へ行こう!
高穴山へ | ||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭ | ||||||||||||||||||||||
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①国道196号線・旧北条市府中交差点。
「高縄山→」の案内に従って右折します。
県道178号湯山高縄北条線です。
高縄山の石ヶ峠を越え、
国道317号線・九川地区へと至る道です。
高穴山まではずっと二車線です。
菜の花越しに高穴山(左)と雄甲山・雌甲山を。
春、この辺りの川沿いは菜の花が、
あちこちに咲いてきれいです。
②ちょっと寄り道して善応寺へ行ってみました。
右斜めに小径を入って、雌甲山の麓目指し、
門前の家並みを抜けると-
③善応寺に着きます。
お寺の下には薬師堂や馬頭観音があります。
坂を登ると-
境内へ。
「河野氏発祥之地」の石碑が立っています。
河野氏が創建した当時はとても大きなお寺でした。
ここいら一帯に数々の堂宇が建ち並んでいました。
隆盛を極めていた頃を描いた看板が掲げられています。
現在の地図にない山名も載っていて興味深いです。
建武年間、河野通盛が道後に湯築城を築き、河野氏の本拠地を道後に移し、それまでの河野の土居館を寺院に改築し、河野一族の氏寺として、好成山善応寺を創建した。 |
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碑誌 |
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河野氏は、伊予国第一の大族で、風早郡(現北条市)河野郷土居(善応寺)この地より起こる。 |
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善応寺縁起(冶革) |
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開基河野通盛(1364没)は、通有の末子に生まれ 河野総領家を継いだが、元弘の乱(1331)に失脚し、鎌倉建長寺の南山士雲をたより、旧勢を保つことができた。 |
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清々とした境内の様子です。
本堂は一段高い所にあります、合掌。
④県道へ戻る小交差点に-
「→右 城山道」の碑がありました。
ここは高縄山と夫婦山(雄甲山・雌甲山)への分岐で-
右折するとすぐ雄甲山・雌甲山の登山口です。
その登山道が城山道と呼ばれています。
左折して県道に戻りました。
県道はまっすぐ、高穴山に向かって延びています。
平行して流れる河野川に沿って進み、
お山に挟まれた谷間へと入って行きます。
⑤谷に入って間もなく。
岩壺橋という小さな橋を渡った所が高穴山登り口です。
目印はこの階段。
登山開始です。
階段を登るとホースなどが転がる植林帯。
一段、土手を登ると-
⑥道のように見えた場所にはU字溝があります。
林の中を上へ登る、
けもの道のような不明瞭な踏み跡が見つかります。
ここからはハッキリした登山道がありません。
ひとまずは、目前の植林帯を登り抜けるのが目標です。
下刈りされているので登りやすいけど-
結構な斜面なので、ずるずる滑ります。
植林の切れ目を目指し-
これくらいの傾斜を、まっすぐ直登してもOK。
または、右にある、露出している大岩の方へ行き-
浅い谷間状の地形を登って-
イノシシが掘り起こしてふかふかの地面を横切り、
右方の尾根を目指し、トラバースするのもありです。
⑦尾根にトラバースしてみると、
邪魔な潅木があったりしますが、
後は尾根伝いに登るだけなので、
幾分、安心してルート取りができるかと思います。
植林の上は伐採され、若木が育つ、
陽が差して明るい斜面になっています。
植林帯を直登したときは、
若木を決して傷つけないように登りましょう。
⑧若木ゾーンの上はずっと自然林。
ちらと振り返って、来た道を振り返ってみました。
さて、後は尾根伝いに登ります。
先人が残した赤テープなども目印。
⑨木のうろに水が溜まっていました。
若い木が可哀想に踏まれて折れていました。
道無きところを登る時はなるべく、
自然を傷つけないようにしたいものです。
⑩登るにつれ、尾根には岩が露出してきます。
浮き石に気をつけて慌てず急がず、登りましょう。
⑪ちょっとした平らかな場所に着きました。
城跡の曲輪の跡です。
早春までは木木のスリットの向こうに海も望めます。
尾根沿いに岩を並べた道のように見える所を通り-
⑫次は、先より狭めの曲輪跡があり-
石積みに挟まれ、凹んだような地形、
堀切もあって-
また、岩がゴロゴロする急斜面を、
木の根を階段代わり、枝を手すりに登ります。
⑬境界の杭に出会います。
少しだけ斜面が緩やかな、肩のような部分を歩き-
山頂部の最後の登りです。
向かって左側からが登りやすかったです。
山頂が近づくにつれ、
岩山みたくなってきます。
急斜面にはイノシシやけものたちの足跡が残っていました。
ひづめもずるずる滑る斜面です。
動物たちがなぜ、がんばって登るのかは後ほど解明。
⑭高穴山山頂に到着です!
山頂は東西に横長く平らな形状をしています。
高穴城の本丸跡です。
登り着くのは西の端っこ。
すぐそこに三角点があります。
完全に露出しちゃって恥ずかしい状態です。
「高名」三角点、標高は292.08mです。
城址らしく、小さな祠がお出迎え。合掌。
祠の向こうに凹んだ所があります。
覗いてみると、それは-
干ばつでも涸れないと云われる池でした。
山頂にあってホントに涸れないなら不思議です。
高縄山からの水脈でも通じてるのかな。
手前にスロープがあり、動物の足跡が付いていました。
動物たちが山頂を目指すのは水浴びするためのようでした。
山頂の東側の様子を。
海側(西端)に戻って、海を遠望。
山頂からは高縄山もちゃんと見通せます。
鹿島も。
ひとりごと | ||
高穴山には登山道がありません。 遠くから高穴山を見ると3つの頂があるように見えます。 山頂の池は小さいです。 |
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