重茂山・無宗天山・高仙山
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農免道路360°ループ部分から

重茂山(じゅうもさん)
愛媛県今治市玉川町與和木/大西町山之内、宮脇
標高約294m
別名:重茂山、重門山、十文字山
※三角点はありません。

重茂トンネル西口から

無宗天山(むしょうでさん・むそうでさん)
愛媛県今治市菊間町佐方、種
標高315m
※三角点はありません。

北麓白岩地区から

高仙山(こうぜさん)
愛媛県今治市菊間町池原、種
標高248m
別名:子瀬山、高畝山
▲山頂の三角点
点 名 子瀬山
種別等級 三等三角点
地形図 広島-今治西部
緯 度 34°1′57″.3676
経 度 132°52′31″.3063
標 高 248.37m
所在地 愛媛県今治市大字種2464番

重茂山無宗天山高仙山は、旧越智郡の菊間、大西地域ではとてもなじみ深い山山です。

「えひめ森林浴88カ所」62番(重茂山)。

高縄山系、高縄山地周縁部の北西部、斎灘に向かって下る菊間丘陵と呼ばれる大起伏山地に位置しています。
一帯は花崗岩類の地質です。
重茂山、無宗天山、高仙山ともに、花崗岩地層からマグマが噴出してできた火山岩類の岩体です。
そのため姿の美しい円錐形をしています。

山山は丘陵から突出しているため、見晴らしが良好です。
地の利を生かすように、伊予豪族・河野氏の城砦が築かれていました。
重茂山、高仙山の城址は史跡指定されています。
いずれの城も天正13年(1585)、秀吉の四国侵攻で落城しました。

重茂山は二つの峰に分かれています。
東の峰には高田左衛門尉通成が居城した重門山城がありました。
西の峰には岡部十郎国道が守る重茂山城がありました。
遊歩道で登れるのは西の峰で、山頂には削平された郭の跡が残り、祠が祀られています。

無宗天山は、城主波頭隼人正が居城した無宗天城が築かれていました。
重茂山に比べると、無宗天神社が祀られた山頂の郭跡は狭いです。
けれど、瀬戸の多島海を見晴らすパノラマは見事です。

高仙山の名が登場する最も古い記録は、「遍照院文書」です。
高仙山城主・得居通敦が明応4年(1495)、遍照院へ寺領を寄進したとあります。
「河野家譜」など多くの資料では、池原通吉・通成を城主と記述しています。
城主を祀った山頂の池原神社もその名の通り、池原氏を祀ったものです。
舗装された車道が山頂直下までアクセスでき、広い駐車場や公園は郭跡を利用したものです。
山頂にある高仙神社の地には創建当時、加茂別雷神社と貴布祢神社が祀られていました。
加茂社は菊間に、貴布祢社は岩谷に遷座します。
後に加茂社と貴布祢社を合祀した高仙神社が建てられました。

いずれのお山も登山道が整備され、アクセスは容易です。
特に無宗天山、高仙山は山頂まで車で訪れることができます。
無宗天山は砂利道ですが、高仙山は舗装路された林道と農道の2ルートが設けられています。
重茂山は県道から山頂まで400mほどの登山道が設けられています。
手軽で登れ、見晴らしが良いため、地元の小中学校の遠足や親子ハイキングの目的地になっています。

菊間
3km 池原 光野 大西山之内
1.7km 500m 1km 5.7km
松尾 1km 1.7km 1.4km
  800m
28km 東山 重茂山
高仙山 1.7km 無宗天山 2.7km
34.2km 玉川町
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