地図、アクセスなど、お山に関する各種情報登山道・登山口登ってみよう!トップページへ戻ります

鷹取山へ
距離 約700m
標高差 約50m
一般道
林道
徒歩
下記写真の場所
展望良し
注意など


今治市玉川町天神原。
国道317号線を今治方面へ向かい、
玉川支所やAコープ・玉川近代美術館のある辺りから2kmほど。
「タオル美術館→」や「仙遊寺→」などの看板が並ぶ丁字路を右折、
農免道路へ入ります。



国道並みな農免道路を1.2kmほど進むと小鴨部地区。
「奈良之木→」も記された案内標識があります。
案内標識をくぐり、
緩やかに下りきった所にある交差点を右に曲がります。
右の角には目印になる-
「← 仙遊寺 3.6km 窓の峠 3.4km →」
四国のみちの案内です。
ひとまず目指す林道の入口は窓の峠の手前にあります。
おだやかな里山道を進みます。
山ばっかりですけど。


交差点から3kmほど。
左に林道・小鴨部古谷線の起点があります。
林道入口は軽い下りになってます。
「林道 小鴨部古谷線 起点
 この林道は、幅員3.0m 延長560mで…」
登山口のある峠(林道終点)まで560mです。
そこから林道は小鴨部古谷線から古谷小鴨部線になるのかぁ。

蒼社川水源の森
社団法人 国土緑化推進機構の「緑の募金」を活用し、今治地方水と緑の懇話会員と、玉川町の小学生・教師全員の参加を得て、今治地方の未来を考えた、正常で豊かな水資源を涵養するため「蒼社川水源の森」づくりを行った。
この事業で使用した「緑の募金」は、全国47都道府県の株式会社ローソン各店舗を通じて、多くの方々からお寄せいただいた寄付金から成り立っています。
平成11年11月4日
今治地方水と緑の懇話会
鷹取山の南麓を進みます。
この林道は全面舗装されていて全然走りやすい普通の道です。
登山口間近に水源の森の看板がありました。
…ふむふむ、ローソンのレジの横にあるあの募金箱のお金で植林活動を行ってるのかぁ。


林道を上りきった峠のようなカーブに鷹取山の登山口があります。
時々、車が通るので邪魔にならないように駐車しましょう。
林道はここから小鴨部古谷線から古谷小鴨部線と名前を変え、古谷へ下ります。
右路肩に「林道古谷小鴨部線終点」の杭。
ここから先の延長部分の表示があります。
「幅員3.0m 総延長1759.1m」
もうひとつの目印の「保安林」看板。
木札は以前、「鷹取山登山口」と書かれてました。
マジックは褪色するので、ペンキか木彫り文字がいいですね。
ここからは徒歩です。
道の真ん中のススキが元気だったり、
あまり人が入らない様子です。
登り初めて間もなく左へくいっと道が曲がったりしつつ、
少しずつ高度を上げると-


路肩がどっさりと崩れた所に遭遇。
肩幅くらい残った部分を気をつけて通ります。
でも、崩れたおかげ?で桜井・朝倉方面の見晴らしが良くなっています。

麓の山並みは霊仙山。
唐子浜の沖に平市島が浮かんでいます。


倒木を越えると- 道が行き止まります。
若い杉が生えてる左の林の中へ分け入り、尾根筋をたどって山頂を目指します。
※谷へは下りません。
ここから先は標識も案内看板もありません。
行きは鷹取山を目標に歩きます。
けれど、帰りは目標が無くなるため、迷いやすくなりますので気をつけましょう。

今回、半分自分の為ですけど、目印程度の赤テープを木に巻いて残してきました。
ただ、テープは褪せたり、取れたりします。
あてにせずとも戻ってこれるくらい、記憶と勘を動物並みに働かせて山歩きを楽しんで下さい。


林に入ってすぐ、尖った鷹取山と、これからたどるべき尾根筋が見渡せます。
草木生い茂る夏は見にくいかも知れませんけど(夏は虫もクモの巣もヤブも元気なので、僕はおすすめしませんけど)。
あの山頂に中世、鷹取城(または鷹取山城)がありました。
時計回りに尾根をたどって鷹取山へ近づいて行きます。
目を右へ転じると今治市内と、島々を結ぶ巨大建造物・来島海峡大橋が見えました。
鷹取山は中世の城址です。
この尾根を走り回っていた兵たちが見ただろう景色は、蒼と緑だけだったでしょうね。
たまに狼煙なんか上がって、敵が来たぞっ、それ急げ!ってな感じで。
植林されてまだ間がなさそうな杉の木を間を登ります。
やがて、雑木林に代わり-


横に走る尾根に出ます。
ここから凸凹と小ピークをいくつかクリアしつつ、山頂にどんどん近づいて行きます。
尾根に立ったら右へ、たどりましょう。

※山頂からの帰り、ここで左に曲がり下るのを忘れずに!
尾根なりにまっすぐ下ってしまいそうになりますので、この特徴的な盛り上がった地形を覚えておきましょう。
幅の狭い尾根をたどります。
あちこちの城址にも見られる犬走りのような細尾根です。
冬なら写真のように正面に山頂のシルエットが見えています。
落葉期はこんな風に今治市内を遠望することができます。

10mほど下る部分があります。
写真では分かりづらいんですけど。
登ったり下ったりすると、迷ってる気がして心細くなるもの。
一応、こんな風に赤テープを巻いておきました。
でも、尾根を外さないよう、地形に注意して進めば大丈夫。

堀切に出会います。 下に降りて横から見るとこんな感じ。
今では1mほどの深さです。
山頂がだいぶ近くなりました。 矢竹をかき分け、進みます。
山頂までけもの道も続いています。

またひと登り- と思ったら下って、二つ目の堀切に遭遇。
この堀切は山頂直下にあります。
いよいよ最後の登りです。
木を掴んで登っていると不意に林が開けます。

山頂は矢竹と雑木に包まれていますので、代わりにここからパノラマを楽しみましょう。
奥には、石鎚山系の東端から赤石山系の山山が並んでいます。
その手前に聳えるのは古来なんども合戦の場となった世田山・笠松山です。

こちらは、登り始めた頃にも見た霊仙山や平市島。
振り返って。
山また山です。
さあ、山頂へ突入です。
山頂部は細い矢竹がいっぱい生えています。
矢竹の中は動物たちの格好の寝ぐらにもなっています。
一声掛けて入らせてもらいましょう。
石垣がお出迎え。
何百年経ってもこんな風に残るものなんですね。
石垣の左側を登ると-
山頂目前、平らかになります。
矢竹の合間にまっすぐ通っているけもの道があります。
かき分けた竹がびよんっと返って目を傷つけないよう、奥へ進むと-

鷹取山山頂に到着です!
矢竹のブラインドから差す柔らかな木漏れ日(竹漏れ日?)。
その中に石碑がひっそり佇んでいます。
鷹取山城趾

城主 正岡紀伊守経長
家老 清水右ヱ門尉通俊
 天正十三年落城
 明治三十三年 部分林設定により清水一統
 之を借受け植林せり
 面積三町四反四畝
昭和三十八年二月 清水一統之建
清水一統の“一統”を辞書で引くと「家族」という意味が見つかります。
清水氏は鷹取城落城後、帰農します。
そして代々、この山を守り続けてこられたのでしょう。
山を借り受け、石碑を建てて。
石碑の周りの矢竹は刈り払われていますので、今でも時折、こられているのでしょう。

帰りは、行きに歩いた尾根をそのままたどり戻ります。
でも、上りと下りでは景色が異なって見えるもの。
来た時の風景を思い出しながら帰りましょう。

今回の山歩きはまさに正岡ワールド。
鷹取山の場所やアクセス方法については、正岡ワールドの掲示板から情報を頂きました。
管理人さんに感謝です。
その正岡ワールドにも城址へのアクセス風景が記載されています。
 → 鷹取城址・ふたりの正岡紀伊守
けれど、一部だけ、僕のルートと異なる部分があります。
の行き止まりから「ハラを決めて、谷底へいったん下り、次に斜面をまっすぐに登る」の部分です。
実は、「全国の鷹取城・鷹取山城 高取城・高取山城攻城記」という別の方のサイトでも、
「尾根の切れる場所に出ます、ここから斜面を50mほど一旦下りまして」となっています。
どうも、みなさん、山頂めがけ、直進されるようです。
正直、50m登り返すのはしんどいです。
尾根伝いに進んだ方が楽で、早いです。
下った所には麓の古谷地区から続く古い登山道があるのかも知れませんね。

この鷹取城趾は今治周辺に点在する他の城跡と違って山頂の石碑以外、手が加わっていません。
鷹取山は麓の古谷地区からも象徴的によく見える山ですし、案内版くらい立ててもいいかもしれませんね。
見晴らしいい場所もあるし、登山道は尾根伝いだし、ちょこっと草刈りしてもう少し道らしく仕立てたら、子供でも充分、いい城址巡りが楽しめると思います。

登山道が整備されていないので、「迷わないで」ということをちょっとオーバー目に書きました。


ブログパーツ
inserted by FC2 system