西之川~石鎚登山ロープウェイ~成就社 | |||||||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮ | |||||||||||||||||||||||||||||
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①いきなりですが、
石鎚登山ロープウェイの起点、西之川地区からスタートです。
西之川はいまも昔も表参道の入口です。
マイカー登山だと駐車場のある温泉旅館「京屋」さんに自動的にお世話になります。
スクーターで来たときもしっかり、駐車料金取られました。
車は1日 500円だったけど、スクーターも同じくらい払ったような…
通常なら、京屋さんのアーケードの奥の駐車場に駐めるのですが-
その通路では参拝用品やおみやげを売ってます。
お山開き期間中は参拝者でごった返すし、
バスもマイカーも、いっぱいやってくるので、
奥の駐車場は満杯で置けず、かわって誘導されたのが、
入口を左に直角に入って直進した-
②京橋を渡った対岸の駐車場でした。
あいにくの曇り空。
対岸にそびえてる二ノ岳も見えません。
橋の上から見下ろした加茂川。
車ぐらい大きな岩が点点と。
水の力って凄い。
①京屋さんの真向かいがロープウェイ入口です。
と云ってもまだまだ登らないと行けませんが。
入口側に立つ石鎚登山道の道標。
「←東之川2.8km・西之川0.5km 西条25.8km→
←ロープウェイ0.2km」
③階段の先はS字の坂になってます。
業務用車が上り降りするため、舗装されてます。
道端にはおみやげ屋さんが並んでます。
第2の誘惑ポイントですね(^_^;)
商店に並んで石鎚○○教と名乗る施設があります。
石仏があったり、お賽銭箱があったりしますが、
石鎚神社(西条本社・成就社・山頂社・土小屋社)を中心とした
石鎚本教とは一切関わりがない、別物ですので、ご注意を。
④「石鎚登山ロープウェイ」の「山麓下谷駅」に到着。
ウェーじゃなく、ウェイなのね。
僕らは昼頃着いたので、早朝登った人がもう下山されてました。
誘惑ポイントを振り切って中へ。
バスの団体が来たらすぐにいっぱいになりそうな広さ。
写真左がキップ売り場、右の通路がロープウェイの乗降口。
夏でもコンクリートの床がヒンヤリしてます。
発車は大体、20分おきなので、ちょっと待ちますが、
その待ってる間のなんとも云えないわくわくドキドキ。
遠足に来た子供のような心地です。
季節によって始発・最終が変化するので要チェック。
下山できなくなるぞ!
上記写真は古いので、元旦やスキー期間が異なります。
点検で運休する日もあるので、ホムペで要チェック!!
→ 石鎚登山ロープウェイ
2022年1月現在、料金は写真のと一緒でした。
往復:大人 2000円 子供 1000円
片道:大人 1050円 子供 520円
バスで来られた方は時刻表も要チェック。
この写真も古いので、ホムペで要チェック!!
→ せとうちバス
お山開き中は定時の間に臨時バスが出てるので、
「お知らせ」部分にも注目してね。
⑤さぁ、出発だ!
階段を上がると搬器が待ってました。
お昼の便なのでガラガラでした。
イスはちょっとしかないので、
朝イチのラッシュ時は椅子取りゲーム状態。
僕は景色の見える一番前か後ろに立つのが好きです。
目指す成就は雲の中…。
雲の中(高さ)まで上っていくんだ!
と思えば、またわくわくドキドキ。
⑥定時に出発。
山麓の駅がどんどん、どんどん-
小さくなって行きます、速いです。
下りはさすがに満杯でした。
山頂成就駅は雲の中なので、石鎚登山ロープウエイについて。
三線交走式ゴンドラで、定員は 51人、2輛で運行しています。
距離は 1,814m95cm、標高差は約850m。
勾配はもっともきついところで 36度48分。
そこを秒速 5m(時速に直すと18km)で移動。
所要時間は 7分30秒となっています。
昭和43年(1968)8月1日に開通しましたが、
それまでは険しい山道しかなくて、成就社まで行くのも一苦労。
昔の人は健脚だったので日帰りできた人もいますが、
現代人はどうでしょうねぇ。
便利になった一方で、表参道だった今宮道、黒川道は急速に廃れ、
集落も廃村の道をたどることになりました。
…と云ってる間に、7分半経って-
⑦「山頂成就駅」に到着です!
ドアが開いた途端、涼しい風がさ~っとを頬を撫でます。
曇ってたら肌寒いくらいです。
ホームから階段を登ると-
待合室。
もうお詣り済ませた方が下り便を待ってました。
“いま頃、登ってくる人もいるのね”みたいな視線を感じ、
遅刻してばつが悪い子供のような気持ちで-
表に出ました。
モヤモヤは晴れないのでした。
屋根のある通路を進むと-
⑧広場になってました。
冬ならスキー客がうろちょろしてる辺りです。
まっすぐ、登って行きます。
写真右の山へリフトで上り、尾根を左へ進み、
写真左の鉄塔の立つピークへ向かいます。
そこが成就社のある頂です。
振り返って山頂駅の駅舎を。
山頂駅は日本屋根で自然に配慮した色合いでした。
⑨山頂駅からまっすぐの突き当たりにあるのが、
本山前神時奥之院です。
中から団体さんの読経が漏れ聞こえてました。
合掌。
この看板の示す通り、ここからリフトが出てます。
スキー場のリフトが夏山も運行してるのです。
写真の料金は古くて、2022年1月現在は、
往復券 600円、片道券 350円。
営業時間は 9:00~16:30なので、お忘れなく。
リフトを使わなくても歩いて登れます。
また、昔の登山道「今宮道」は、
ここで合流・分岐してます。
⑩年老いた伯父と二人旅だったので、
さっさとリフトに乗ったのでした。
少し雲が晴れた、と云うか、高くなったおかげで、
成就社がある頂が見えてきました。
リフトの右の明るい緑色の部分はスキー場のゲレンデです。
下から見るとなかなかの斜面で、
直滑降、大回りしたら楽しそう(・∀・)
⑪リフトは一旦、谷へ下ります。
成就への林道の轍の上を通過したら-
あとはぐんぐん上るだけ。
中間駅(冬季のみ)を通過。
ゲレンデを右に見ながら上ります。
スキー場でバイトしてた時、リフトは散々乗ったけど、
いまだに一人乗りのリフトは苦手です。
落ちたって知れた高さに設定してあるのに不安で、
横のポールにしがみついちゃいます(^_^;)
ちなみに下りは-
こんな景色が楽しめます。
下りは高度感・浮遊感がさらに増すので、
ドキドキしっぱなしです。
⑫山頂駅に到着。
ちなみに、この写真は帰りに撮ったので、
伯父の背中の朱印が増えてます。
成就社までまだまだ歩きます。
ちなみに、成就社へ行く反対側には-
⑬標高1414mのピークに展望台があります。
リフト乗り場を見下ろす高さですが-
こんなパノラマが拡がっています。
晴れていれば瀬戸内海から西条平野、二ノ岳、
瓶ヶ森もばっちり見えるのですが、残念。
すんばらしいパノラマはお楽しみにとっておくということで。
ちなみに、ここにはNHKの展望カメラがあり、
ローカル・ニュースの中でたまにこのパノラマが登場します。
⑫さて、成就社へ向けて歩き再開。
最初は下ります。
道はよく踏まれた土の道です。
⑭で、登り。
年寄り泣かせの階段です。
リフト乗り場と成就を結ぶ道は、
この尾根道のほかにもいろいろあるみたいです。
なだらかなところも。
ロープウェイの駅舎の方を遠望。
写真左の緑色の広場は、ピクニック園地。
冬は初心者用ゲレンデ。
この後、神社の裏の狭い路地を抜けます。
荷物専用の索道なんかあったり、急に人の気配が増します。
⑮成就社に到着です!
山上に急に町が出現したような風景の転換にびっくり。
左は白石旅館、右は-
石鎚神社の建物で、窓口がずら~っと並んでます。
これは全国各地から来る石鎚講信者の受付。
自分の支部の窓口に行って入山の手続きをします。
一般の登山者は神門で保護料を支払えばOK。
でも、お山開き中だけで、普段は手続きの必要はありません。
境内の様子です。
境内は石鎚山に向かって左に旅館が軒を連ね、
登山口の神門から右に石鎚神社の社殿が立ち並んでいます。
一度、消失して再建された本殿はまだ真新しく、立派です。
狛犬コレクション、阿だけ。
扁額の文字はイマイチかな。
中にはでっかい天狗さま!
3体の御神体を運んできたお神輿もありました。
本殿の左にある「見返遥拝殿」へ。
石鎚本教は石鎚山そのものも神様。
天気が良ければ石鎚山を真っ正面に拝むことができます。
境内の外れ、登山口になる神門の方へ行くと、
左側に白石旅館があって、食事休憩やおみやげを買えたり。
お山プライスのカレーをいただきました。
山開き中は信者さんの宿泊も多く、靴が玄関を埋め尽くしてました。
そして神門へ。
これが「神門」です。
ここから先は石鎚の神様の領域、ということで、
山開き中は一般登山者は登山保護料 500円が必要です。
この先、石鎚山山頂まで約3.6km。
登り2時間半から3時間、下りは2時間から2時間半かかります。
まず、1kmに渡って下り坂が続く「八丁坂」。
前社ヶ森(試しの鎖74mもあり)まで1時間。
夜明し峠、一の鎖、二の鎖、三の鎖があって、弥山山頂です。
日帰りの方はロープウェイの最終に乗り遅れないようにね。
ひとりごと | ||
以前、ふらっと、神門の先の八丁坂まで行ったことがあります。 その次に成就社を訪れたのは上の写真を撮ったときです。 ちなみに、京屋さんは温泉旅館で、白濁したお湯が自慢の宿です。 伯父は京屋前の売店で、まわりの信者さんが着てるような白いはっぴを購入。 石鎚ロープウェイの山麓駅へ行く途中の坂道には売店の他、怪しい宗教団体の施設も点在しています。 伯父のおごりで乗ったロープウェイはガラガラ。 ちなみに、標高差850mを一気に稼げるロープウェイに乗らず、西之川から成就社まで歩いて登ったら、2時間15分はかかります。 昔の人は、西之川よりずっと手前の河口地区から今宮道を登っていました。 山頂駅に着いてリフト乗り場まで歩いてた時でした。 お山開き中は、登山道で高齢な方ともよくすれ違います。 一方、ウチの伯父はリフトを降りた後の尾根道ですでにヘロヘロ。 超人的な伝説だらけの役の行者(役小角)が1300年あまりの昔に石鎚山を開山しました。 しかし、明治22年(1889)、火災で焼失。 成就社の境内には白石、玉屋、日の出の3軒の旅館があります。 伯父ははっぴに朱印を押してもらいに行き、僕はあっちこっちを撮影。 次の年も伯父は行きたがったけど、あきらかに体力が落ちてたので連れて行けませんでした。 |
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