本尊山へ行こう!
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山頂へ
距離 約100m
標高差 約30m
徒歩
下記写真の場所

鳥居の後ろから山頂へ登ります。
細い踏み跡がジグザグと上に続いています。
ストックや杖を持ってると邪魔・危険なので、
置いていくか、リュックに仕舞いましょう。

山頂部はあちこちで岩が露出。
曲がり角に緑緑した草が。

どんな花が咲くのかな?



縦に登りきると、またササ・ゾーン。

その先に、城址らしい石積みの小山がありました。
左側を回って奥へ進みます。

肩幅くらい狭い道が奥に続いています。
左側は海が拡がって綺麗です。
でも、路肩は崖になってます。
雑木や草が生えてて危険な感じが緩いですけど、
踏み外すと大変なことになるので、
景色に見とれるのもほどほどに。



本尊山山頂に到着です!
ササの中に棲んでるような岩が頂の主でした。
平らな所は写真に写ってるぐらいの広さしかありません。

「本尊山」、四等三角点。
標高187.02mです。
隣に瓦のオブジェ、「波に玉」。

一段下がった所に、四角形が刻まれた石柱が転がってました。
城砦に使われたのかな?
それとも、
魚見山だった時代に魚見櫓とかに使われたものでしょうか?

  

三角点から周囲をぐるり、眺めてみました。
奥(北)に道後平野がちらり。
すぐ目の前に聳えるのが明神山。
上灘川が流れる谷を挟み、牛ノ峯が大きく見えています。

  

ササが邪魔なので、ちょっと移動しました。
興居島の小富士とか、よーく見えます。
登山道は、本尊山山頂から東へ、
明神山方面へ向かうように続いています。

縦走路や、小網へ下る道です。

ひとりごと

麓から見ると、山頂部分はとっても岩場な感じがします。
登るの、緊張しそう…と覚悟して登りました。
でも、安全そうな場所を選んで道が付いてるし、木が高所感を無くしてくれ、全然、怖くありませんでした。

山頂は狭くて、こんな場所にどんな城砦が築かれてたんでしょう。
お城というと、松山城みたいな天守閣のあるお城を想像してしまいがち。
でも、あんなお城は信長が安土城を造って以降のお話。
由並本尊城があった頃はせいぜいが“砦”です。
小さな砦でも、尾根の上に幾つも造って、超ミニ万里の長城みたく連係。
矢を防ぎ敵の侵攻を阻む壁を張り巡らせていたら、城というより、お山そのものが“要塞”となります。
本尊山は見晴らしがいいから、敵の進退も手に取るように分かったことでしょう。
麓の集落が攻略され、敵に布陣されても、背後の尾根は明神山方面に繋がっています。
物資の搬入も退路も確保できて、結構、持ち堪えられそうです。
難攻不落な由並本尊城でした。
でも、秀吉の四国侵攻が完了、土佐の長宗我部家氏も滅び、平和になると用済みとなり、廃城となりました。
廃城から400年。
石積みだけが往時の面影を残してます。

鳥居のある岩棚は西から南にかけて開けていましたが、山頂は東から北向きのパノラマが楽しめます。
ササを刈れば、もっと視界が拡がるとは思いますが、現状でも充分楽しめました。
山から見る夕暮れも綺麗だと思います。
帰り道が心配ですが…。

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