福見寺に至る林道から

  

塩ヶ森から

河原樋山(からびやま)
愛媛県松山市川の郷町/東温市山之内
標高864m
別名・多金ノ森。
▲山頂の三角点
点 名 東山
種別等級 三等三角点
地形図 松山-松山北部
緯 度 33°52′18.3369
経 度 132°52′53.8135
標 高 864.28m
所在地 愛媛県東温市大字山之内字山ノ神谷乙1244番地

河原樋山の名は現代の地図には見られませんが、明治に著された『山之内村地誌』に登場する古い山名です。
“河原樋”は“からび”と読みます。
山のすぐ東にある谷が河原樋谷といい、こちらは現在の地図に載っています。

訪れる人は山林管理者以外、ほとんどいない静かなお山です。
山全体、針葉樹の深い植林に覆われ、水源の森として保護されています。
松山・東温の市境が通る峰に位置します。
明神ヶ森、福見山方面から連なる市境は河原樋山から南へ向きを変え、岩伽羅山をピークに高度を下げ、道後平野へ下ります。

山のすぐ北麓にある今治谷集落は、福見川地区から1時間ほど山道を登った山間の開けた場所にあります。
遙かに高縄山を望む地には現在、民家が1軒だけ残っています。
そこからもう少し登るとアカガシの巨木に逢えます。
根回り8.3m、胸高幹周6.3m、樹高25m、樹齢300年を越えると推定され、松山市の天然記念物に指定されています。
傾斜地さえものともしない根、隆々たる筋肉のような無骨で太い枝振り、それを支える頑丈な幹。
見るものを圧倒する存在感はまさに“山の主”そのもの。
一見の価値あり、です。
また、福見川の新宮神社にも巨木があります。
三本杉と呼ばれる、実際は2株の杉は、胸高幹週は12mと8m、樹高は55mと50m。
樹齢は約360年とも伝えられる、これまた松山市指定天然記念物です。
横にあるお社が小さく見えるほど、息をのむ大きさで、圧倒的な存在感に言葉を失うほどです。
同じく、必見です。

15km 河中
福見川町
今治谷登り口
1.7km
河原樋山

松山市駅

せとうちバス
今治行き

河中

せとうちバス
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