蒲山へ行こう!
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仁川登へ
距離 約4.1km
標高差 約400m
県道
一般道
林道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設

国道379号線、万年から。
拡幅された国道から、県道223号線へ。

国道から分かれた途端、1.5車線の狭い道に変わります。
くねくねと等高線をなぞるような山道が始まります。
それでも、一昔に比べたら走りやすい道になりました。
峠までの標高差、400m弱をゆるやかに上り詰めていると-



不意に左側の木立が途切れ、遠くの山並みが視界に飛び込んできます。
カーブの連続する道をなぞっているうちに、いつの間にか、こんなに高いところを走っていました。
この道は天翅にあるゴルフ場の利用者が良く通るので、対向車にはくれぐれも注意を。
ここまで来れば峠は目前。



県道223号線の最高地点です。
路肩に並んで2ヶ所、広い場所があり、そこからは-

  

砥部・広田の山並みをずらーっと一望できます。
谷の奥に道後平野や松山・東温の山山も。

カーブを曲がれば、伊予市と砥部の境、現在の間戸峠。
伊予市側(旧中山町)へ下り始めると、田んぼや畑などが現れます。
ゴルフ場の関連施設など、一気に人の気配がしだすと-



「合流注意」の看板が立つゴルフ場の入口が右側にあります。
ゴルフ場は障子山の南麓に作られています。

  

ゴルフ場入口のすぐ先が天翅という地域。
山間の平坦地いっぱいに田んぼや栗畑が拡がっています。
写真の丁字路を右に曲がると犬寄峠方面へ抜ける県道221号線。
写真右奥にそびえるのは階上山。
その登山口も221号線から少し入ったところにあります。

蒲山はこのまま道なりにまっすぐ、栗田川沿いの道を下って行きます。



栗田川に架かる小橋のたもとに「あっ!」。

おばけのQ太郎の手書き看板。
飛び出し注意とか、あれこれ書くより、効果的。
でも、夜に見たら、別の意味を考えそう…。



また丁字路を通過します。
左に曲がると鍛冶屋峠を越えて広田側へ抜ける県道221号線。



青青とした田んぼがまぶしかった、広い谷に出ました。
栗田地区の本郷集落です。

田んぼの中に三島神社の参道。



時々、2車線になる県道をさらに南下。
蒲山も見えてきました。

  

2車線がまた1.5車線に戻る場所がお山への入口です。
「仁川登道路改修記念」碑のある左の道へ曲がります。

カーブミラーのすぐ先に-

伊予鉄南予バス「仁川登」バス停があります。
こっち側には、
「総津→」「仁川登→」の案内もあります。



  

県道から300mも上ると小屋の脇で道が分かれます。
仁川登へ向かう本道から分かれる右の道へと入ります。

ずっと木陰の裏道みたいな小径(舗装有り)を走っていたら-

ひょいっと、日当たりの良い斜面にでました。
まるまるとげとげの栗の実がたわわに実った栗畑越しに、
秦皇山がそびえていました。
秦皇山側にも、結構、標高の高いところまで家や畑があるのがわかります。

道端の祠。



  

道を挟んで立つ農家を通り過ぎたら丁字路。
影之浦地区からの道と合流。
左折します。

  

同じ場所を丁字路から撮影。
くぃっと左折します。

鉄塔の横を通り過ぎたりなんかします。
ここから見る秦皇山も-

なかなかに立派です。



  

右に急カーブする場所の、
そのカーブの外側に林道の入口があります。

入口はこんな風に、木陰のトンネル。
抜ければすぐに砂利道になります。

見上げると、蒲山の北尾根。
四つならぶ送電鉄塔の右から一つ目と二つ目の間に、
蒲山の山頂があります。
林道をえんやこらと上って、
ひとまず、その鉄塔の根方まで行かないといけません。

砂利道はほんの入口だけでした。
すぐにコンクリートの簡易舗装に戻ります。
道端には栗畑とかあるので、砂利道を残したのは、
部外者を入りづらくさせるカモフラージュな感じ。

道幅はずっと車1台分です。
農家の軽トラや丸太積んだトラックとか、
いつ降りてきても良いように、
すれ違えそうな場所を気にしながら上ります。



くねりくねりと上って、
で見上げた送電鉄塔(118番)の脇を通過します。

次は向こうの尾根に立つ117番鉄塔へ。



ビニルハウスへの分かれ道を過ぎて、
正真正銘、砂利道になります。

  

砂利道になってすぐ、道が分かれます。
轍は左の方が顕著ですけど、右の道が正解です。
入口は下り坂になってて、ちょっと心配になったけど。



道沿いには植林・間伐作業の跡がくっきり。
谷沿いに小径が切り拓かれてたり、道端にオイル缶が転がってたり。
よく車が通るのか、道はしっかり踏み固められています。



117番送電鉄塔が立つ尾根に到着しました。
伐採した丸太の臨時集積所になっている様子。
山と積んでありました。
ここから歩いて山頂を目指すのも有りかな。
くれぐれも作業の邪魔にならないところに駐車しましょう。

ひとまず、送電鉄塔からの眺めと三角点探しに出かけました。

木の根元に案内の杭。
「←117」の方へ向かいます。

丸太の山に塞がれて、その向こうに-

巡視路があります。

森に入るとすぐ小径、軽い下り坂。

左には、116番鉄塔へ向かう巡視路が並走してます。



大抵の鉄塔下は原っぱ。
ここもそうでした。
うれしっ!

真下から見上げて。

蒲山山頂もすぐそこに。

116番鉄塔は畑の近くにあるのかな?

  

少し視点を変えて。
陣ヶ森岳を中心に、草屋敷、壷神山、黒山、牛ノ峯など、
中山町西南部から内子・大洲にかけての山並みが見渡せました。

「影之浦」四等三角点は、正面の木立の中、
鉄塔から50mほど先、なんですけど…。
けれど、手前のカヤが壁のようにびっしりと生えてて、
突破する気になれず、三角点探しはあきらめました、すみません。

さて、丸太の集積所まで戻りますけど-

  

出口は二またになっています。
左が正解です。
右は116番へ向かうので間違えないように。

案内杭でも確認しておきましょう。
「←118」の方へ。

ひとりごと

この夏の間、金欠とガソリン高騰、追い打ちをかける猛暑。
まるっきりお山歩きに出かけませんでした。
お山に行きたくなかったわけじゃないので、真っ青に晴れた空を見上げては、毎日、ため息ついてました。
北京オリンピックも終わり、猛暑が収まった8月後半になって、やっとお出かけしました。
海辺に行こうか、東へ行こうか、いろいろ悩んだけど、向かったのは南でした。

久しぶりの国道379号線。
飛ばしたくてしょうがなかったけど、遠出も久しぶりなので、のんびり走っていたら…。

いました、ネズミ捕り!

あー、危なかったぁ。
スクーターは30kmオーバーなんてすぐだから、調子こいて飛ばしてたら、すっごい罰金喰らうところでした。

県道223号線の天翅以南は初めて走る道でした。
栗田川沿いでとっても涼しくて、対向車も滅多に来ないし、気持ちよく走れました。

中山って、こんなところにも!?って山の中とか高いところとかに、家や畑があって、びっくり&感動しちゃいます。
中山出身の方に尋ねたことがあるんですけど、中山ってほとんど“廃村”みたいな集落がないんですよね。
高齢化してるとか、過疎も進んでるんでしょうけど。
地に足を付けた暮らし、というか、足るを知った暮らし、というか。
元気に畑仕事してるお年寄りの姿なんか、見てるだけで元気をもらえちゃいます。

さて、県道から先の、お山へ向かう道ですけど、地図見てもなんだかちんぷんかんぷん。
地図には載ってるけど、いざ来てみたら、廃道でしたパターンが結構あるので、心配でした。
おまけに、今までの経験では、中山の山道って、集落が多い分、分かれ道が半端なく多く、まるで迷路。
ドキドキしながら、地図を片手にスクーターを走らせました。

結果から言えば、予定のルート通り、ほぼ走ることができました。
間違って引き返したのは1ヶ所だけ。
昼前に家を出て、丸太が山と積まれた場所に着いたのは午後1時過ぎ。
おまけに山頂まで作業道が整備されてたりで、計画以上に順調でした。

あ、そうそう。
あえてページタイトルを“仁川登へ”ってしてみたんですけど。
“仁川登”って、正しく読める方、いらっしゃいます?

正解は、“にごと”。

んなの、絶対、読めないわぁ。

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