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岩谷山(いわやさん)は、
愛媛県砥部町岩谷・岩谷口にある、標高200mほどのお山です。
別名・古岩屋山・古岩山
※山頂に三角点はありません。

鬱蒼と生い茂る森に包まれた、隠れた岩峰です。

言い伝えでは、中国から帰国した弘法大師が修行の地を探し、四国を訪れた際、先にこの岩谷山に立ち寄り、けれど訳あって久万の岩屋に移ったそうです。
それがこのお山を古岩屋山と呼ぶ由来になったと言われています。
弘法大師が立ち寄ったかどうかは不明ですけど、この岩谷山は、久万の岩屋山と同じ地層、久万層群に属し、規模は小さいながら、同様な礫岩の岩峰を有しています。
屹立する岩壁に開いた大きな岩窟には祠が祀られ、鎖禅定やハシゴで登ったり、ミニ岩屋山といった風情です。
古岩屋山と呼ばれたのもうなづける岩山です。
けれど、木木がおう盛に育ったお山は麓から見る限りはまったく岩山には見えません。
森の中に立ち入り登ってようやく気が付くほど、豊かな広葉樹に包まれています。

南斜面の森の中には大正時代に設けられたミニ四国八十八ヶ所の巡拝路が石仏が立ち並び、輪を描いています。
岩窟には奥の院や、せり出した岩天井をそのまま屋根にした毘沙門堂などが見られます。
その毘沙門堂の岩屋の真上は展望台になっていて、南にある遠ヶ森や水梨山、障子山を眺めることができます。
東側の尾根に立てば、国道33号線の塩ヶ森トンネル手前、近年拡幅された辺りを間近に見られます。
岩尾根の先には、亀裂部分に橋が架けられていたり、低いお山ですけど、面白い山歩きが楽しめます。

岩谷山のすぐ手前には、“岩谷さん”呼ばれるお寺、香石山霊岩寺があります。
こちらの住職が大正時代にミニ四国八十八ヶ所を設けられました。
中庭には「茶碗桜”という古木があります。
薬師堂の中には県指定の文化財、室町時代の作の厨子と須弥壇(江戸初期作)があり、薬師如来像が納められています。

岩屋地区に入る国道沿いには衝上断層という、中央構造線が河原に露頭した珍しい地形を見ることができます。
一帯が国の天然記念物に指定され、周囲は公園になっています。
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