。

その先のカーブにある看板。
「林道梅ヶ谷永子線(起点より3300m付近」

だんだんと山道らしくなってきました。
以前はこの辺りから砂利道でした。
連続するカーブの先に-。



御来光の滝があります。
橋のたもとに「井内 御来光の滝」の標柱があります。
橋の上から見物できます。

善神ヶ森のブナの森がはぐくむ豊富な水が産んだ滝です。
乾期は岩肌をなめるようにしか流れてないんですけど、
さすがに雨がまとまって降った後はしぶきを上げて落ちてきます。



  

御来光の滝から少し走ると、
井内の谷を見下ろせる見晴らしのいいカーブがあります。
訪問時はあいにく霞んでいて、
松山市内まではハッキリと見通せませんでした。
対面にある明神ヶ森やヨソ山、
河原樋山のシルエットはかろうじて見分けられました。



麓で遠望したカヤ場の下を通過。

どんどんと高度を稼いでた時-

道の真ん中で「おとしぶみ」を発見。
オトシブミって虫が草を丸めて作った幼虫のためのゆりかご&食料です。
踏まれちゃかわいそうなので、草むらへ移してあげました。



林道の分岐がありました。

根無山林道だそうです。

入口はチェーンで規制されてました。
いつか探検してみたいなぁ。



井内峠隧道に到着です!
井内峠はちょうどトンネルの真上にあります。

トンネルの脇に、井内峠井内側の登山口があります。
こちらは急坂なので、今回はパス。

「井内峠 200m →」

  


東温アルプス登山道案内図


←→


←→

←→


←→

←→

←→

←→


←→

3.1km 1.5km 1.4km 1.6km 0.9km 0.7km 1.9km 1.0km
4.6km 4.6km 2.9km

トンネルを抜け、久万高原町直瀬側へ。



直瀬側登山口に到着です。
トンネルを出たところに土塁があって、その前に数台駐車できるスペースがあります。

井内林道は2007年秋に舗装されました。
写真奥に写っているのは善神ヶ森です。
この写真は4月末に撮影したもので、草もまだ芽吹いたばかり。

土塁の上にある案内。
「←0.2km 井内峠 ←上林峠・白猪峠」

「登山口」の札が掛かる、土塁の脇が登山口です。
では、井内峠へ、登山開始です。

直瀬への作業道と分かれるまで下り。
その後、登り坂。
踏み跡は明瞭です。

緩やかな登り坂です。
カーブで通せんぼする倒木をまたぎ、少し歩けば-



  

井内峠です!
6月の峠は緑に包まれています。
でも-

4月末に来た時はこの通り。
草木が芽吹く前の峠の姿です。

白い案内には、
「←4.6km 上林峠 白猪峠4.6km→」
「井内峠1088m」
←0.2km 井内方面登山口 直瀬方面登山口 0.2km」

錆びた案内はほとんど判読不能ですけど、
「←井内北間バス停へ 3840m 1時間20分
 井内峠(標高1088m)日本観光協会」

その錆びた案内の右から、縦走路スタートです。

ひとりごと

井内峠には4月に上林峠から縦走してきて以来でした。
井内峠林道の方は、正直、数年ぶりに走りました。
その頃の林道はまだ舗装されてなくて、それはもう酷い砂利道でした。
松山へ戻るために直瀬から上りました。
地図で確認しただけの、初めて走る道で、日没に急かされるように山へ分け入りました。
直瀬の集落から先の路面はまるで乾いた河原みたいで、岩がごろごろして、スクーターに乗ったままでは走れませんでした。
道を間違えたのかと心配になった頃、降りてくる車があり、安心して峠を越えました。
その次に来た時は川内から井内峠まで。
御来光の滝辺りで舗装が終わり、砂利道。

確か、昔は「御来光の滝」なんて書かれた標柱はなかったと思います。
世の中には無名の滝を見つけては勝手に命名、公表する輩がいます。
一瞬、そういう輩が名付けたのかと思っていました。
昔の名前なのかは、まったく不明。
谷間にある井内の集落から見て、太陽が稜線から顔を出す辺りに滝があるから“御来光の滝”なのかな。
名前入りの柱なんか無かったあの頃もあの滝はとても魅力的で、立ち止まってしばらく眺めてました。
車も人も滅多に来ないし、真ん前にある橋はまるで特等席。
記憶に残る滝のひとつでした。
滝を見るならやっぱり雨上がり。
滝って不思議ですね。
どーどーと音を立ててまるで無尽蔵なほどに大量の水が落ちる様にどこか心惹かれちゃう。

井内の段々畑はそばの花が咲く頃、とても賑わいます。
この辺りは赤い花、赤蕎麦をよく見かけます。
そばは白い花がメジャーだけど、赤もなかなかにきれい。
黄色の花が咲く種類もあるそうですけど、井内は赤。
花が咲く10月頃にはたくさんのカメラマンが訪れます。
でも、以前に比べるとそば畑、少なくなりました。
僕はうどんも好きですけど、蕎麦も大好き。
だから、ちょっと残念。
だからいっそ蕎麦打ち修行でもして、井内の地粉で打つおそば屋さんでもはじめようかなぁ。

井内峠の林道は2007年秋に全面舗装され、悪路の面影はすっかり影を潜めてしまいました。
でも、いまにも落ちてきそうな巨石が路肩にごろごろしてたりします。
大雨や地震の後は通行止めになる率、いまだに高そうです。

早起きして来たものの、滝見したり、パノラマ見下ろしたりして、結局、峠のトンネルをスタートしたのは9時前でした。

ブログパーツ
     
inserted by FC2 system