だらり権現・大森山
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紅葉ヶ滝・泉谷棚田
国道・県道
一般道
徒歩
下記写真の場所
  

内子庁舎の交差点からスタート。
国道56号線の知清交差点から知清橋を渡り、
龍宮トンネルを抜けて来た、旧五十崎の中心部です。
旧五十崎町内で数えるほどしかない信号交差点のひとつで左折。
県道56号内子河辺野村線へ。

  

しばらく、田園地帯を東進します。
右に見えているのは大登山。
豊かに実った稲穂が風に揺れていました。
美味しそう…。



やがて道は山の中へ。
重松地区は県道のずっと上まで集落と段畑が見られます。
ふと道端にあった内子町営バスのバス停が気になり-

「…と・と・ろ!?」

よく見たら、「とどろ」でした。



  

「古堂」バス停がある峠。
右へ曲がれば大登山へ行けます。
峠を下って御祓(みそぎ)地区へ向かいます。



  

下りきると「安瀬部」バス停のある集落です。
御祓川沿いの県道228号坊屋敷小田線と合流します。
228号は標識の下をくぃっと右折。
下宿間へと下って行きます。
その角の茂みに-

  

「内子町 御祓文化めぐり」の案内板。
紅葉ヶ滝が目の前なので(看板の向こうの林の中)-

  

紅葉ヶ滝へ、寄り道します。
県道228号の方へ下り、すぐ先にある-

新田橋を渡ったら、左折。
橋の欄干に「紅葉ヶ滝→」の案内があります。



  

すぐに、滝の入口です。
公衆トイレも目印。
せせらぎの音が辺りに満ちています。

細い遊歩道が谷の奥へと延びています。
入口に-

「左 紅葉滝」の碑。
トイレや遊歩道が整備されたのは平成7年。

坂を登ると沢沿いの道に。

橋は苔むして傾斜しています。
帰りに滑ってこけちゃうかも。

緑に包まれた小径。

木橋も緑に包まれています。

東屋がありました。

なぜか木片がいっぱい。
東屋を抜ければ-



紅葉ヶ滝に到着です。

滝の前の広場の隅に-

祠。

滝壺は浅め。

落差は17m、五十崎で一番の滝です。

紅葉した頃が一番きれいなんでしょうけど、
グリーンシーズンも◎!

寄り道終了。
県道56号線に戻り、東へ走ります。

成内地区。
県道56号線が右折する場所です。
写真右の御祓川にかかる橋は-

平成16年に屋根付工事が完成した常盤橋。

元はこちらが県道でした(今は町道)。
河辺・内子地域には屋根付き橋が多いですね。

  

新たに付け替えられた県道の橋は-

  

すぐ上流側にかかっています。
右折します。



集落を離れるとすぐ上り坂。
途中に分岐があっても-

「↑泉谷棚田」の案内に従って進んで下さい。



カーブを抜けたら農家が点在する集落がありました。
ここいらは大成地区で、立派な三角屋根のお宅があったりしました。

  

集落の東の端っこから西向きに見晴らし。
写真左に大きく写るお山が神南山、その右手前に大登山、
奥に感応寺山、妙見山、壷神山、秋葉山、草屋敷。



  

右カーブの内側に泉谷地区の入口。
昨今、名所になってきた泉谷の棚田を見に、
また寄り道します。

「→泉谷棚田 これより1.5KM先」に従って、
くぃっと右折します。



泉谷へ行く道はとても狭いです。
道路改良は進んでるけど、対向車とすれ違える場所は限られます。
マイクロバスが来たらスクーターでもしんどいです。
観光客が来る土日などは、特に気をつけましょう。



家並みが見えたら泉谷に到着。
道路右の林が切れたら-

泉谷の棚田が現れます。
平成11年、「日本の棚田百選」の認定を受け、
島根県柿木村の棚田とともに農林水産大臣の認定も受けました。

駐車場のあるカーブに水車小屋がありました。
右側はトイレになっています。
大粒の栗が無人販売で安く売ってました。

さっそく、ごくごく。
美味しい水でした。
お米もさぞや美味しいんだろうなぁ。

  


泉谷棚田

「泉谷地区」(標高470m)は内子町の南西部大洲市との境に位置し、北西方面に向いた急傾斜の斜面に広がっています。
本棚田は4haの団地面積に95校の水田を有し、泉谷地区農家(5戸)等で組織する「泉谷地区棚田を守る会」が中心となって営農方法を検討し、ほとんど全ての棚田が耕作されています。
平成11年7月26日には、農林水産省から日本の棚田百選に選定されています。

棚田のあゆみ

H11

泉谷地区棚田を守る会結成

H11.7

日本の棚田百選認定(農林水産省)

H12~

自然浴ツアー

H12~

幼稚園・小学生棚田体験活動

H15~

布マルチ無農薬栽培(棚田では全国初)

H16~

棚田オーナ一制度

H17

泉谷しゃくなげの会発足


  

コスモスが咲く駐車場から谷を見下ろして。
稲刈りはもうほとんど終わってました。



行き止まりにある農家の前から。

石積みの田んぼはまるで城址みたい。

帰りにもう一度。

棚田の数に苦労の数が重なって見えるようでした。
どうしてこの場所?
どうしてこれほどまでの棚田を作り上げる必要があったの?
不思議。
でも、寂れた景色に重ねて見るから不思議に思えるだけで、
人がお山の恵みとともに暮らしていた頃は、
きっと、ずっと、もっと、人がたくさん住んでいて、
いくらお米を作っても足りないくらい、
賑やかだったんでしょうね。

だらり権現、泉ヶ峠へは、来た道を戻らず、
駐車場のあるカーブの丁字路から山道へ、
県道56号線の上部へと出るのが近道です。
でも、その道は地図によっては載っていません。
なので、当日は気が付かず、来た道を引き返し、
だらり集落を目指しました。

ひとりごと

高森山、大登山に続いて登った、だらり権現と大森山の紹介です。

訪問当日は、朝からパンクしたり、大登山の三角点を訪ねずに下山したり、失敗ばかり。
でも、終わりよければすべて良し。
後半は順調で、紅葉ヶ滝や泉谷の棚田、山深いだらりの集落など、旅を満喫できました。

紅葉ヶ滝は迷うことなく訪問できました。
今年はとても乾いた夏だったので、迫力無い姿を想像していました。
でも、台風や前日までに降った秋雨のおかげで水量豊富。
苔も生き生き、緑は湿った輝きがあり、滝自体は大きくないけど、心まで充分、潤うことができました。

屋根付き橋の常盤橋も見られて良かった。
河辺や石畳にある屋根付き橋と比べると全然新しいんだけど。
全国的にも屋根付き橋って珍しいし、この地域に集中しています。
橋は単に渡るだけのものじゃないんだね。
地域の憩いの場でもあり、人と人が出会う場所でもあることを再認識しました。

成内地区から先は山道。
ずんどこどんどこ、上ります。
一体ここはどこ?状態。
まったく知らない土地を旅すると、どんどんと脳が思考回転し、同時にリフレッシュしていきます。
ストレスも吹っ飛んでく気がします。

泉谷の棚田は、ニュース等で見知ってはいたけど、生で見ると面白い!
棚田は別名・千枚田とも云うけど、谷いっぱいに段段に築かれた田んぼは圧巻です。
有機的な曲線を描く無数の畦が一見、ウロコみたいで奇妙。
地図の等高線のようでもあり、不思議な光景でした。
地元の子ども達が田植え・稲刈りの体験学習をしてたり、棚田のオーナー制度もあるように聞いています。
農業機械が入れない棚田はすべて手作業。
地元農家だけじゃ限界があるので、外部の手も借りての棚田の維持が行われています。
棚田は土砂崩れなど自然災害の防止にも役立っています。
日本中で放耕地が増えてるけど、泉谷の棚田はぜひ、後世まで残しておいてもらいたいなぁ。
ちなみに、内子の道の駅「フレッシュパークからり」にて、棚田のお米を買うことができます。

ビデオカメラを携えたおじさんたちがあっちこっちで撮影してました。
数時間後、大森山からの帰りにもう一度立ち寄りました。
ただの観光客み見えたおじさんたちが奥にある農家でなにやら盛り上がってました。
棚田のオーナーさんたちだったのかなぁ?
松山から近ければ、僕も一枚くらい、田んぼのオーナーになるのになぁ。
この頃、とっても田んぼが欲しい、僕なのでした。

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