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竜神平~登山口
林道
徒歩
下記写真の場所

風穴へ戻る途中、森の中へ最後の寄り道。
高高と育った針葉樹林。
人間はちっぽけです。
360度、凍った林の中で新雪を踏み楽しんで-
スノーボードなどで“マッシュルーム”と呼んでる、
雪がこんもりと盛り上がった場所を見つけ-
両手拡げてダイブ! デスマスクも完成。
冬に絶対一度はしたくなる、お子様モード。

清水が湧く谷に出ると雪がまだ残っていました。
ちょっと気温が上昇しただけで一瞬で消えてしまう、はかない雪の華、しばし、お別れ。

ブナ休憩所にて。
木立の隙間から、重信AXが薄ぼんやり見えました。

トラバース区間にある丸太の椅子。
朝はもっと埋もれてたから、気がつかなかった。
標高が下がると気温は上がり、
雪のかさは減ってゆきます。

崩れた雪が踏み跡を埋めてました。
気温上昇で、斜面の雪が雪崩れてきたようです。
小規模な崩れでも要注意。
とどまらず、早足で抜けましょう。

風穴まで戻ってきました。
手すりに雪だるまが並んでました。
雪遊びしに家族連れが訪れていたのでしょう。
下の公園から子供たちの声が聞こえてきます。
無人の風穴。
直ぐ下の駐車場にあった車はもうありませんでした。

公園の雪だるま。
ほかにもたくさん、ありました。
もう午後4時半なのに、家族連れがまだ残ってて、
子供たちは雪を丸め転がし、新たな雪だるま作ったり、
無尽蔵な体力で元気に走り回っていました。
避難小屋から見た風穴方面。
最後に残った2台の車も、僕が麓の駐車場にたどり着く前に、林道を下って行きました。
明日になれば、また新たな登山者が来て、公園に残されたたくさんの雪だるまが出迎えることでしょう。

朝はこんなだった登山道が- 帰りにはすっかり土が出て-

ヌタの元池の坂道も- アスファルトがむき出しになって、
軽アイゼンはもう必要なくなっていました。


充分、スノーシューで歩き回って、股関節が抜けたかと思うくらい、足も疲れた雪遊びももう終わり。
名残惜しいけど、登ったら下らないといけません。
引地山や上林峠に行けなかった分、欲求不満気味だったので、登山道から林の中に寄り道して、雪にダイブしたり、ため息をつきまくれるだけつきまくってきました。

風穴とブナ休憩所の間の、1キロも続く長いトラバース区間は雪崩注意区間です。
って、僕だけが警告してるんだけど…。

雪崩なんて…、って笑われるかも知れないけど、雪崩れる条件は揃っています。
急傾斜、疎林、寒暖の差が激しい、などなど。
積雪量が少ないのと、雪崩れる前に溶けてたので、今まで事故が起きなかっただけです。
巨大な雪崩れは発生しなくても、足をすくうくらいの小規模の雪崩が起きる可能性があります。
お尻で滑ってもかなりの勢いがつく傾斜なので、不意の滑落だと、かなりの距離を落下してしまうでしょう。
木に激突すれば簡単に骨折する恐れもあります。
それに雪って重たいんですよ。
屋根に積もった雪が落ちてきて亡くなったりする事故があるくらいです。

一度、雪かき中に屋根の落雪に巻き込まれたことがありました。
上半身が雪に埋もれ、手も体も、ものすごい重さでの雪に押さえつけられ、すぐに身動きできなくなりました。
運良く、顔の前には空間があったので、窒息はしなかったけど、雪の下は真っ暗闇。
埋もれなかった足をバタバタさせ、下半身をねじりまくってるうちに、背中の上の雪が少しずつこぼれて、なんとか脱出できました。
雪の恐ろしさをまじまじと感じた瞬間でした。

海水浴場で、砂に埋もれる遊びをしたことがあると思いますけど、少しの砂でも身動きが取れなくなったように、雪も少量でも重たく、圧雪されたり、凍ったりすれば、さらに重量が増します。
屋根一面の雪なら1トンほどになります。

雪景色が見事な登山道ですけど、雪くずが道を埋めてたりしたら、その場に留まらないようにしてください。

さて、風穴・上林森林公園に着いたらもう午後4時。
冬の皿ヶ嶺に行くと後ろ髪をむんずと引かれまくるので、いつも帰りが遅くなってしまいます。
風穴の階段を下っていた時でした。
急にスノーシュー(結局、風穴まで履きっぱなしでした。)が片方、靴の裏からずれだしました。
慌てて外したら、4つのボルトのうち、3本も無くなってました!
なんてこった!!
そういえば、ボルトの増し締めしてこなかった…。
ボードなら必ず、ビンディングのネジは増し締めするんだけど、スノーシューも必要があったとは…。
外れた方のボルトとナットは、後から付け直したもので、ネジロック(外れ止めの接着剤みたいなもの)もしてないから、保管中に弛んで、震動で外れちゃったのかも。
山頂から下ってる最中に外れなくてヨカッタぁ。

と、そんなトラブルに遭いつつ、避難小屋を借りてスノーシューを仕舞い、代わりに軽アイゼンに履き替え、急いで下山しました。
麓が近づくにつれ、登山道は、雪がどんどん溶けてて、泥や石が顔を出していました。
歩きにくいったらありゃしない。
軽アイゼン無いと滑るし、でも、石を踏むと軽アイゼンが土踏まずを突き上げる。
ヌタの元池の坂に出るまで外せませんでした。

駐車場に無事戻り、スクーターに乗って林道から県道へ下ると、朝いた車は1台も残っていませんでした。
今頃、人がいなくなった森の中を野ウサギたちが走り回ってるんだろうなぁ。
そんなことを考えながら、冷え始めた夕闇を帰宅しました。

またいつかきっと、戻ってきたくなる、冬の皿ヶ嶺でした。


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