へ行こう!
水満田古墳公園 | ||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮①②③ | ||||||
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①山頂の丁字路から右へ曲がると水満田古墳公園に行けます。
物見櫓が見えています。
車は(バイクも)進入できません。
②今回は、山の上から下る方向で巡って行きます。
まず、物見櫓から。
安全上の配慮により、残念ながら施錠され、登れません。
団体利用の際は申し込めば鍵を外して貰えるそうです。
物見やぐら |
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物見やぐらは、高床建物のうちのひとつで、村を敵かち守るために、太い柱をたててつくった見張りのやぐらのことです。遠くまで見えるよう見晴らしのよいところにたてられており、その高さは10m前後であったと思われます。 |
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平成8年3月 砥部町教育委員会 |
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物見櫓のすぐ下に石室が公開されてる墳墓があります。
こちらも施錠されています。
でも、ガラス戸で中を覗くことはできます。
扉の前の埴輪が可愛いです。
水満田2号古墳 |
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古墳とは、そのあたりの村を支配していた人を葬るために、土を高く盛ってつくった墓のことです。 |
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砥部町の古墳群について |
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砥部町は愛媛県の中でも特に古墳が密集している地域です。 |
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平成8年3月 砥部町教育委員会 |
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③次は再現された竪穴式住居。
竪穴住居 |
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竪穴住居とは、地面を数十センチ掘りこんで床をつくり、柱をたて屋根をふいた住居で、夏涼しく冬は暖かく住みやすいといわれています。 |
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平成8年3月 砥部町教育委員会 |
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隙間から覗くと、
かまども再現されているのが見えました。
焚き口辺りが黒ずんでいましたので、
社会見学時にでも火を焚いたのかな。
竪穴式住居の向かいにある3号墳も内部が覗けます。
施錠された扉の格子越しに中を覗けます。
見事に石積みされているのが凄いですね。
金毘羅山3号墳 |
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この古墳は、標高182mの丘陵上にある直径20m前後の円墳で、古墳のまわりに溝は埴輪はありませんでした。 |
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墳墓の真裏に送電鉄塔「松山線No.76」
④ちょこっと広い所があります。
凸っとした所はみな古墳ですけど-
案内表示が無いとただの芝生の広場みたいです。
古墳が出た時は芝主なんかじゃなく森林だったでしょうから、
古墳を見つけた人、すごいなぁ。
⑤4号墳の左を下ると、更に池の方へ下る階段があります。
ひとまず、ここは降りずに右へ曲がり-
再現された高床式倉庫へ。
こちらも施錠されてるので、外観のみ見学です。
高床式倉庫 |
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高床式の建物は、地上に柱をたてて床を高くすることによって、湿気やねずみの害を防ぐ効果があります。 |
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高床式倉庫の向かいに4号墳。
⑥箱式石棺が屋根付きで展示されています。
これらは他所からこちらに移設されてきたもののようです。
箱式石棺 |
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箱式石棺とは、緑泥片岩などの板石を長い箱形に組み合わせてふたをした、遺体をおさめる棺です。 |
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箱式石棺A(右) |
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和泉砂岸と緑泥片岩の組み合わせでつくられており、床面に敷きつめられた川砂利にはペンガラが赤く付着していました。 |
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箱式石棺B(中) |
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緑泥片岩の組み合わせでつくられており、床面には緑泥片岩の川砂利が敷かれていました。 |
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箱式石棺C(左) |
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緑泥片岩の組み合わせでつくられており、床面もその板石を敷いています。 |
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⑦階段を下ります。
階段取り付きにも古墳があるようです。
中央手前に5号墳、奥が6号墳、左奥に8号墳。
まさに、山を歩けば古墳に当たる状態。
⑧階段を下りる途中にも左右に-
7号墳。
10号墳。
11号墳。
⑨西の谷上池のほとりまで降りてきました。
順路は左ですけど、右に行くと-
⑩池の土手を通って裏道に出られます。
一応、公園入口はこっちじゃありませんので。
写真右の山は坂面山です。
⑨に戻ります。
⑪池のほとりにはベンチのある休憩所や水飲み場があります。
水鳥たちが水面をスイスイと平和そうに泳いでいました。
⑫道が二手に。
トイレや公園入口のある方と、埴輪が焼ける窯へ行く方に分かれます。
ひとまず、窯を覗きに上がってみました。
⑬埴輪を焼いた穴窯を再現したものだそうです。
斜面を利用して徐々に熱が上へ上へ上っていく構造ですね。
現代の砥部焼窯元でも同様な窯があるそうです。
古代にはもう、こんな技術が確立してたんですね。
はにわ窯 |
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砥部町では古墳や集落の遺跡のほかに窯跡がたくさんみつかっています。 |
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⑭一方、トイレの前を通ってくと-
公園の入口があります。
⑮21号、20号墳の前を通り、道は山上へ戻ります。
お!また笑顔のはにわ君発見。
ため池側の入口⑭へのアクセスも紹介しておきます。
①理正院の前から田ノ浦方面へ。
300mほど進むと-
②金毘羅山公園への遊歩道があります。
横から見るとこんな感じ。
春は桜でめっちゃ綺麗そう。
…というわけで、2010年春、満開の桜を見に訪ねて見ました。
夕暮れ時でしたが、
山の上の公園からお花見客の歓声が麓まで漏れ聞こえていました。
その少し先に分岐があります。
右の道を上がります。
「水満田公園 あと300m」の道標があります。
西の谷下池がまずあって、土手沿いに上がると、
U字カーブがあり、公園専用の駐車場が設けられています。
③そして、公園の入口に着きます。
ひとりごと | ||
金毘羅山がお花見に最適な場所だってことも知らなかったぐらいなので、古墳公園の存在も知りませんでした。 物見櫓、登りたかったなぁ。 物見櫓と云えば、スクーターで九州まで行った時、佐賀の吉野ヶ里歴史公園で物見櫓に登ったことがあります。 それにしても、砥部って知らない所ばかりです。 |
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