地図、アクセスなど、お山に関する各種情報登山道・登山口登山ルートを多数の写真を使って詳細に解説ご感想はこちらのメールフォームからお願いします「お山へ行こう!」のトップページへ

 麓から
 秋の御幸寺山 

春の桜並木

夕暮れ、祝谷から
御幸寺山(みきじさん)
愛媛県松山市
標高164.6m
▲山頂の三角点
点 名 御幸山
種 別 四等三角点
地形図名 松山-松山北部
緯 度 33°51′21.2257
経 度 132°46′24.0116
標 高 164.64m
所在地 愛媛県松山市御幸1丁目484番地
御幸寺山は山頂まで10分。
早朝散歩、お昼休みの腹ごなし、夕暮れのクールダウン、思いついたとき、ふらっと立ち寄れる、街に隣接したお山です。
山頂からは、松山城下の文京地区、道後温泉街、はるかに双海の海岸線や、皿ヶ嶺連峰も一望することができます。

東南麓から弥生前期の土器が出土し、群集古墳が造営されていたと推測されています。
室町時代には山頂に御幸寺山城(三木寺山城)という城郭が築かれていました。
江戸時代には山麓に寺町が、松山城の城下町との接触地帯として形成され、現代でもお寺や神社が軒を並べるように集中しています。

関ヶ原の戦いで武功を上げた加藤嘉明が松山に築城する際、勝山、天山と並んで御幸寺山も候補地のひとつになりました。
(けれど、本命は勝山で、御幸寺山に城を構えるつもりは毛頭ありませんでした。
幕府が第二候補地に許可を与えることを見破っていた嘉明が幕府の裏をかくために候補に含めただけです。)

麓には種田山頭火終焉の地「一草庵」や、額田王の歌碑や万葉植物園がある、元の県社「護国神社」、足立重信や青地林宗、日露戦争の戦闘俘虜となったロシア兵の墓地のある「来迎寺」などがあります。

自然林に包まれた山肌は、北側がミカン、イヨカン等の常緑果樹園に利用され、南側ではコバノミツバツツジ、アカマツの群落が見られます。
愛媛県レッドデータブックに記載されている、準絶滅危惧種のゴホントゲザトウムシの生息地です。
(残念ながら1994年の記録を最後に現在まで生息が確認されていません。)

麓を流れる大川(おおかわ)は御幸寺山、山田池を源にする二級河川です。

御幸寺山は“みきじさん”が正しい読みです。
正岡子規が「秋の山 御幸寺山と申し 天狗棲む」(明治28年発表)でも、読みは“みきじさん”です。
けれど、最近、“みゆきじさん”と呼ぶ人や、ふりがなをふる本や雑誌を見かけることがあります。
一般的に山名とは地域での呼び名であって、役所に登録された正式名称というわけではありません。
県や市の役場の資料でも“みきじ”と“みゆきじ”が混在しています。
国土地理院が試験公開している地図閲覧サービスの「ウォッちず」では“みゆきじさん”が採用されてしまっています。
国土地理院の地図は地元の役所が申請した山のみが記載されるため、県役所の誰かが“みゆきじさん”を申請してしまったかも…。

「御幸」「みゆき」「みきじ」の由来はいくつかの説があります。
 1.菅原道真に御酒(おみき)を捧げた故事。
 2.舒明天皇が道後温泉へ行幸した際、ここを行在所とした(行幸=御幸)。
 3.霊木が三本あったので三木寺と称した。
由来2の行幸(御幸)時、舒明天皇が三木寺を仮住まいしたことから、行幸(御幸)にあやかって御幸寺に改名したと伝えられています。
御幸の名前が定着したのはその頃からでしょう。
ちなみに、御幸寺の山号は御幸山です。

山頂に河野通之が築城した居城は御幸寺山城です(別称・三木寺山城)。
「みきじじょう」と読みます。
「御幸寺(三木寺)山城で戦死した河野犬法師丸の霊を三木寺明神として祭祀した」という話も伝わっています。
御幸寺は元は「三木寺」だったという話もあります。

一応、愛媛県知事にメールで訊いてみました。
返信は以下の通りです。
 拝啓 知事への提言メールを御利用いただきありがとうございます。
「御幸寺山」の名称については、お話のとおり文献によって読み方に違いがあります。
 色々な文献を調べましたが、「みきじさん」、「みゆきじさん」の両方の読み方が混在しており、どちらが正しいかということはわかりませんでした。
 なお、お話の主旨は松山市にも伝えさせていただきます。

【参考】
 「みゆきじ山」
  愛媛県史(昭和58年 愛媛県発行)
 「みきじさん」
  愛媛県百科大事典(昭和60年発行、愛媛新聞社編集)  敬具
 平成18年2月6日
  愛媛県企画情報部秘書広報局広報広聴課
2006年1月25日午後6時30分頃、御幸寺山山腹で火災が発生しました。
 
消防車12台が出動。
急な登山道に苦労しながらの消火となったようです。
山林およそ1250平方メートルを焼失し、およそ1時間半後に鎮火しました。

翌日の現場検証で、千秋寺道を登った先にある祠の周辺が火元とみられるとのこと。
元々、火の気のない所、どなたかが善意でお供えした線香やロウソクが火元になったのかも知れません。
けれど、山火事を起こしては本末転倒です。

冬山に限らず、山での火の取り扱いは充分注意しましょう。
下山前には必ず火の始末し、消火を確認しましょう。
それ以前に御幸寺山で火を使う必要はありません!
くわえタバコで登山や犬の散歩をされる方が見受けられますけど、やめましょう!

※火事から1週間後、現場を歩いてみました。
千秋寺からのページをご覧下さい。

行き場のない怒りがつのったと共に、想像していたより延焼範囲が狭くて安心はしました。
後は自然の治癒力に期待です。
けれど、登山道各所に飴の包装などのゴミが…。
心ない登山者もまだまだ多いですね。
↑マウスで移動、拡大・縮小↑
JR松山駅・松山市駅から
伊予鉄道市内電車をご利用の場合
1,2番(いずれも環状線)
「赤十字病院前」下車
伊予鉄バスをご利用の場合
都心循環東西線(東・西循環)
「護国神社前」下車
松山観光港、松山空港をご利用の方は、
JR松山駅または松山市駅で乗り換えてください。
松山観光港から
伊予鉄道郊外電車をご利用の場合
「松山観光港」高浜駅連絡バス「高浜駅前」下車、
「高浜駅」郊外電車(高浜・横河原線)横河原行き乗換え、
「松山市駅」下車
伊予鉄バスをご利用の場合
JR松山駅まで 高浜線「JR松山駅前」下車
松山市駅まで 高浜線「松山市駅」下車
松山空港から
伊予鉄バスをご利用の場合
JR松山駅まで 空港リムジンバス「JR松山駅前」下車
松山市駅まで 空港リムジンバス「松山市駅」下車
地図、アクセスなど、お山に関する各種情報登山道・登山口登山ルートを多数の写真を使って詳細に解説ご感想はこちらのメールフォームからお願いします「お山へ行こう!」のトップページへ
ブログパーツ
inserted by FC2 system