登山口~山頂 | |||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩ | |||||||||||||||||||||||||
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①登山口。
見上げるとアケビがぶら下がっていました。
②すぐに「火の用心」看板。
踏み跡は看板を境にY字路っぽくなっています。
左側を進みます。
③きのこ山なのでこの先も分岐がいくつかあります。
基本的には登り坂を選べば正解です。
この辺りもずっと蜘蛛の巣だらけでした。
所々、木の幹にも赤い印。
安心して歩けます。
④踏み跡をなぞるように登っていると-
小野の谷の下方に平井の町並みがちらり。
⑤シダに覆われた道。
夏から秋は、足元も見えません。
なのに急坂だったりして、見えない分ドキドキ。
そんなこんなで、がんばって歩いてたら、
見上げる角度にあった紅白の送電鉄塔が、
視線と同じ高さになってました。
さらに元気なシダ、シダ、シダ…。
シダをかき分けると茶色い胞子が舞うので、
マスクやタオルなどで口や鼻を防備しましょう。
左右からシダがわっさーっと覆い被さる狭い道。
傾斜もあるので余計、視野が塞がれ、厭になります。
このシダ坂を登れば-
⑥またまた「火の用心」。
その横に-
「入山禁止 きのこ類取るな 平成17年平岡組合」
特に秋は要注意!
観音山一帯はきのこ山です。
きのこ山というのは組合で保護・管理され、
入札によって落札した組合員だけがキノコの採取を許された、
特別なお山です。
入札者以外がキノコを採れば泥棒、刑罰の対象となります。
日本に誰のものでもない土地はありません。
山にだって地主さんがちゃんといらっしゃいます。
山菜だろうが、勝手に盗ったら泥棒です。
また、シーズンは監視小屋に組合員さんが常駐されます。
この辺りでキノコ泥棒が横行した頃、
泥棒の多さに腹を据えかねたひとりの人が猟銃に弾を込め、
夜の闇に包まれた山中で待ち伏せ。
そこへ運悪く泥棒がやってきて、ずどどどーん!!!
猟銃をぶっ放し、泥棒を追い払った、そんな話が残っています。
温厚な人だって、たまたま虫の居所が悪い時だってあります。
登山口に置かれた不審車のタイヤの空気を抜いて逃げられないようにしたり、
自営手段が取られることもあります。
秋は登山道がロープで規制されたりもするので、
無理に入山してきのこ泥棒に間違われたりしないよう、気を付けて下さい。
一際高いところにある松山小野ゴルフ場。
目線の少し上くらいに見えてきました。
でも、観音山(518m)はゴルフ場(約550m)より低いです。
⑦しばし、また狭くなります。
シダが多い場所で映画「ジュラシックパーク」を思い出すのは、僕だけ?
⑧写真ではわかりにくいですが、丁字路の分岐。
直進は下る道。
山頂へは左折します。
このような倒木が邪魔しちゃってくれます。
でも、赤テープがちゃんと案内してくれてます。
倒木をくぐって数m先を-
右へ曲がります。
⑨より広めの踏み跡に合流します。
右に曲がれば山頂はもうすぐです。
角の木に-
甘酒の缶が枝に刺してありました。
もし、無くなってたら、木に赤テープを巻いたり、
帰りの目印になるものを残しておきましょう。
雑木林のまっただ中だけど、
道幅が広いだけでほっとします。
なんだか、空も近いな、と、思ったら-
⑩観音山山頂到着です!
山頂標もう読めません。
「横谷」三等三角点。
標高は、518.11mです。
測量用のやぐらでもあったのか、
細い丸太が転がっていました。
北東へ下る踏み跡がありました。
榎ヶ峠へ向かう縦走路です。
観音山より高い592mの関ヶ森を抜け、
榎ヶ峠まで続いています。
冬にでもトライしてみたい縦走路です。
帰りはちょっと注意が必要です。
甘酒の空き缶があった⑨の場所。
山頂からの広い道は尾根伝いにまっすぐ下へ続いています。
ぼんやり下山してると、
この左折すべき場所を通り過ぎてしまう恐れがあります。
間違って下れば当然、登山口には戻れません。
山頂に向かう前に目印を残しておけば迷う心配も減らせます。
気をつけましょう。
(迷っても、送電鉄塔にたどり着けたら、
巡視路を登って登山口付近に戻れるかもしれないけど)