だらり権現・大森山
へ行こう!
お山について登山口・ルート登ってみよう!メールホームへ
だらり権現へ
距離 約100m
標高差 約50m
国道・県道
一般道
林道
徒歩
下記写真の場所
  

分岐に戻り、再び、県道を東進。



だらり地区の入口には白い大屋根の農家。
少し進むと-



三叉路になってる右急カーブ。
案内通りに、道なりに右にくぃっと曲がります。
川上地区へ行くのは林道。



また三叉路。
県道の案内に従い、大屋根の農家の前を右に曲がります。

※当日、ここで迷走。
引き返したりして、気がついたら撮影し忘れました。
すみません。



左に家ほどの大きさの巨大な岩塊。
御祓地区の山中にはこのような巨大な岩塊が点在しています。
風化に強く、固い、珪質分の多い岩石が残ったと考えられています。



  

林道だらり線入口の丁字路に到着。

  

反対側から見るとこんな感じ。
林道へ曲がります。

  

「林道ダラリ線 起点
この林道は幅員3.0m 延長1.6kmで…」



  

林道に入って200mほどでだらり権現の登り口です。
左側にある駐車スペースが目印。

  

ベンチ代わりの丸太が並んでます。
崖の下には畑と農家があります。
北に向かって開けています。
手前の稜線は採石場となっている権現山。
元々は五十崎と内子の旧境でした。
奥の青く霞んだ山並みは、牛ノ峯、陣ヶ森、水無権現、蒲山など、
伊予中山の山山。

登り初めはスロープ。

すぐに石段。
左右の杉に渡された低いしめ縄をくぐると、
いよいよ神域。

急な石段脇にはロープの手する。
巨大な岩塊の横を登ると-

巨石がゴロゴロ露出していて、雰囲気満点。
舟石やころび岩、龍の頭などと命名された岩があるそうです。
でも、案内看板もないので分かりませんでした。



石段を登り切るとお堂がありました。

お堂の真横の岩壁がこれからよじ登る岩です。

合掌、ご挨拶して-

石段を登り-

寄り添った岩塊のトンネルをくぐると-

せり割が出現。
せり割の薄暗がりの中に-

2つのハシゴがあります。
まずひとつ目を登ります。

湿ってると滑るっぽい太い木のハシゴは、
電信柱をリサイクルしたものでした。

ふたつ目のハシゴへ。
向こう側に回り込んで登ります。

登ると-

肩幅もない岩の隙間に小さなハシゴと-

二筋の鎖が垂れています。
左が太く、右は細くなっています。

鎖で登るのはほんの数m。
でも、ハシゴで登った分の高さがあるので、
ちょっと足が震えました。
ふたつの鎖を上手に使って登りきれば-



だらり権現に到着です!
岩の上は平らかになっていて-

多羅里大権現のお堂が鎮座しています。
合掌。

鎖場の反対側から見るとこんな感じの頂上です。
岩の上なのに結構立木が生えています。
でも、周囲は断崖絶壁。
誤って腐葉土の路肩を踏み抜いたり、
滑落には充分、注意して下さい。

  

北向きの見晴らしです。
登り口で見たパノラマに比べ、奥の山並みがよく見えています。
牛ノ峯、黒岩岳、陣ヶ森、水無権現、蒲山などのほか、皿ヶ峰連峰も。

  

西側の崖からのパノラマ。
眼下に旧五十崎の町並みが見えました。
出石山、牛の峰など、大洲の山並みもうっすら。

  

だらり権現は石鎚山を遙拝できる場所として、
古くから大切にされてきました。
空気が乾燥して透明度が増した日なら、
じーっと目をこらせば、
北東の山並みの奥の奥に石鎚山が見えるかも。

ひとりごと

だらり権現は、内子のパンフレットで初めて見つけました。
今回、内子・五十崎山歩をする気になったのは、だらり権現の“鎖”がとっても気になってたからです。

でも、まるっきり情報がないだらり権現。
web上はもちろん、図書館でも正確な位置が載ってる資料を見つけられませんでした。
行ってみないと始まらない状態で家を出ました。

“だらり”って不思議な地名ですよね。
漢字では“多羅里”と書くそうです。
どんな由来なんでしょうね。
漢字はなんとなく当て字っぽい。

正確な場所が分からなかったので、早速、迷いました。
ちょっと行き過ぎただろう所で地図見てたとき、たまたま軽トラが通りかかりました。
ドライバーのおじさんに尋ねてみたら、それはもう親切に教えてくれました。
地域で守ってるとか、いろいろ教えていただいて、やっぱ、田舎の人はやさしいです。
それからはもう、迷うことなく、一直線。
困ったら訊く、がやっぱり、基本。
困ってなくても地元の人に話しかけてみると、いろんな余談も聞けて楽しいし。
でも、僕はどちらかと云えば人見知り。
一旦、話しかければ、饒舌になるんだけど、声をかけるまでがおっくうで。
ホントに困らないと話しかけられません。

「4、500m行ったら…」「…広場があって…」と教えてもらった通り、だらり権現の登り口はありました。
お社らしく、しめ縄があったり、“神様がおわす”って昔の人が感じたの納得の巨岩のガーデン。
昭和初期まで、縁日には相撲大会が行われたり、賑やかだったんだそうです。
石鎚山へ参拝したくても遠すぎた時代のお話です。
観光地ではないので、ひっそりとしています。
、遊歩道も整備され、雑草にまみれることなく、大切にされているようでした。

2段に掛けられたハシゴを登り、最後は二筋の鎖。
高いところが苦手な僕は、ハシゴだけでも軽く脚がぷるぷる震えてたくらい。
最後の鎖は腰が引けてたかも。
端から見ると大したことがない高さでも、当の本人はクライマー気分。
三点支持、三点支持…、といつも以上に気をつけながらはい上がりました。
岩の上は思った以上に広く、久万の岩屋寺のおせり割よりずっと安心できる広さでした。
石鎚山方面は、生憎、うっすらとガスがかかってました。
見えてたかも知れないけど、はっきり確認することは叶いませんでした。
でも、それを上回るパノラマで、充分、楽しめました。

ブログパーツ
     
inserted by FC2 system